月曜日に友人のUさんが出演するオペラ
「愛の妙薬」
を観に行ってきました
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愛の妙薬(L'elisir d'amore)
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
全2幕 原語上演 字幕つき
2009年1月26日(月)
会場:日暮里サニーホール コンサートサロン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<登場人物>
アディーナ(ソプラノ)
ネモリーノ(テノール)
ベルコーレ(バリトン)
ドゥルカマーラ博士(バス)
ジャンネッタ(ソプラノ)
合唱団
演奏楽器:ピアノ
「愛の妙薬」のあらすじなどはこちらをご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%AE%E5%A6%99%E8%96%AC
Uさんは、アディーナの友達のジャンネッタ役です。
舞台は「19世紀のイタリアの小さな村」なんですが、
それはそれは、素朴で可愛らしい村娘ジャンネッタでした
この舞台の照明はUさんの旦那さま。
Uさんの旦那さまは、音響や照明、舞台監督などをこなす
「裏方さん」
なので、ほかの舞台でも一緒のことが多いみたいです。
表舞台と裏方とはいえ、夫婦で一緒にお仕事ができるって、
衝突とかもあると思うけれど、なんか素敵ですね~
さて、私にとっては「初オペラ」でした。
ミュージカルも舞台も芝居も大好きな私。
オペラも、ず~っと気になってはいたんですが
「なんか、敷居が高い気が・・・
」
で、なんとな~く避けてました。
一番、敷居が高いのは、やっぱりお値段。
来日公演だと、一番高い席で40,000円くらい、
安くても15,000円くらいですから、
とてもじゃないけど、なかなか手が出せません
昔、オペラ歌手の錦織健さんが
「オペラの敷居を高くしてしまったのは、
我々オペラに関わる者たちの責任でもある。
もっと気軽に、ミュージカルを観るような感覚で
観に来てほしいと思う」
と、インタビューで仰っていたことがありました。
「でもね~やっぱり値段考えるとね~
行きたいけど、値段が敷居を高くしてるよ~
でも、行ってみようかな~
」
と思ってた矢先に、オペラに関わっているというか、
実際に舞台で歌われてる方から
「オペラの値段が高いのは当たり前。
歌手への報酬だって高いし、衣装やセットにもお金がかかるし、
ロングラン公演できるようなものじゃないんだから、
割高になって当たり前。
フィルムで、何か所で何度も上映できる映画とは違う。
ミュージカルみたいにキャスティング変えて
ロングランできるものとも違う。
オペラは、ダブルキャストとかできないんだから、一緒にしないで」
みたいに言われてしまい・・・
「あ~、なんだかんだいって、オペラに関わる人って、気位高くて
プライド高くて、オペラ以外の音楽芸術をバカにしてるのね~
」
って思って、余計にオペラから遠ざかり・・・
今思えば、その方はオペラの素晴らしさを伝えたかったけれど
言い方が良くなかっただけだと思います。
その方は、今は「みんなが親しめるステージを」という感じで
音楽活動を頑張ってらっしゃいます
そんなこんなで、オペラをず~っと避けていた私。
ですが、Uさんと出会って考え方が変わりました。
とっても優しくて、気取らなくて、こっちが恐縮してしまうくらい
気遣いをしてくれる彼女。
そんな彼女が出演するオペラですもの、
きっと「敷居は高くない、嫌味もない」はず!
