「リズと青い鳥」、2018年4月21日公開、90分。
名作「響け!ユーフォニアム」のスピンオフ。
総合評価5点(5点満点)、S評価。
鎧塚みぞれ(cv種崎敦美)、傘木希美(cv東山奈央)、リズ/少女(絵本「リズと青い鳥」に登場。)(cv本田望結)、
中川夏紀(cv藤村鼓乃美)、吉川優子(cv山岡ゆり)、剣崎梨々花(cv杉浦しおり)、
黄前久美子(cv黒沢ともよ)、加藤葉月(cv朝井彩加)、川島緑輝(cv豊田萌絵)、高坂麗奈(cv安済知佳)、
滝昇(cv櫻井孝宏)、橋本真博(cv中村悠一)、新山聡美(cv桑島法子)など。
アニメジャパン2018にて。
映画館にて。
前売り特典ポスター。
○ 見てからツイートしたのは以下の3つ。
その感想は今でも変わりません。
・1つ目
リズを本田望結さんから代えたらBDを買う
久美子は一言か二言のみは仕方なしかなあ
絵はもう一度見れば慣れるかも
他は良かった
冒頭でのぞみとみぞれの歩くシーンが長い理由はほぼ予想通り
吹部よりも友情と恋愛から自立の物語だが、音楽で語るシーンはさすが
・2つ目
細かい心理描写と心理の変化を味わう映画。TV版ユーフォニアムを見てないと2人を初めとするキャラの関係性が分からないので、本作も分からなくて退屈に感じるかも。
TV版(原作は読んでないが原作でもいいかも)を見ましょう。すると、かなりの良作と分かるでしょう。
・3つ目(2回目に見た後)
1回目から比較的分かりやすかったので見落としかと思いましたが、TV版ユーフォニアムを見てれば、やはり比較的分かりやすい。かなりの良作。
音楽で語る2シーン中の久美子と麗奈の2人の会話を聞きたいなあ。
あと、設定資料集は売り切れ。東京にはあるよね?ね?
○ 少しだけ補足。
・棒読みな本田望結(ほんだみゆ)さんは聞いたことあるような無いような、でしたが、タレントでフィギュアスケート選手だそうで。
アニメファン以外にも見てもらうための宣伝要員でしょうから、起用については理解はしますが。
「聲の形」を宣伝文句に使うのも同趣旨でしょう。
・久美子だけではなく、TV版ユーフォニアムのメインキャラの出番は少なかったですが、物語上、仕方ないですね。
麗奈はみぞれの演奏に苦言を言う大事な役回りですが、今の吹奏楽部員では麗奈以外に言える人はいないですね(原因が分かっているかどうかと、分かっていても言うかどうか、という意味。)。
滝先生など、現実なら先生が言うことではと思って見ていましたが、フィクションでそれでは面白くないですよね。
・繊細な感情表現をするためにTV版ユーフォニアムの絵では難しいと言う理由は分かりますが、ユーフォニアムあっての本作ですから、やはり絵には慣れません。
作品としては、この絵で正解とは思います。
・冒頭の、希美とみぞれが歩くシーンを始めとするもろもろ、共依存でしょうかね。
アレコレを経て、距離も縮まり、共依存から最後には「友達」になったと言ってもいいのでしょうけれど、それでも2人が並ばずにみぞれが少し下がって歩きますねえ・・・
ところで、ポニーテールは元から好きなのですが(キービジュアルの希美くらいの長さが。)、歩くと揺れるところも好きなのですが、みぞれ視点なので希美ポニテの揺れが長く見られて眼福でした。
髪が長すぎですが、その状況は東山さんがツイッターに動画を。
→東山奈央オフィシャルツイッター、2018年4月29日
・音楽で語る1。
久美子と麗奈がみぞれと希美の掛け合いパートがぎこちないのを聞いて、2人でお手本のように、校内に聞こえる場所で同じパートを演奏。
みぞれと希美にも聞こえていました。
演奏後に2人が笑顔で会話をしていましたが、何を話していたのか、聞きたいです。
1人で廊下を歩いていたみぞれは、音が聞こえて、窓を開け、少しだけ聞いて直ぐに窓を閉めたと描かれていましたが、ぎこちない演奏の理由は分かっていたのかどうか。
分かっていたのかと思って見ていったのですが、この後で新山先生と話している中で明確化されていくので、漠然とは分かっていたかもしれませんが明確には分かっていなかったのでしょう。
・音楽で語る2。
みぞれと希美の掛け合いパート、ぎこちない演奏家らの麗奈の苦言や新山先生の助言を経ての、みぞれの本気の演奏、悔し涙と複雑な心境の希美。
2人だけで話し、それを見ただけでは希美はみぞれへのわだかまりがなくなったかは不明でしたが、文字と映像と会話で明確なフォローがありました。
そこまで明確にフォローする必要があるのか、と少し疑問に思いましたが、変にややこしい深夜アニメの見過ぎだな、と反省。
・みぞれと希美がこじれた理由は本作でも簡単に説明がありましたが、みぞれが希美のことを避けていたのはどの程度のものだったのか、というところはTV版2期を見ないと分からないので、TV版(か原作)を見ていないと分かりにくいかと(私は原作は読んでいません。)。
・東京で買いに行く時間がなかったです・・・
設定資料集?、知らない子ですね。
○ ツイートでは「かなりの良作」とまでしか書いていませんが、絵も含めて少しばかり引っ掛かりがあったのですが、本田さんの起用を除いていい感じに整理できました。
名作です。
【shin】
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