上海帰りのリルです。

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シャンハイ・ムーン

2014-10-28 19:38:00 | 上海の思い出
私が「リル」と呼ばれる由来の、上海に行ったのは、もう10年も前のこと…

リルのマイ・シンボルアートを『青い街』で作ってもらうときに、いろいろ思い出したので、思い出したことを書いておこうと思います。

まず、思い出すのは月ね。お月さま。

上海に行ったのは9月の初めだったから、「中秋節(日本語でいうお月見の行事にあたる)がもうすぐ~」って盛り上がってる季節でした。

日本の盛り上がり方と違うのよ。

街のお菓子屋さんには、月餅がいっぱい並べられ…お世話になってる人へお中元やお歳暮のように贈り贈られ……日本では一年中買える月餅は、その名のとおりお月見のときに食べるものだと初めて知りました。

中国の中秋節は、ヨーロッパのクリスマスみたいに、家族みんなが集まって食事する大切な行事だっていうことも、私は、上海に行って初めて知りました。

中秋節当日の晩は、外国語学部の学部長が、私たちを食事に招待してくれました。

学部長の挨拶がすてきでした。
「今日、中秋節は、中国では、家族みんなで月を見ながら食事をする日です。みなさんは、家族と離れて私たちのためにこの地へ来てくれました。私は、みなさんの上海滞在中は、みなさんと一緒に大きな家族でいたいと思います。今日は、家族一緒の食事のつもりで楽しんでください」

ね いいでしょう?
そして、月餅は、一人て一つ食べるんじゃなくて、切り分けて食べるものなんですよ。いろんな種類のを少しずつ食べられる

それはね、「分け合う」ことに意味がある。

楽しいことを分け合ったら、心がウキウキする

苦しいことを分け合ったら、心が軽くなる

そして、月を見て思い出すのは、

離れている家族

離れている友だち

今ごろ、同じ月を見てるかな~って、思う。

私、今でも、お月さまのきれいな日には、上海を思い出します。


『青い街』のアーティスト・カズキさんは、「リル」のマイ・シンボルアートの真ん中には、月を入れてくれました。



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