街並みの皮肉

なんとも皮肉な話だなあと思うんです。
道路で足元をみれば日本はゴミがなくとても綺麗。
ちょっと、引いて遠景でみたら、電柱と電線だら
け、とてもとても「街並み」だなんて見えません。

欧米諸国は電柱も電線もなく、美しい街並みです。
しかし、足元はゴミだらけだったり。

結局どっちが美しいの？、引き分け？



あらゆる公共物にも同じことが言えるような。
欧米のバスは４０年前から旅客機の内装のように
ビスは見えません。日本は未だに地下鉄車両もネ
ジ頭だらけ。
電車のホームだってホテルラウンジの様とは言い
ませんがかっこいい。新幹線のホームは電気配線
が柱、天井に露出、張り巡らされていて古い工場
の様です。近代的外装の車両とめちゃ、ちぐはぐ。
切符販売機もまるで建設作業車の操作パネル。

電車のホームはロケット打ち上げ台と同じ感覚？
そんなホームから旅に出る日本、悲しいですね。

利便性のためには無粋な設備や機械はあっても
仕方がないと考えているから？。

初めてヨーロッパに行った時に、古い建物により
も公共の場のそんな無粋な設備や機械にまで知恵
とコストをかけていることに驚きました。粋なも
のへと変えている事にすごいゆとりと伝統を守る、
文化を感じました。
日本もやがて追いつけるかなあなんて思いました。

自動車がいい例ですね。ゴージャスな馬車にとっ
て代わって自動車になったけど、本来、機械の塊
なのに新しいかっこいいにしてしまいましたよ。

４０年が経ちました。日本は変わりませんね。
きっと近代の定義が違ったんですよ。経済性と品
質管理、利便性と安全性、清潔感だけだったんで
すよ。かつては日本にそっくりで公共物は無粋な
ものだらけだった韓国も今は違うっぽい。中国も
欧米先進国を見習ってるような。又々、東洋で最
初に自力で近代化した日本、今やガラパゴス。


良くも悪くも欧米は貴族文化が根付いているよう
に感じます。
日本は？。専門家や学者がコストや安全性を科学
と数字で研究し、大量生産ローコストで人民に提
供する。ん？　社会主義じゃん。　学術会議は？

無駄かもしれないけど、もう一つ大事なことが抜
け落ちているような！！

大変なコロナ禍。だからこそ、日本が変わってい
くきっかけになってほしいな。