野口先生の人生の味わい方と、ティクナット・ハン氏のプラムヴィレッジでの暮らしを見ると、似ていることが多いように思います。七夕やお月見の行事が、整体や瞑想につながっていたり、それらが自己洞察ににつながっていたりします。整体協会の七夕祭りでは「願い事のかなえ方」なる、願い事を潜在意識に入るようにしますし、プラムビレッジ(香港でのマインドフルティーチャーズカンファレンスに昨夏に出席し、ハップカム氏にお世話になりました)での歌う瞑想なんかは、瞑想に通じて自己洞察から他者への慈愛に繋がりますね。先日、10日で100時間ヴィパッサナー冥想する京都のヴィパッサナー冥想センターに行きましたが、その最後のあたりのヴィパッサナーの技法で出てきたのが、「野口整体でいう、背骨行気」そのものだったのには驚きました。野口先生くらいの方ですから、ブッダが何を考えどのような実践をしたのかは、全て検証済みで、今の整体協会での次戦法を作り上げられたのを想像すると、もっともなことですが。上記を合わせて、生活と仏教冥想として考えると、大乗仏教の教義や儀式の流れの中に、苦を楽に転じる技法としての、上座部の瞑想技法を入れる方に、共感します。また、まず先にsati(気づき)を入れて、人生や生きること(今ここが幸せ)の共感を作ってから、その流れで、アナパナ→ヴィパッサナー→歩く・食べるなどの瞑想の日常化への導入、と進んでいくのが現代社会では在家でのやり方としては、いいように感じます。また、歌う瞑想など、日常に取り入れていけばさらにいいのですが。アバロキテシュバラの詠唱くらい毎日、読経と共にしてみましょう。
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