やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

お見積り  やれこら やれこら

2015-02-05 07:33:20 | 今日のやれこら
遠近両用メガネの片方のレンズが,ポロっと枠から外れたまま掌に残ります。
レンズの汚れを取ろうと,メガネ拭きで磨いていました。
外れたレンズの枠には,釣り糸の様なものが端から伸びています。
“ああ,こういう構造になっていたんだ,上手く考えるもんだ”

下の部分はふちなしに見えますが,レンズの縁を釣り糸様の物で留めていたんです。
“早速,直しに行かなきゃいけないが”
“買った店はどうもなぁ・・・”

二年ほど前です。
通りに,「遠近両用メガネ,8800円,3本で15000円」の看板を見つけます。
“これは良い,近ごろ眼鏡をよく探す,3本有ればあっちこっちに置いておける”

『お客様,検査の結果,お作りするメガネのお見積もりは,こうなります』
「えっ,えっ」
『お見積り』には,五万円以上の値段が書いて有ったんです。
思い付きで,店に立ち寄ったんです。
五万円の持ち合わせなど,財布には有りません。
びっくりして,問い直します。
「看板には,3本で一万五千円と書いてあったけど,どうしてそうなるんです?」
店員は応えます。
『お客様が,“一番よく見える”とおっしゃったレンズを使うとこうなります』
「えええっ,その“一番よく見える”レンズで,3本が一万五千円じゃぁないの」
『一万五千円は,標準のレンズを使う場合で,お客様の目は乱視も強いですから』
「じゃあ,“一番よく見える”レンズで作ったら,3本ならこの3倍という事?」
『はい,“一番よく見える”レンズは値引き対象外なので』
そして,こう付け加えたんです。
『標準レンズのメガネは,あまりお勧めできません』

いい大人が,看板の文句につられて,深く考えもせず立ち寄ったのです。
手持ちがないから,などとは口が裂けても言えません。
見栄っ張りです。
20分かけて検査して貰いながら,「高いから,結構」などと言えません。
結局,財布にあるお金で払える,“二番目によく見える”レンズのメガネにしたんです。
負け惜しみでは,有りません。
“一番よく見える”のと“二番目によく見える”に,差は無かったんですから。
3本有っても,使うのは私一人なんだから,1本で充分。
                       やれこら やれこら
PS)買った店に行くしかないなー。
コメント
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