すでに、街中ではクリスマスの飾りつけが始まっています。
クリスマスの時期は嫌いです。
美容師をはじめて、25年。いつも仕事をしていました。その時期。クリスマスの日も。
当時、東京、渋谷の美容室に勤めていました。
公園通り、センター街を、夜の11時頃に帰宅する際に通ると異常なまでの人々のテンション。
三角帽子をかぶった、オジサンたちが酔っ払って浮かれている。
カップルが楽しそうにはしゃいでいる。
電車に乗れば酒臭い。
若い私には辛いものでした。
いまだに、クリスマスソングを聞くと、またこの時期か~と思い、早く年越せ!と思います。
極めつけは、その当時。クリスマスの日、12月25日、仕事が終わりさあ帰ろうかと思った時に、後輩が。。
「先輩、ヘアカットのモデルになってください!」
はははっ。。。今日? なんで今日なの?。。。
どちらにせよ、しょうがないと思い。。
「今、何の練習してんの?」
「角刈りです。スポーツ刈りです。」
今、俺の髪けっこう長いじゃん。それを角刈りにしたいなんて中々シャレが利いてるなと思いながらも
「明日、試験なんです。お願いします。」
あー、シャレじゃないのね。
俺もこうやって先輩には迷惑かけたから、しょうがないと思い、小学生以来のスポーツ刈りになりました。
けど、まだ、練習中だからトラ刈りになっちゃいました。
これじゃあ明日の試験落ちちゃうよ~。もっとウイッグで練習しないとね~といいながら、帰ろうと思い、外に出た瞬間。
寒い!冷たい!頭が!めちゃくちゃ!
髪の毛って暖かいんだって初めて気がつきました。
裸で歩いているみたいに頭が寒いのです。
思わず、渋谷の公園通りで、立ち止まって両手で、頭を覆ってしまいました。
街中はクリスマスソング。
人は浮かれている。
カップルは楽しそう。
それに比べて、俺の頭は寒い。連動して、当然、心も寒い。
その時のことをいまだに思い出すんですから、相当何か思うことがあったのでしょう。
22歳の冬の出来事でした。
<Photo> 無題
クリスマスの時期は嫌いです。
美容師をはじめて、25年。いつも仕事をしていました。その時期。クリスマスの日も。
当時、東京、渋谷の美容室に勤めていました。
公園通り、センター街を、夜の11時頃に帰宅する際に通ると異常なまでの人々のテンション。
三角帽子をかぶった、オジサンたちが酔っ払って浮かれている。
カップルが楽しそうにはしゃいでいる。
電車に乗れば酒臭い。
若い私には辛いものでした。
いまだに、クリスマスソングを聞くと、またこの時期か~と思い、早く年越せ!と思います。
極めつけは、その当時。クリスマスの日、12月25日、仕事が終わりさあ帰ろうかと思った時に、後輩が。。
「先輩、ヘアカットのモデルになってください!」
はははっ。。。今日? なんで今日なの?。。。
どちらにせよ、しょうがないと思い。。
「今、何の練習してんの?」
「角刈りです。スポーツ刈りです。」
今、俺の髪けっこう長いじゃん。それを角刈りにしたいなんて中々シャレが利いてるなと思いながらも
「明日、試験なんです。お願いします。」
あー、シャレじゃないのね。
俺もこうやって先輩には迷惑かけたから、しょうがないと思い、小学生以来のスポーツ刈りになりました。
けど、まだ、練習中だからトラ刈りになっちゃいました。
これじゃあ明日の試験落ちちゃうよ~。もっとウイッグで練習しないとね~といいながら、帰ろうと思い、外に出た瞬間。
寒い!冷たい!頭が!めちゃくちゃ!
髪の毛って暖かいんだって初めて気がつきました。
裸で歩いているみたいに頭が寒いのです。
思わず、渋谷の公園通りで、立ち止まって両手で、頭を覆ってしまいました。
街中はクリスマスソング。
人は浮かれている。
カップルは楽しそう。
それに比べて、俺の頭は寒い。連動して、当然、心も寒い。
その時のことをいまだに思い出すんですから、相当何か思うことがあったのでしょう。
22歳の冬の出来事でした。
<Photo> 無題