丹波の村寺 浄土真宗 竹内山 真證寺

京都府亀岡市曽我部町にある真宗寺院。
アクセス 亀岡駅から学園大行きバス10分、南条局前下車、徒歩3分。

大乗仏教の円環を閉じる

2016-12-07 13:31:57 | 日記
ハンは「大乗仏教の円環を閉じるために、自らを癒す技法を持つべき」言っていると、訳者の池田久代先生から伺いました。これが、大乗仏教の中に、修行はあるが、八正道に基く苦の取り除き楽の種のに変換する具体的なものがないということです。その具体的対応策にアナパナ(集中力を高める瞑想)とヴィパッサナ(観察瞑想)を取り入れている所以かと思います。ただ、気づき(サティ・私は覚り#1と言ってます)を先に感じてから行うことによって、プラムビレッジのような暖かさや楽しさに気づくことによって、人生の美しさを認識することによって、「自力で修行し・悟るんだ!」と言った力みが取れ、苦行(未来に向かって頑張る)でなく・楽しんで「今やる」実践になるんですね。また、サティを最初に入れるのは、他の上座部にはあまり例がないかと思います。ここが大乗仏教の特徴ですね。    <『覚」と「悟」はどっちも必要なんですね。悟は知ること、覚は目覚めること。気づかずに生きていることの多い私です。目覚めれば、世界は輝いていたのです。#寺訓より>と気づいて、40年になりますが、ハンのおっしゃる論理と技法が今になって、繋がりました。) しかし、実践するには、やっぱり相当な状況や期間の修行(訓練)がないと、体得することは大変でしょう。アナパナ(呼吸観察)で育てた集中力でもって、ヴィパッサナでも体の感覚を見るのです。平静な冷徹な気持ちで、観察するだけ・身体中を観察できるまで!(日常生活のマインドフルネスな気づきも大切に、致しましょう)

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