2024/11/27 wed
ゆうれいをつくる男/てんぐのいる村
小学生の頃、お袋が家を出て行ってからなので、小学3~6年に掛けて、俺はよく図書館へ行き、毎日のように本を読んだ
その中でもお気に入りの作家は、山中恒だった
一番のお気に入りは上記のゆうれいをつくる男/てんぐのいる村
ゆうれいをつくる男ばかりクローズアップしているが、俺が本当に気に入っていたのは、てんぐのいる村のほう
少年の主人公がタイムスリップのような形で、人里離れた辺鄙な村へ迷い込み、そこで様々な体験をするという物語だったと記憶しているが、小さかった俺には山中恒の里から見える空の描写が、文字だけなのにとても美しく見え、想像を巡らせた
何故好きなのか未だよく分からないが、こういう景色を見てみたいなあと幼子心ながらよく思ったものである
カンナぶし
この作品は定かではないが、三人のおてんばな姉に苦労する日々を送る主人公の少年が、日頃の恨みとばかりにいい仕返しのアイデアを思いつく
紙切れに、こういう事をやられたので全身ひん剥いて鞭打ちの刑に処すなど、思いつく限りの非道な仕返し方法を考え、紙に書いてそれを瓶に入れていくのだ
やられた分仕返し方法を考えた紙切れは増えていく
ある日大量の紙切れが入った姉に見つかり、瓶の中身を知られてしまう
そこで三人の姉たちは反省し、いい感じの姉弟愛に変わったかと思いきや、図に乗った主人公がまた姉たちの逆鱗に触れみたいな感じの物語だったと記憶している
ちなみに俺が新宿クレッシェンド第二弾として執筆した『でっぱり』
このデザインした挿絵は、無意識の内にカンナぶしの扉絵を意識していたのかもしれない
あばれはっちゃく
これは実写化ドラマとして、シリーズでTV放送していたので知る人も多いと思う
無理すんなー、無理すんなーで始まる主題歌は、当時結構有名だったかと思う
二代目あばれはっちゃくは、俺の記憶が正しければ『ケンちゃんちゃこちゃん』のケンちゃんと当時バンドを組み、西武遊園地でミニライブをしたのを観た事がある
二代目ケンちゃんと二代目あばれはっちゃくが組んだバンドPTAは、当時CMでも起用されたが、すぐ廃れたのを覚えている
幼いながらも、「この人たち何を勘違いしているのだろう?」とライブを見ていて思ったものだ
たまたまタマオ
タイトルは覚えているが、おそらく面白く感じなかったので何一つ内容を覚えていない
あいつがおれでおれがあいつで
この作品が元ネタで、転校生という映画にもなった作品
石野真子の妹石野陽子の若い頃が出ている
まだ志村けんと絡むより全然前の話
何か昭和っていいですね(笑)
山中 恒(やまなか ひさし、1931年7月20日 - )は、日本の児童文学作家、ノンフィクション作家。
まだ存命で現在93歳か……
一度会って「小さい頃あなたの作品をたくさん読んで、俺も小説書くようになりました」って新宿クレッシェンドを渡してみたいなあ
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