で、肝心の「愛の妙薬」の舞台ですが、とっても素敵で素晴らしかったです
サニーホールのコンサートサロンは、定員が100名ほどで、
本当に「サロン」という感じでした。
舞台も小ぶりで、大道具などのセットは一切なし、
小道具と演技と歌で表現する舞台でした。
私が「嫌だな~」と思ってた「敷居の高さ」も「気位の高さ」もなく、
目の前で歌が聴ける舞台でした
チケットも3,500円(Uさんに割引で3,000円にしていただきましたm(__)m)だったので、気軽に観にいけました。
日本で「オペラ」っていうと、大舞台で、豪華で大がかりなセットがあって、
歌手やバレエダンサーがたくさん出てきて、合唱団もたくさんいて・・・
そんなイメージしか持ってませんでしたが、
そのイメージは、とってもいい意味で壊れました
「愛の妙薬」は、劇場でも上演されているそうですが
(私の前に座っていた年配の男性が、オペラに詳しいらしくて、
隣の知人女性らしき人に熱く語っていました)
昔、貴族たちが自分のサロンで楽しんだオペラは、
こんな感じだったのかな~と思ったりしました。
終演後、Uさんと色々お話して、差し入れを渡してきました。
実はUさんに会ったのは、これが2度目。
メールをやり取りしたりしてますが
一番最初に出会ってから、一度も出会ったことが無かったのでした。
Uさんとの出会いは、今は無き悪名高い「グッドウィル」。
「コブラ」こと折口社長(髪型がコブラみたいだから(笑))は
アメリカに逃亡してしまい、未だに日本に帰国してないとか。
グッドウィルで派遣された先で一緒になって、Uさんが
「普段は舞台とかやってるんです」
と言ってくれて
「私、舞台とか芝居とか大好きですよっ!」
って話が弾んで、メアドと電話番号交換しました。
派遣先で一緒になっても、連絡先を交換していなければ
その後の交流は無かったと思います。
(同じ派遣先に行くのは、1日とか2日だけだったので)
グッドウィルを訴えた人たちほど酷い目には遭いませんでしたが、
グッドの事務所からは結構嫌味を言われたりしたし、
悪名高すぎて廃止になった「データ装備費」もガッチリ徴収されました
労働環境や雇用情勢を考えれば、
日雇い派遣は無くなったほうがいいと思いますが、
グッドウィルのおかげで、Uさんと出会えました。
(その部分に関してだけは、コブラに感謝です(笑))
舞台もとても素敵だったし、Uさんともいろいろ話せたし、
本当に楽しかったです
Uさん、普段は舞台のお仕事と
介護のお仕事で「二足のわらじ」です。
どちらの仕事もとても好きで楽しいとのことなのですが、
あまりに忙しすぎて、体を壊さないか、ちょっと心配してます
Uさん、お疲れ様でした。
誘っていただいてありがとうございました
またUさんの舞台が観たいです
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「愛の妙薬」のプログラム
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ジャンネッタ、こと、Uさん。
ジャンネッタは嫁入り前の娘さんなので、
照れてしまって後ろを向かれてしまいました。
「愛の妙薬」
を観に行ってきました
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愛の妙薬(L'elisir d'amore)
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
全2幕 原語上演 字幕つき
2009年1月26日(月)
会場:日暮里サニーホール コンサートサロン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<登場人物>
アディーナ(ソプラノ)
ネモリーノ(テノール)
ベルコーレ(バリトン)
ドゥルカマーラ博士(バス)
ジャンネッタ(ソプラノ)
合唱団
演奏楽器:ピアノ
「愛の妙薬」のあらすじなどはこちらをご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%AE%E5%A6%99%E8%96%AC
Uさんは、アディーナの友達のジャンネッタ役です。
舞台は「19世紀のイタリアの小さな村」なんですが、
それはそれは、素朴で可愛らしい村娘ジャンネッタでした
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この舞台の照明はUさんの旦那さま。
Uさんの旦那さまは、音響や照明、舞台監督などをこなす
「裏方さん」
なので、ほかの舞台でも一緒のことが多いみたいです。
表舞台と裏方とはいえ、夫婦で一緒にお仕事ができるって、
衝突とかもあると思うけれど、なんか素敵ですね~
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さて、私にとっては「初オペラ」でした。
ミュージカルも舞台も芝居も大好きな私。
オペラも、ず~っと気になってはいたんですが
「なんか、敷居が高い気が・・・
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で、なんとな~く避けてました。
一番、敷居が高いのは、やっぱりお値段。
来日公演だと、一番高い席で40,000円くらい、
安くても15,000円くらいですから、
とてもじゃないけど、なかなか手が出せません
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昔、オペラ歌手の錦織健さんが
「オペラの敷居を高くしてしまったのは、
我々オペラに関わる者たちの責任でもある。
もっと気軽に、ミュージカルを観るような感覚で
観に来てほしいと思う」
と、インタビューで仰っていたことがありました。
「でもね~やっぱり値段考えるとね~
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行きたいけど、値段が敷居を高くしてるよ~
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でも、行ってみようかな~
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と思ってた矢先に、オペラに関わっているというか、
実際に舞台で歌われてる方から
「オペラの値段が高いのは当たり前。
歌手への報酬だって高いし、衣装やセットにもお金がかかるし、
ロングラン公演できるようなものじゃないんだから、
割高になって当たり前。
フィルムで、何か所で何度も上映できる映画とは違う。
ミュージカルみたいにキャスティング変えて
ロングランできるものとも違う。
オペラは、ダブルキャストとかできないんだから、一緒にしないで」
みたいに言われてしまい・・・
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「あ~、なんだかんだいって、オペラに関わる人って、気位高くて
プライド高くて、オペラ以外の音楽芸術をバカにしてるのね~
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って思って、余計にオペラから遠ざかり・・・
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今思えば、その方はオペラの素晴らしさを伝えたかったけれど
言い方が良くなかっただけだと思います。
その方は、今は「みんなが親しめるステージを」という感じで
音楽活動を頑張ってらっしゃいます
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そんなこんなで、オペラをず~っと避けていた私。
ですが、Uさんと出会って考え方が変わりました。
とっても優しくて、気取らなくて、こっちが恐縮してしまうくらい
気遣いをしてくれる彼女。
そんな彼女が出演するオペラですもの、
きっと「敷居は高くない、嫌味もない」はず!
