この毎日の記者はよく見ている。
「28日の紅白戦では控え組に展開力のある選手が多く、中盤でボールを回された」
ニッカンゲンダイの記者も、「中盤を圧倒された」と書いていた。
圧倒したメンバーとは誰か?
J日本人得点王の巻、グルノーブルで使われている大黒、レッズのリーダー小野、同じく鹿島を引っ張る満男、終盤になって監督からまたチャンスをもらっていた稲本。
圧倒されたメンバーとは誰か?
怪我で練習すらしていなかった柳沢、ハンブルガーでは第4FWで平均プレー時間が10分程度しかない高原、アラーダイスに信用されずベンチに入ることもままならないナカタ。右足で蹴れないことを世界中に知られているサントス。
こんな連中にたよるのか?
こういう連中に先発の権利を与えるのは不合理だ。
控え組の選手達は不満だろう。納得できないだろう。
これでは、チーム全体のモチベーションは上がらない。
それと、記事後半の部分を読むと、ジーコも兄ちゃんのエドウーも、選手達が話し合っているのを、黙って見ていたことがわかる。
こんな代表チームがあるのか?
こういう異常な状況を、記者くんたちは、もっと大きく書かないといかんよ。
はっきり批判しないと。デスクから怒られても。
そういうことが、日本代表を強くする風土を生むんだから。
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<サッカー日本代表>紅白戦 最終ラインで意見に相違
2006年5月29日(月) 10時38分 毎日新聞
W杯を目前にして、日本代表が懸命に答えを探し求めている。テーマは「ボールを奪う位置」だ。自陣に下がってもしっかりと11人のブロックを作って奪いたい守備陣と、より相手ゴールに近い位置で奪って果敢に攻めにつなげたい攻撃陣の意見に隔たりがある。
28日の紅白戦では控え組に展開力のある選手が多く、中盤でボールを回された。W杯でも想定できる場面だ。すると、DFラインは裏のスペースを突かれることを警戒して自陣まで下がった。ジーコ・ジャパンは、11人がコンパクトに守ることが約束である。おのずと、チーム全体が自陣に引かざるを得ない。こうなると、ゴール前で相手をはね返すことはできても、攻めるには相手ゴールが遠い。
この状況が続き、中田英(ボルトン)が試合を止め、宮本(ガ大阪)、福西(磐田)らと話し合う場面があった。中村(セルティック)は「ヒデさん(中田英)としては『最終ラインを下げすぎだ』という意見だった」と解説する。攻撃陣は最終ラインを押し上げて、ボールを相手ゴールに近い位置で奪取して、攻撃を仕掛けたいと感じる。得点を奪えなければ試合には勝てないという考えだ。
一方、宮本は「各国の親善試合を見ても、最終ラインを高い位置まで押し上げているところは少ない」とリスク管理を重んじる。福西は「それぞれの意見は違うが、まとまりある決断をしなければならない」と話す。
ジーコ監督が「勝負は5月」と繰り返したように、海外組もそろった合宿は今年に入って、これが2度目。短期間で急ピッチに仕上げなければならない。話し合いは決して対立ではなく、W杯で強豪に立ち向かうために必要なプロセスである。【小坂大】
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「28日の紅白戦では控え組に展開力のある選手が多く、中盤でボールを回された」
ニッカンゲンダイの記者も、「中盤を圧倒された」と書いていた。
圧倒したメンバーとは誰か?
J日本人得点王の巻、グルノーブルで使われている大黒、レッズのリーダー小野、同じく鹿島を引っ張る満男、終盤になって監督からまたチャンスをもらっていた稲本。
圧倒されたメンバーとは誰か?
怪我で練習すらしていなかった柳沢、ハンブルガーでは第4FWで平均プレー時間が10分程度しかない高原、アラーダイスに信用されずベンチに入ることもままならないナカタ。右足で蹴れないことを世界中に知られているサントス。
こんな連中にたよるのか?
こういう連中に先発の権利を与えるのは不合理だ。
控え組の選手達は不満だろう。納得できないだろう。
これでは、チーム全体のモチベーションは上がらない。
それと、記事後半の部分を読むと、ジーコも兄ちゃんのエドウーも、選手達が話し合っているのを、黙って見ていたことがわかる。
こんな代表チームがあるのか?
こういう異常な状況を、記者くんたちは、もっと大きく書かないといかんよ。
はっきり批判しないと。デスクから怒られても。
そういうことが、日本代表を強くする風土を生むんだから。
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<サッカー日本代表>紅白戦 最終ラインで意見に相違
2006年5月29日(月) 10時38分 毎日新聞
W杯を目前にして、日本代表が懸命に答えを探し求めている。テーマは「ボールを奪う位置」だ。自陣に下がってもしっかりと11人のブロックを作って奪いたい守備陣と、より相手ゴールに近い位置で奪って果敢に攻めにつなげたい攻撃陣の意見に隔たりがある。
28日の紅白戦では控え組に展開力のある選手が多く、中盤でボールを回された。W杯でも想定できる場面だ。すると、DFラインは裏のスペースを突かれることを警戒して自陣まで下がった。ジーコ・ジャパンは、11人がコンパクトに守ることが約束である。おのずと、チーム全体が自陣に引かざるを得ない。こうなると、ゴール前で相手をはね返すことはできても、攻めるには相手ゴールが遠い。
この状況が続き、中田英(ボルトン)が試合を止め、宮本(ガ大阪)、福西(磐田)らと話し合う場面があった。中村(セルティック)は「ヒデさん(中田英)としては『最終ラインを下げすぎだ』という意見だった」と解説する。攻撃陣は最終ラインを押し上げて、ボールを相手ゴールに近い位置で奪取して、攻撃を仕掛けたいと感じる。得点を奪えなければ試合には勝てないという考えだ。
一方、宮本は「各国の親善試合を見ても、最終ラインを高い位置まで押し上げているところは少ない」とリスク管理を重んじる。福西は「それぞれの意見は違うが、まとまりある決断をしなければならない」と話す。
ジーコ監督が「勝負は5月」と繰り返したように、海外組もそろった合宿は今年に入って、これが2度目。短期間で急ピッチに仕上げなければならない。話し合いは決して対立ではなく、W杯で強豪に立ち向かうために必要なプロセスである。【小坂大】
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