聞き慣れない声で鳴いている鳥の声が気になっていた。
大きな鳴き声で豊かに鳴いていたので
ガビチョウが他の鳥を真似ているのかと思っていたが
昨日の朝、私の目の前の枝に止まって鳴いていたので
姿を確認する事が出来た。
ガビチョウではない。
顔が白くて鶏冠のような茶色の羽が頭頂部にあり
胴体はヒヨドリのような感じ。
毎日大きな声で鳴いているので一般的な鳥だと思ったが
私は知らなかった。
今朝調べてやっと解った。
カオジロガビチョウ
大きくて豊かな鳴き声はガビチョウを思わせるが
同族の鳥らしい。
そしてガビチョウと同じ外来種だが
まだ一般的な鳥ではないようだ。
今も大きな声で鳴き交わしながら
どこかに飛び去ったらしい。
辺りが静かになった。
居なくなって静けさを感じる野鳥も珍しい。
ガビチョウがウグイスの鳴き真似をしているのは
たびたび見かけたがカオジロガビチョウも
鳴き真似が得意なのだろうか?
何かとやり玉に挙げられる外来種。
その地に定着してしまえばその土地の鳥になるだろう。
生態系を破壊し尽くした人類として
生態系を論じざるべきか、だからこそ論じるべきか。
それは誰にも解らない
ただ、罪深き生き物の人間の1人が、カオジロガビチョウの鳴き声に
癒されたのは事実である。