で、肝心の「愛の妙薬」の舞台ですが、とっても素敵で素晴らしかったです
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サニーホールのコンサートサロンは、定員が100名ほどで、
本当に「サロン」という感じでした。
舞台も小ぶりで、大道具などのセットは一切なし、
小道具と演技と歌で表現する舞台でした。
私が「嫌だな~」と思ってた「敷居の高さ」も「気位の高さ」もなく、
目の前で歌が聴ける舞台でした
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チケットも3,500円(Uさんに割引で3,000円にしていただきましたm(__)m)だったので、気軽に観にいけました。
日本で「オペラ」っていうと、大舞台で、豪華で大がかりなセットがあって、
歌手やバレエダンサーがたくさん出てきて、合唱団もたくさんいて・・・
そんなイメージしか持ってませんでしたが、
そのイメージは、とってもいい意味で壊れました
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「愛の妙薬」は、劇場でも上演されているそうですが
(私の前に座っていた年配の男性が、オペラに詳しいらしくて、
隣の知人女性らしき人に熱く語っていました)
昔、貴族たちが自分のサロンで楽しんだオペラは、
こんな感じだったのかな~と思ったりしました。
終演後、Uさんと色々お話して、差し入れを渡してきました。
実はUさんに会ったのは、これが2度目。
メールをやり取りしたりしてますが
一番最初に出会ってから、一度も出会ったことが無かったのでした。
Uさんとの出会いは、今は無き悪名高い「グッドウィル」。
「コブラ」こと折口社長(髪型がコブラみたいだから(笑))は
アメリカに逃亡してしまい、未だに日本に帰国してないとか。
グッドウィルで派遣された先で一緒になって、Uさんが
「普段は舞台とかやってるんです」
と言ってくれて
「私、舞台とか芝居とか大好きですよっ!」
って話が弾んで、メアドと電話番号交換しました。
派遣先で一緒になっても、連絡先を交換していなければ
その後の交流は無かったと思います。
(同じ派遣先に行くのは、1日とか2日だけだったので)
グッドウィルを訴えた人たちほど酷い目には遭いませんでしたが、
グッドの事務所からは結構嫌味を言われたりしたし、
悪名高すぎて廃止になった「データ装備費」もガッチリ徴収されました
労働環境や雇用情勢を考えれば、
日雇い派遣は無くなったほうがいいと思いますが、
グッドウィルのおかげで、Uさんと出会えました。
(その部分に関してだけは、コブラに感謝です(笑))
舞台もとても素敵だったし、Uさんともいろいろ話せたし、
本当に楽しかったです
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Uさん、普段は舞台のお仕事と
介護のお仕事で「二足のわらじ」です。
どちらの仕事もとても好きで楽しいとのことなのですが、
あまりに忙しすぎて、体を壊さないか、ちょっと心配してます
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Uさん、お疲れ様でした。
誘っていただいてありがとうございました
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またUさんの舞台が観たいです
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「愛の妙薬」のプログラム
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ジャンネッタ、こと、Uさん。
ジャンネッタは嫁入り前の娘さんなので、
照れてしまって後ろを向かれてしまいました。