お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 57 ~ある侵入~

2009年02月18日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、怪現象に遭遇しました」
「宇宙に怪現象はない。原因不明なだけだ」
「前方に探検隊の宇宙船が飛行しています」
 メイン・スクリーンに、航行している探検隊の宇宙船の後ろ姿が映し出されていた。
「おかしいな。一宙域一探検隊のはずだ」
「何かのトラブルかもしれません。通信して確認します」隊員は通信パネルを操作した。「『こちらはこの宙域担当の探検隊だ。貴船は誤って進入している』」
 通信を始めた途端、前方の宇宙船が爆発した。しかし、残骸は一つも漂っていない。
「なんと、跡形も無く爆発などはせんぞ!」
「隊長、この宙域は未来を投影する作用があります!」隊員は分析パネルを見て叫んだ。「あれは近い将来に遭遇する図なんです!」
 その時、通信パネルから音声が流れた。
「『こちらはこの宙域担当の探検隊だ』」





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