所用で出かけた先で、喫茶店に入った。
ふと隣の席を見ると、男性が一人コーヒーを飲んでいる。
その横顔にかつての恋人の面影を重ねて、鼓動が高鳴った。
彼もコーヒーが大好きで、一日に何杯も飲んでいた。
「そんなに飲んだら胃が悪くなるわよ」というわたしの声に耳を貸さず。
彼の影響でコーヒーを飲むようになったわたしのほうが、胃の調子を悪くした。
わたしの心変わり . . . 本文を読む
群馬県館林市にある茂林寺(もりんじ)は、1426年に開山された曹洞宗の名刹である。
埼玉県北部出身のQPさんは小学生の頃、このお寺へ遠足に行ったという。群馬県といっても館林市は埼玉県北部から近く、Bear Valley市からも車で40分ほどだ。今回はQPさんとおとなの遠足を楽しむことにした。
茂林寺はおとぎ話の「ぶんぶく茶釜」のお寺として知られていて、総門から山門に続く参道には21体の信楽焼の . . . 本文を読む
ある人に「面白そうなところがあるよ」と教えてもらい、角川武蔵野ミュージアムを訪れてみた。武蔵野線の東所沢駅から徒歩約10分。公式サイトのリンクは↓。
角川武蔵野ミュージアム
アート・博物・本の複合文化ミュージアム 角川武蔵野ミュージアム
角川武蔵野ミュージアム
独特なデザインの建物だ。目にした瞬間、安楽宙斗くんにクライミングしてほしいと思った 笑。
5階建てのミュージアムには様 . . . 本文を読む
ブログでいろいろな人の旅行記を読んでいると、むかしの旅を思い出す。初めての海外旅行は韓国、次は台湾。そしてアメリカ大陸やヨーロッパへと、どんどん遠くへ行くうちに、やっぱりアジアがいいなあと思って東南アジアやインドを旅した。
なぜアジアなのか。理由はたくさんある。1.日本から比較的近く、気軽に飛んでいける。2.食べ物が美味しく、口に合うものが多 . . . 本文を読む
10年前、わたしは母国に妻子のいる留学生と道ならぬ恋をしていた。
ある満月の夜、わたしは妖しく光る月を指差して言った。「見て、なんてきれいな満月でしょう。」
すると彼は、「月を指差すと耳が切り取られてしまうよ」と言って、わたしのひとさし指を彼の手でそっと包んで下ろした。彼の国ではそのような言い伝えがあるのだという。
わたしが勤務する大学の博士課程に籍を置く彼は、頭脳明晰、人柄も良く、スポ . . . 本文を読む
埼玉県小川町にまつわる思い出。
それは、遠い遠いむかしに遡る。
大学時代、わたしは同じ部(体育会)の人と付き合っていた。彼は苦学生で、わたしもそれほど経済的に余裕がなく、デートといえば大学(都内)の近くが多かった。四谷、代々木、新宿、渋谷、たまに気取って銀座(笑)。
それがある日、郊外へ足を延ばしてみたいね、田園風景を見たいね、なんて話になり、2人とも行ったことのない小川町に決まったのだ。
. . . 本文を読む
共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領がテレビ討論会を行ったその夜、テイラー・スウィフトが自身のインスタグラムでハリス支持を表明し、それが大きな話題となっている。
彼女のインスタ投稿は一般公開されているので、是非お読みいただきたい。その中でわたしが紹介したいと思った部分を要約してみた。
テイラーは、自分がトランプ支持を表明しているという偽の投稿(AIによる)がトランプのサイトにあ . . . 本文を読む
QPさんの(マジカル)ミステリーツアー企画第二弾は、目指せ和銅遺跡と再び登谷山で植物観察の旅。
昼食は長瀞名物の豚味噌丼。文句なく美味しい!
和銅遺跡は今年5月に訪れた美の山公園(↓は美の山公園展望台からの眺め)の近くにある。
まずは、聖(ひじり)神社を参拝する。708年に(秩父市)黒谷で発見された和銅(自然銅)が朝廷に献上され、それを喜んだ元明天皇は年号を和銅と改め、貨幣 . . . 本文を読む
越生町の龍穏寺で篆書(てんしょ)文字を目にして以来、その魅力にとりつかれてしまった。漢字のようで漢字ではないような、象形文字的な雰囲気がたまらない。何と読むのか調べるのは、暗号解読のような面白さがある。
↓は龍穏寺の山門の扁額で、ネットで調べたところ右から左へ「長昌山」と読むと分かった。
こちらは大中寺(栃木市)の山門の扁額。
何と読むか自分なりに調べたが分からず(一番左の「席 . . . 本文を読む
残暑厳しい9月の週末、東京と千葉へ一泊二日の小旅行に出かけた。
まずは、前から楽しみにしていた東京ステーションギャラリーの展示会「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」へ。ファンタジックなようでちょっと不気味さもある独特の絵が印象的。土曜日ということもあって、大勢の人が見に来ていた。
それから、東京で猫と暮らす娘のところへ遊びに行く。この猫が本当に、本当に、本当に、可愛い!!!ラグ . . . 本文を読む