やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

50年経っても   やれこら やれこら

2015-02-16 07:36:17 | 今日のやれこら
「無花果が有るぞぅ,取りに来いよぅ」
毎年,秋になると電話をくれる同級生がいます。
同級生は,数年前に奥さんと同じ年にリタイアしました。
それからは,夫婦で無花果を育て,市場に出荷しています。

無花果畑は,友達が両親から引き継いだ畑です。
無花果は,果実の中では比較的育てやすい果実なんだそうです。
育てやすい果実なんですが,商品として出荷するとなると大変です。
やわらかく傷つきやすい上に,早朝陽の登る前に収穫するのだそうです。
雑草取りに,水やり,鳥への対策,何より冬場の剪定,
大変なんだそうです。

無花果は,植えられてからもう20数年経っています。
幹は太く,横に枝を張っています。

“上手に剪定するもんだ,枝の切り方に「経験とコツ」が有ると言っていたからなぁ”
  ・収穫しやすいように,高すぎず,低すぎず。
  ・どの葉にも,均一に太陽の光が当たるように
他にも注意点は有るようですが,この二つが大原則なんだそうです。     
同じ高さ,同じ横幅,同じ枝の伸び方。
一見して,どの幹から伸びた枝か区別がつきません。
“これは,まさに匠の技だ”

「せっかく上手いトスが上がったのに,ごめん,又ネットに掛けた」
トスを上げたのは,無花果を作っている友達です。
アタックをしてボールをネットに掛けたのが,私です。
友達と私は,中学時代同じバレー部員だったんです。

今日は,この季節にしては温かい日です。
思い付きで,3本植えているキウイを剪定したんです。
剪定したんですが,3本とも相似形どころか,異形?です。
“どの枝を残して,どれを切るか,調べたんだがなぁ”
“もうめんどくさい,この枝を幹から落とせば手間が省ける”
とやった結果です。

友達は慎重な性格でしたが,かけっこも速く器用でした,レシーブもトスも上手でした。
私は,力は有りましたが,せっかちで強引,よくアタックも失敗しました。
“50年経っても,何をやっても,性格が出てしまうのかなぁ”
                       
やれこら やれこら