ヒディング なんと恐ろしい男！

ギリシャを破った今朝のニュースを読むと、オーストラリアのムードが伝わってくる。
ヒディングは一気にアクセルを踏んで、選手たちを本気モードにしたようだ。
朝日新聞に韓国の 柳想鉄や 協会の李容秀がヒディングについて語った、恐ろしい記事が出ていた。

李容秀 曰く。

「…長所はベンチワークだ。序盤で試合の流れを読み、相手の弱点をつかむ。ハーフタイムの指示も正確だ。大舞台の経験からなのか、とてつもない能力だ。・・・」

流れを読んだり、相手の弱点を読んで、的確に指示をする。
当たり前だが、まともな監督が、きちんとやるべきことだ。
そしてジーコが、まったくやれないこと。

「・・・速いプレスが前提だが、ポルトガルは個人技に秀でたチームなので徹底的にマンマーク（１対１）で対応した。フィーゴには宋鍾国を当てるというように。ポーランドならクロスの出どころをおさえた。それが成功したといえる。・・・」

こういう戦術を考える能力が、ジーコにはまったくない。
自分になければスタッフを補強するなどの対策を考える、というならまだしも、しない。
金儲けのために、スタッフは身内で固める。
優秀なコーチを呼べば、自分が解任されるリスクが生まれることを、よく知ってるからでもある。
だからスタッフは無能の集団だ。

「・・・精神的にタフな選手を好み、選手自身で考えさせるように持っていくのもうまい。たとえば紅白戦で１―０という課題を与え、リードしてる側、されている側が次の３分間でどう動いたらいいのかを判断させる力を育てた。・・・」

なんと！　うらやましい。どうしてヒディングを呼ばなかったのだ。

柳想鉄曰く。

「・・・ヒディンク監督の欠点は思い浮かばない。今回、豪州を率いた時間が少ないが、マイナス要因にはならないだろう。相手を分析する能力が高いからだ。日本が警戒すべきは「相当に分析されている」ということだ。・・・」

ここまでくると、絶望的な気分になる。恐ろしい。

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豪州、欧州王者ギリシャに快勝…主力いなくても脅威の決定力
【メルボルン（豪州）２５日】＜２００６年０５月２６日 サンスポ＞

・・・・ 「信じられないよ。本当、最高の気分。サポーターの声援がすごくて楽しめた」。代表４５戦目の３０歳のベテランが目を丸くした。ＦＷキューウェル、アロイージ、ＭＦケイヒル、ＧＫシュウォーツァーと主力４人を欠いた一戦。システム４－５－１の指令塔に入った“代役”が試合を決めたことが底力を物語った・・・
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