「１０３万円の壁」の思惑は。

「１０３万円の壁」や７兆８０００億円の減収
の議論をよくよく聞いてると、
パート労働者や配偶者控除の話ではなく、日本
全ての労働者５３００万人の所得減税の話じゃ
ないの。こりゃ大ごとなわけです。決着する？
５３００万人の「手取りを増やす」なのね。

パート労働者は　１３００万人
本人からの税金の減収は１２００億円。
配偶者からの税金の減収は４５６０億円。
合算しても７兆８０００億円と一桁違いますよ。

今後１０３万円を超える人からは元々税収０円
ですから減収はありません。社会保険も別枠と
して試算してみると、

【パート労働者からの減収】
パート１３００万人の内、すでに１０３万円
以上の人は２５％の３２５万人。
全員が１７８万円まで働いているとすると、

基礎控除額７５万円アップ分。
税率５％で一人当たり３万７５００円の減収。
３２５万人からの減収は１２００億円

【世帯主となる配偶者からの減収】
パート１３００万人の内、女性は７０％で、９
１０万人。すでに１０３万円以上の人は男女同
比率で２５％とすると２２８万人。
基礎控除額７５万円アップ分。
累進性の特別配偶者控除額の差を一律２０万円
とすると２２８万人からの減収は４５６０億円

【正規労働者からの減収】
４０００万人の正規労働者の基礎控除額も７５
万円アップになると
税率２０％で一人当たり１５万円の減収。
４０００万人からの減収は６兆円。

７兆８０００億円の内訳のほとんどがこの数字
なんじゃないですか。

【各党の姿勢】
国民民主は所得減税。
他の野党は消費税減税と手当て、補助金のバラ
マキ。
日本衰退からの脱出の具体的戦略はあるのかな。

自民党は「もりかけ」「桜」「統一教会」「裏金」
と隠蔽体質の増大が止まりません。
特に「統一教会」問題は、宗教というよりも先
鋭化した反日組織なのに何故自民党右派の人達、
安倍派は擦り寄ったのか、謎のままです。愛国
者のすることじゃあないよ。