志穂 つぶやかないで、いってみよう。

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パントマイム発表会と『テーマ』という概念(12/19(木))

2008-12-30 10:25:27 | Weblog
思い出し日記(12/19(木))

集団田中のエディーさんが講師を勤めるパントマイム教室の
生徒さんたちの発表会に行ってきました。

日時:2008年12月19日
場所:渋谷東急BE(渋谷東急プラザ)

夫も一緒に行ったんですが、夫が
 「仕事終わったら直行するから東急プラザの前で」
と言うので、そこで待ち合わせ予定。

私は家からバスで渋谷へ。
うちの目の前のバス停を、渋谷方面へ行くバスが停まります。
渋谷までの直行便は1時間に1本ほどですが、
途中、梅が丘で1回乗り継ぎしても、30分くらいで渋谷に到着。
渋谷に出るのに便利なので、よく使ってます。

しかも、この路線の、渋谷のバス停は東急プラザの目の前!
便利なことこの上なしです(笑)

一応、時間に余裕を持って家を出ました。
順調に梅が丘まで行き、渋谷行きのバスに乗り換えて渋谷へ。
道も混んでなくて順調だったんですが…道玄坂が思いっきり渋滞

松見坂上の辺りから、アチコチの路線のバスが合流して、
道玄坂上の辺りで殆どの路線が合流します。
なので、道玄坂上から渋谷まで、バス停1つ分なのに、すごい渋滞

間に合うか~?!と思ったら、思ったよりも早く到着。
夫の方がギリギリになりそうだったので、先に東急BEに行くことに。

エレベーターに乗ろうとしたら、エディーさんと遭遇!
教室の場所を教えてもらい、教室の前でウロウロしてたら、夫も来ました。

生徒さんは5人。
男性3人、女性2人、年齢層も幅広いです。

まず、エディー先生が
 「まず、観やすくなるように、掃除しましょうね~
と言いつつ、窓拭きマイムを!!
(窓拭きマイム → 片手にハンディモップ持って、窓を拭くマイム)

さすが先生!完璧すぎっ!な窓拭きマイムです。

でも、生徒さんにとっては、自分の作品を発表する前に
先生に窓拭きマイムされたら、胃が「ずし~ん」と重くなりそうですね

生徒さん2人の作品が終わったところで、先生が作品を1つ披露。
その次にやる生徒さん、より一層、胃が「ずし~ん」って感じですよね。。。

生徒さんの作品は、ストーリーに沿って音楽を使ったものです。
生徒さんそれぞれが、自分の「好きなこと」を題材にして
ストーリーを作って、音楽をつけてマイムをしているとのことでした。
生徒さんみんなが、本当にすごく楽しそうでした

パントマイムっていうと、壁のマイムだったり、
窓拭きマイムだったり、そういうのをやるのかと思ってましたが、
色々あるんですね。
(って、そんなことを知ったのは、今月の初めに
『集団田中』を観に行った時からなんですけど)

やっぱり「自分の好きなこと」を題材にして、
ストーリーを作って、作品を作っていく、っていうのは、
楽しいですよね、絶対。

その辺は、私の「服作り」と似てるなあ、と思います。
部屋着や扱いにくい素材、コートなどの大物以外は、
つくることが多いんですが、
 「必要だから作る服」

 「好きだから、作りたいから、作った服」
に分かれます。

前者のほうはオーソドックスなものが多いんですが、
後者は自分の中で服に対するテーマがあったり、
本や映画、歌の歌詞に影響を受けたテーマだったり、
何かからインスパイアされたりして作るものです。

例えば、今年の夏に「舞台版 フラガール」を観に行ったんですが
「フラガール観に行くなら、フラのパウスカートみたいなイメージの
服がいいな~♪」
と言って作ったのが、アロハ柄っぽいワンピースだったり。
(アロハ柄ワンピースなんか、その後着る機会が無くてそのままになってます)

