ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

ジダン 最後のベルナベウ [マドリード-ビジャレアル 3-3 リーガ37節 ]

2006年05月09日 | 欧州2010-2003
スタジアムは、いつもとかなり違う雰囲気だった。
6位内に入る可能性がすでにないからというのもあったろうが、ビジャレアルは、ジダン引退を惜しむサポータに対し、少し遠慮するかのようにゲームに入っていった。
決して手抜きしていたわけではないが、しかし、ガツガツと激しくはいかなかった。
これに対してマドリードは、かつての姿を髣髴させるような早いバス回しを見せるなど、なかなか素晴らしい立ち上がりだった。
そしてジダンが何度かいい演出をして、先制した。
しかし時間とともに、マドリードは、いつもの姿に戻っていった。
いまやビジャレアルが実力的に上かもしれない。
そう思えるようなすばらしい攻撃を展開して追いつき、そして逆転した。
それでも最後に、マドリードは追いついた。
サッカーの神様が、ジダンに敬意を払ったのだろう。

しかし、やはり、ジダンは引退するしかない。
ジダンはジダンだ。今シーズのような惨めなマドリードの中で、プレーしてはいけない。
悲しいけれど、そういう思いが残った。

[リーガ37節  マドリード-ビジャレアル 3-3]