ロケットストーブ

毎日寒い日が続いています。
寒いからといって家の中でゴロゴロしてるのも癪に障ります。
そうかと言ってただ外で畑の作業をするといってもこれといった作業もありません。
この間燃やした草木灰が山積みされていたので、
雨が降る前に畑に均等に撒いておこうと外へ出かけました。

草木灰もあちらこちらの空き畝にバラ撒いて一休みしていますと、
曇り空で寒い割には風があまり無かったので外で何か遊ぶものはないかと考えました。
こんな時にこそ火遊びが面白いのです。
という事で焚き口が１０cm位しかない例のロケットストーブに火を付けて遊ぶことにしました。
これは倉庫の様な室内でも遊べますが、やはり外の庭で火を付けるのが面白いです。
ロケットストーブは以前実証済みなのでその火力と煙があまり出ない事を確認し、
先ずはヤカンでお湯を沸かすことから始めました。
蒸気がバンバン出てきたところでヤカンを外し、以前パンを焼いた鍋に置き換え中に瓦をいれてその上に安納芋を置きました。
そして２重のボウルを被せて４０分位待ちます。

オイラも当然何時まででも待ちます。

先ずは出来上がったのをボス達が食べてから順番にオイラの方にまわってきます。
まだ熱いから二つに割ってテーブルの上に置いてありましたが、
オイラは待ちきれずテーブルの上に飛びついてしまいました。
勢いが強すぎたのか、丁度おり足悪く安納芋の黄金色の部分が飛びついた顔に引っ付いてしまいました。

思わずあぢあぢあぢぢぢぢぢぢィーーーと変な声をあげて、
顔をフリフリしながら、また前足で顔を拭う仕草を何度も繰り返しそこらじゅう飛び跳ねていました。
今年初めての火傷です。
だからそんなに焦るなと言ったのに中々懲りぬヤツです。
その後は、安納芋の黄金色を見ても直ぐには食べようとはせず、少し熱さを確かめてから食べていました。
少しは学習することも有るんだね。

ちょこちょこお芋を食べているとお昼近くなったのでついでに外でお昼ご飯ということにしました。
お芋だけでは腹持ちが悪いのでよもぎ餅を焼くことにしました。
瓦に直接だと餅が引っ付くと思いアルミ箔を敷いて焼きました。

上にボウルを被せると火力が全体にかかるので上手く焼けます。
暫くすると大分焼けて中のアンコが見え出しました。

一つをひっくり返すと下の方に焦げ目が見えましたので、全ての餅をひっくり返してもう暫く焼く事にしました。
そうすると上下共に上手い具合に焦げ目がついて外はカリカリで香ばしく美味しい焼餅が出来ました。

畑を見ると食べて欲しそうにしていた「下仁田ネギ」が目に入りましたので、
２本ばかり抜いて白ネギのところを焼く事にしました。

アルミ箔で包んで焼くと芯の方まで柔らかく、マヨネーズにだし醤油を絡めたのに付けて、
口に運べばツルンと口の中に飛び込んでジューシーで思った以上に美味しかったです。
ネギはオイラには無理なのでただ見てるだけでした。
餅は少し頂きましたがアルミ箔は謹んで辞退させて頂きました。

ご馳走と言われるものは一つもありませんが、
こんな昼食もあっても良いかなと思いました。