里山・燦のものがたり

瀬戸内海の里山で生息する里山犬・燦(ダルメシアン)の活動
ものがたりです

師走の阿波踊り

2017年12月08日 | 
一本の電話が掛かって来ます。
社協(社会福祉協議会)からの講師依頼の電話です。
9月に「阿波踊り健康体操みんなで踊らんでかぁー」と言う事で、
舞台でお披露目させて頂いてから毎月一回の割合で依頼が飛び込んできます。

実施日時、実施場所、依頼団体名及びその代表者名と連絡番号等を電話で教えて貰い、
後日正式な依頼文書と地図を社協で貰って来ます。

実施場所は大体地域の集会場とか公民館です。
かなり密集した場所や団地の中とかあまり駐車場には配慮されていない所が多いです。
人口の少ない地域ですから自ずと人家の多い所の真ん中に出来ていると言う訳です。

法被、足袋、帯、鉢巻、団扇、印籠とCD、およびCDコンポ等の商売道具を車に積み込んで出かけます。

踊り用のパンツとか白いTシャツは出掛ける前に着て置きます。
冬場はエンジンがかかるまで寒いですからトレーニング用のジャージ姿で実施します。

①イントロ
挨拶、「手を上げて足を運べば阿波踊り」てな事言っても踊れません。
そこには「心ウキウキ、身体もウキウキ」の「ウキウキ」が必要です。
「ウキウキ」とはリズムです。

②リズム練習
阿波踊りのリズムは超ーーーシンプルな二拍子です。
心臓の音と一緒です。
赤ちゃんを背中におんぶして(昔は)ネンネンコーと調子を取るのと一緒です。
従って一番自然で無理なく取れるリズムです。

それではやってみませう。
昔懐かしい「ヒゲダンス」の格好で調子を取ってみましょう。
身体全体のリズムの取り方はこれですが、これで足を運ぶとシンドイです。

手と身体全体のリズムは「ヒゲダンス」の動きでゆっくりと、
最初の「1,2」で右足を出し、後の「3、4」で後ろに戻します。
次の「1,2」で今度は左足を出して同じ様に、後の「3,4」で後ろに戻します。
この繰り返しで足を運んで進んで行きます。

ここで質問が出ます。

生徒:先生、前に進みません
講師:おほほほほ、面白い事を仰いますね。何時も同じところまで足を戻していれば永遠に進みませんね。
  :足を戻す時には少し前で止めれば少しずつ進む様に思われますのでやってみて下さい。

動きが分かれば皆さん輪になって反時計回りにリズムを取って進みましょう。
一周し、今度は音楽にリズムを合わせて同じ動きで進みます。
音楽は、シニアの方々が夕方には必ず耳にする御存知かの有名な「水戸黄門」のテーマ曲です。
じゃんじゃかじゃんじゃか、じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃーーじ~んせい~~

そうです。皆さん乗って来ましたね。
二拍子ですから何でも合います。

これだけでもう十分に汗をかきます。

休憩を挟んで、

③足の動作(女踊り、男踊り)

④手の動作(女踊り、男踊り)

を練習し、皆さんで「よしこの」のリズムに合わせて総踊りします。

最後に法被に着替えて団扇を使いながらソロの男踊りを披露してお開きとします。

心ウキウキ身体もウキウキで皆さんホッカホカになって喜んで下さいます。

夕方「水戸黄門」がかかったら、座って居ても立っていても、
皆さん、「1、2、3、4」で・す・よ。
毎日ウキウキ、ヨロシクです。

今月も電話が一本かかって来ました。
師走の阿波踊り、熱くなりそうです。

(表題写真はサロンで作成する燦ママ作のミニクリスマスツリーです)

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6 コメント

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まあ、楽しそう! (ととろ)
2017-12-10 06:33:39
燦さま、「阿波踊り」一度だけですが、見に行ったことがあります。凄いですねえ、出張で月一くらい。
素晴らしいボランティアです。
読んでいて私も手足が動き出しそうになりました。

燦ママさんのミニ・クリスマスツリーも
可愛いですね。

うちの団地はすぐ近くに女子大が二つあるので、
そこの音楽科のお嬢さんたちを招いて
小さなクリスマス・コンサートを。
 最近はお世話役卒業、参加する側になりました。
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ととろ さんへ ()
2017-12-10 16:37:36
同じアホなら踊らにゃソンソンと言いますからね、座って居ても十分に手足を動かせますから気楽に楽しく出来ますよ。
ドンドンウキウキして下さいね。

こちらも楽しみながら踊っています。
返信する
こんにちは (多摩NTの住人)
2017-12-18 08:21:43
楽しそうな講習会ですね。皆さんの踊っている姿が目に浮かびます。お疲れ様でした。
返信する
多摩NTの住人 さんへ ()
2017-12-18 20:49:40
どこの集会場でもお婆さん達がリ2411ズム体操を楽しんでやってくれている様です。
踊りの決め事が単純ですからノリ易いんでしょうね。
見せる踊りじゃなくって、自ら酔って踊る踊りを提唱しています。

既に来年一月、二月の依頼も来ています。
鬼に笑われない様に頑張ります。
返信する
乗せ上手 (ぶちょうほう)
2017-12-23 10:57:01
燦様 こんにちは
記事を読んでこちらまでウキウキしてしまいました。
じつにウマく乗せてくれますね。
これでは、爺婆たちはコロっと来てしまいますね。

その上に講師様の躍りの方は本場のホンマモンでしょうから、皆さんが大いに盛り上がったことでしょう。

小生は燦様のブログのお陰で、阿波踊りには相当理解が深まったとは自負していますが、それでもいくら頭で理解していても、実際に躍らないと只の阿呆でしかありませんね。

>足を戻す時には少し前で止めれば少しずつ進む・・・大変重要な心理を教えていただきました。
返信する
ぶちょうほう さんへ ()
2017-12-23 17:25:27
記事を見る阿呆だけではやはり踊れないでしょうね。
そこは一つ踊る阿呆になって頂いて、
一、二、三、四、こりゃこりゃって如何ですか。

「少し進む」ここが重要です。
重心の移動をなるべく少なく省エネの動作が未来の地球を救うのです。(笑)

まあ、この位の阿保丸出しでなくては阿波踊りは踊れません。
泡食ってばかりのブログですが、少しずつ前へ進んでいると思います。
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