あと、結果的には観にかれなかったんですが、
ロンドンのアパートの一室を舞台にした、しっとり系の芝居に行く予定で、
シックな感じだけど、ちょっといじれば遊べるかな?
みたいな服を作ってみたり。
(こっちは、ヘビロテで着倒してます)

歌詞だとTM Netwrokのデビュー曲「金曜日のライオン」に
 ♪麻のドレス着て♪
って言葉が出てきて、歌の中に出てくる女性をイメージして
麻のドレス作ってみたり。
(麻も種類がたくさんあるので)

あと、木根尚登の歌に
 「20歳になったキミは 黒いドレスが良く似合って」
みたいな歌詞が出てきて
 「黒いドレス」
がどんなものか、考えてみたり。
「黒」っていっても色んなトーンがありますし、
「黒のドレス」になると、フォーマルからパーティードレスまで
色々ありますから、この歌に合うドレスって何だろう…?とか。

話がだいぶズレちゃいましたけど(スミマセン)
パントマイムでもダンスでも、服でも絵でも陶芸でも何でも…
何か、自分の中で「これ、いいかも!」ってイメージが出来てて、
 「それをテーマにして何かを創りあげる」
っていう作業は、楽しいですよ、絶対

って、私はそんなことばっかりやってるから、
 「生地が増えすぎた~処分じゃ、処分っ!!」
ってなっちゃうんですけど

発表会を通して、何も無いところからイメージして
創りあげていくというのは、どういうことなんだろう?
と、改めて考えさせられました。

ところで…発表会の後に、一番最初に作品を発表した
年配の男性(60歳すぎ、とのことでした)に、
小さなブーケを差し上げました。

実はこのミニブーケ、エディー先生に差し上げようと思って
持って行ったのですが、発表会を観ているうちに、
 「あ~今日の主役は、生徒さんたちだな~」
って、すごく感じて、生徒さんたちの中で、
一番私が元気を貰った、というか、希望を与えてもらった方に、
ミニブーケを差し上げよう、と思いました。
(エディー先生、すみません…先生が主役の時には、是非是非…

それが、最初に作品を発表した男性でした。
どの生徒さんの作品も、とてもよかったんです。
でも、60歳を過ぎてパントマイムをやり始めた男性に、
なんか、生きていく希望というか、力を与えられた気がしました。

50歳になった時の自分はおろか、40歳の自分も想像が付きません。

60歳になった頃には、足腰弱って引きこもりしてるんじゃないか…
60歳になった頃には、日本も経済が衰退して、酷い生活なんじゃないか?
何の希望も無く、呆然として生きてるんじゃないか?
そして、そのうち認知症になるんじゃないか…?
そもそも…私、60歳まで生きてるのかしら…

なんか、暗い考え方ばっかりです…

でも、トップバッターの男性を観て
 「ああ、年齢に関係なく、人生を楽しめるものだな~」
って感じました。
で、ミニブーケ贈呈となりました。

何の縁もありません。
その日、初めて出会いました。
発表会が終わった後、夫に待っていてもらい、
男性のところに行ってブーケを渡したらビックリされました。
(そりゃ、そうですよね…

で、理由を話して、ブーケを受け取ってもらいました

夫にその話をしたら
 「それが、キミのいいところだよね」
といわれました。
なんか、嬉しかったです。
トップバッターの男性にも幸せを分けてもらい、
夫からも幸せな気持ちを貰いました。

私、単純だから「これいい!」って思ったら、
次の瞬間に行動してることが多いんだよね…
でも、その反面、妙に慎重で中々決められなかったり…そんな話を夫としたり。

「パントマイムの発表会」ではありましたが、
パントマイムの発表会 プラス い~っぱい色々なことを考えたり、
幸せな気持ちをたくさん貰ったりしました

生徒のみなさま、お疲れさまでした。
とってもいい作品ばかりでした。
これからも頑張ってくださいね

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