鎌倉国宝館 ひな人形展②

2017-02-27 18:22:23 | 風景


引きつづき、鎌倉国宝館のひな人形展②です。

蒔絵調度品  江戸時代  鎌倉国宝館蔵


蒔絵調度品  江戸時代  鎌倉国宝館蔵  


蒔絵調度品  江戸時代  鎌倉国宝館蔵

本格的な雛段飾りになると、実に多くの漆器そろえられます。一般的な漆塗りの調度品や飲食器の他に、
金粉をまきつけて文様をほどこした蒔絵の漆器が江戸時代以後大流行したそうです。

ガラス調度品  江戸時代  鎌倉国宝館蔵

雛人形の調度品にガラス器が盛んに加えられるのは江戸時代後期になってからです。
ギヤマンとかビードロと呼ばれて珍重され、技術的にも吹きガラス、プレスガラスなど多様です。

陶磁器調度品  江戸時代  鎌倉国宝館蔵

江戸時代後期に陶磁器の調度品や飲食器が雛人形に付くようになります。そのほとんどが染付けや瀬戸であり、
小型ながら形や文様は精巧にできています。

錫製調度品  江戸時代  鎌倉国宝館蔵


木目込人形  江戸時代  鎌倉国宝館蔵

木目込人形は一般に加茂人形ともいわれ、木の人形に溝を掘り、そこに衣装裂を押し込んで作られます。
形も雛人形の他に公家・庶民・子供・動物・七福神など多種多様で、その流行は江戸時代から現代にまで至っています。
そういえば、最近は飾っておりませんが我が家も木目込人形でした。

芥子雛(けしびな)江戸時代  鎌倉国宝館蔵

芥子雛は、雛祭りに飾られるきわめて小型の人形で、芥子粒のように小さな人形という意味です。
別名は「豆雛」ともいい、木や土などで作られた人形・動物・玩具などがあるそうです。

木目込七福神  江戸時代  鎌倉国宝館蔵


衣装七福神  江戸時代  鎌倉国宝館蔵


御殿絵  住吉弘貫筆  江戸時代  鎌倉国宝館蔵

以上、冊子より引用させていただきました。ほかにも様々な雛人形の展示をされおり、とても見応えありました。(3月12日迄)

帰りがけの源氏池で、、、ユリカモメの姿は見あたりませんでした❗
もう北に渡ったようですね?



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鎌倉国宝館 ひな人形展①

2017-02-27 13:28:25 | 風景


鎌倉国宝館で開催中のひな人形展を観てきました。
江戸時代に制作された享保雛などを中心に、、、
かわいらしい人形やひな道具の数々が展示されています。
ひな人形の歴史なども含めて楽しめました。

鎌倉国宝館





享保雛は江戸時代中期の享保年間(1716~36)頃に流行したと言われる古様の大振りな人形で
能面のような顔や、綿を入れて丸くふくらませた女雛の胴部などに特色があります。
(此れより撮影禁止のため冊子より引用させて頂きます)

享保雛  江戸時代  鎌倉国宝館像



享保雛  江戸時代  手塚家蔵




内裏雛  江戸時代  井垣家蔵



享保雛(女雛) 江戸時代 服部家蔵


享保雛(男雛) 江戸時代 服部家蔵

↑ 女雛、男雛はともに顔が卵型で、特に男雛は肩が強く張り出すなど姿態が図様化されており、
一般的な享保雛の特徴をよくそなえています。


享保雛(男雛) 江戸時代  草柳家蔵

↑ 浜名主であった旧家伝来のひな人形。 正統的な大型の享保雛で、男雛は太刀を着装する相帯姿、

↓の女雛は裳の上に五衣と唐衣を着けて宝冠をかぶる公家の女子正装の姿につくられています。


五人囃子  江戸時代  鎌倉国宝館蔵


五人囃子は地謡・笛・小鼓・大鼓・太鼓の組人形。能楽の地謡と囃子を模したもので、
天明年間(1781~89)頃から作り始めたそうです。
五人囃子 江戸時代 手塚家蔵


五人囃子 江戸時代 鎌倉国宝館蔵


五童子人形 江戸時代 岩田家蔵


御所人形  江戸時代 鎌倉国宝館

↑ 御所人形とは、からだの大きさに比べて、大きな顔と小さな手足が付く、幼児の姿を巧みに表現した人形です。
その名称は、江戸時代に皇族や公家の間で愛好されたところから起こったといい、白菊人形などとも呼ばれたそうです。

立ち雛  江戸時代 鎌倉国宝館蔵


立ち雛は江戸時代前期にまでさかのぼる雛人形の初期的な形で、衣装は紙で作られています。



一刀彫内裏雛  江戸時代  岩田家蔵

つづく、、、、




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