ラシンは悪くないのだが、集中力を90分維持し続けることができない。
セルヒオラモスの先制ヘッドが決まったのが、まさにその場面だった。4、5人ゴール前にいながら、フリーにしていた。
つまり、ツイていたわけだ。
しかし、レジェスの2点目、ディアラの3点目は、なかなかよかった。 攻守の切り替えが早いから、ああいう得点シーンが生まれる。
ところが、カンナバーロを休ませるためにベンチに下げ、サルガドに出番を与えたところからおかしくなった。
サルガドのせいではないのだが、セルヒオラモスがセンタバックに回ると、急に不安定になってしまった。
不用意なクリアーミスであわや失点という場面があった。 あそこを決められていたら、ムードは一変したろう。
やはりセルヒオラモスはまだまだだ。
おまけにそこからグデイは一発退場になり、次節のバレンシア戦にでられないことになった。さらに終盤、何枚もイエローカードをもらってしまうなど、会心のゲームとはいいがたい結果となった。
[Rマドリード-ラシン 3-1 リーガ第11節]