お初

毎日寒い日が続いています。
朝の冷え込みも相当なもので、あちこちの池に張った氷は太陽が出てからしばらくしても溶けません。

何時もの様に朝の燦歩を燦ママと一緒に行ったときの事でした。
朝の短いコースで一周した帰り道、いつもの猫の匂いがする場所に差し掛かったときに、
勢い余ってリードを強く引っ張って橋のコーナーの所までハァーハァー言いながら駆け出しました。

急いで付いて行きましたが、
コーナーを急回転で曲がろうとした瞬間、燦の身体が一瞬横倒しになりました。
なんと、そこにはまだ氷が張ったままの水溜りがあったのでした。
生まれて初めてアイススケートをした燦は、
何が起きたのかが分からず、すぐに立ち上がったものの辺りをキョロキョロして、
オイラ何も悪い事してないのに、ドッタのという表情でした。

燦よ、これは氷っちゅうもんでな。
上を歩く時はそっと歩くモンよ。

でもオイラにはアイゼンの役目もする立派な爪が付いてるさかいに大丈夫やと思たんですぅ。

ほなけど、よう見てみい、爆走のし過ぎで完全に磨り減ってるやないかえ。

今年みたい寒いと、やはりスタッドレスでないと駄目やな。
一つ勉強になったな。

帰って来て、まだまだ続く寒さに対抗する為に、燦ママがお洋服を初めて作ってくれました。
寒いといっても、オイラは若いから真冬であろうがＴシャツ一枚着てれば十分です。
そんなご要望に対して、人兄貴のお下がりのＴシャツを得意のアバウトな仕立て技術で、
エイヤーと作ってくれました。

なんか後で笑われているような気がするが、気のせいかしらん。
Ｔシャツは、短毛のオイラには背中の逆立った毛がシャツに突き刺さって、
しっかりとフィットしてるようで割と着やすいみたいです。

Ｔシャツの絵柄は大体、胸の方に画かれている事が多いので、こちら側を背中に持って行けば、
オイラは上から見られても男前があがるということです。
そこで、前の方にはちょこっとアクセントとして、
リボンとかチョーネクタイで色々決めてみようと思っております。
例えば・・・


お下がりでも、オーダーメイドはええもんやな。
これで、洋服の青山へ行かんでもええようなったわ。
正月早々ありがと燦、燦ママ。