鯉の散歩
2007年09月02日 | 雑

里山には溜池が多くて県外からもルアーフィッシング愛好家がよく来ております。
オイラの散歩コースではこれ等の溜池の幾つかを必ず通ります。
最近は夕方7時頃にはもう辺りが真っ暗になっていますから、それよりは少し早めの散歩に出掛けます。
その日もそろそろ日が沈むかなという時間に出発しました。
コロちゃんの家の横を通って稲刈りを終えた田んぼを見ながらさらに坂道を登ると一つ目の溜池に出ます。
コロちゃんはもう散歩を終えていたのか、辺りを少し探しましたが姿は見えませんでした。
右へ行く道は溜池の土手上を半周程行ってからさらに運動公園の方へと続いています。
左へは溜池の土手を少し行ってから山道へと入ります。
その左へ入ったところに大きなワンボックスカーが一台停まっていました。
ナンバーを見るとやはり県外の車でした。
車の後ろ側には大きな大きなクーラーボックスが置いてありました。
さぞや大物を期待してフィッシングに来たのだなと思いました。
オイラ達は何時ものコースでここからさらに運動公園の方へと向いました。
歩きながら釣り人の釣果を見てやろうと溜池の水際周辺に目をやりましたが、
釣り人は何処にも居ませんでした。
しばらく行くとカーブで見えなかった向こう側から恰幅の良い男性がこちらへゆっくりと歩いて来ました。
服装はTシャツの上にアウトドア用のポケットが一杯ついたベストを着て、
下は短パンにスニーカーといったラフな感じでした。
腰には餌袋?ルアーですから要らないんでしょうけど、そんな物をぶら下げていました。
顔は浅黒く、濃い目のサングラスと野球帽を深く被っていたので表情はよく分かりませんでした。
でも、大物狙いですからきっと楽しそうな表情を隠していたんだろうなぁ~と思いました。
野球帽には「C」のマークが見えましたので、
ひょっとしたら先程停まっていた車の広島の人かなと思ったりして?
フィッシングのわりには竿を持っている風でもありませんし、
じっと座っている訳でもなく、ゆっくりと歩いて来るのです。
そして溜池側の右手を肩の位置ぐらいまで上げて、左手は腰の位置に置き、
なんだかフォークダンスをしてる様な格好でゆっくりとやって来ました。
すれ違いざまに右手の方を見ると釣りで使う半透明なテグス(釣糸)を指でしっかりと摘んでいるのが見えました。
その先を目で追ってみますと溜池の中に強く張られて行っていました。
その瞬間、水面を激しくバシャット叩きつける音がして大きく魚が跳ね上がりました。
それはそれは優に1mはありそうな見事な紅白の鯉でした。
空中で銀鱗を輝かせながらドッバァーンと水中へと入って行ったのでした。
そして今度は顔を水面に少し出し男性の方をチラッと見やっていました。
よく見ると、鼻カン(鼻輪みたいな物)にテグスが括られており、
先程の動きで鼻の所から血がツゥーっと薄く滲み出ているみたいでした。
男性は、さも嬉しそうな顔を多分しておったでしょう。
コォ~イ、コイコイと言いながらやさしくテグスを引っ張って、
左手で腰の餌袋から餌を取り出し溜池に向って掘り込んでやっていました。
やっぱり餌袋で正解だったんですね。
オイラの散歩も迫力があるが、鯉の散歩も満更でも無いですね。
里山で居れば色々な事が起こります。
嘘の様な本当の話ですが、本当だという証拠に同じ様な事を経験された人がここに一人おります。
その人の名は、かの有名な「なぎら健壱」です。
ひょっとして嘘だぁ~と思われる方はぜひ、
なぎら健壱のCD「嘘のような本当の話<第二集>」をお聞き下さいませ。
聞けばやはり本当だという事がお分かりになると思いますよ。
因みにオイラは優に1mを超す白黒のダルだけど、
紅白の鯉と同じくマーキングをする時は、池しゃぁ~しゃぁ~とやっておりますです、ハイッ。(表題写真)
オイラの散歩コースではこれ等の溜池の幾つかを必ず通ります。
最近は夕方7時頃にはもう辺りが真っ暗になっていますから、それよりは少し早めの散歩に出掛けます。
その日もそろそろ日が沈むかなという時間に出発しました。
コロちゃんの家の横を通って稲刈りを終えた田んぼを見ながらさらに坂道を登ると一つ目の溜池に出ます。
コロちゃんはもう散歩を終えていたのか、辺りを少し探しましたが姿は見えませんでした。
右へ行く道は溜池の土手上を半周程行ってからさらに運動公園の方へと続いています。
左へは溜池の土手を少し行ってから山道へと入ります。
その左へ入ったところに大きなワンボックスカーが一台停まっていました。
ナンバーを見るとやはり県外の車でした。
車の後ろ側には大きな大きなクーラーボックスが置いてありました。
さぞや大物を期待してフィッシングに来たのだなと思いました。
オイラ達は何時ものコースでここからさらに運動公園の方へと向いました。
歩きながら釣り人の釣果を見てやろうと溜池の水際周辺に目をやりましたが、
釣り人は何処にも居ませんでした。
しばらく行くとカーブで見えなかった向こう側から恰幅の良い男性がこちらへゆっくりと歩いて来ました。
服装はTシャツの上にアウトドア用のポケットが一杯ついたベストを着て、
下は短パンにスニーカーといったラフな感じでした。
腰には餌袋?ルアーですから要らないんでしょうけど、そんな物をぶら下げていました。
顔は浅黒く、濃い目のサングラスと野球帽を深く被っていたので表情はよく分かりませんでした。
でも、大物狙いですからきっと楽しそうな表情を隠していたんだろうなぁ~と思いました。
野球帽には「C」のマークが見えましたので、
ひょっとしたら先程停まっていた車の広島の人かなと思ったりして?
フィッシングのわりには竿を持っている風でもありませんし、
じっと座っている訳でもなく、ゆっくりと歩いて来るのです。
そして溜池側の右手を肩の位置ぐらいまで上げて、左手は腰の位置に置き、
なんだかフォークダンスをしてる様な格好でゆっくりとやって来ました。
すれ違いざまに右手の方を見ると釣りで使う半透明なテグス(釣糸)を指でしっかりと摘んでいるのが見えました。
その先を目で追ってみますと溜池の中に強く張られて行っていました。
その瞬間、水面を激しくバシャット叩きつける音がして大きく魚が跳ね上がりました。
それはそれは優に1mはありそうな見事な紅白の鯉でした。
空中で銀鱗を輝かせながらドッバァーンと水中へと入って行ったのでした。
そして今度は顔を水面に少し出し男性の方をチラッと見やっていました。
よく見ると、鼻カン(鼻輪みたいな物)にテグスが括られており、
先程の動きで鼻の所から血がツゥーっと薄く滲み出ているみたいでした。
男性は、さも嬉しそうな顔を多分しておったでしょう。
コォ~イ、コイコイと言いながらやさしくテグスを引っ張って、
左手で腰の餌袋から餌を取り出し溜池に向って掘り込んでやっていました。
やっぱり餌袋で正解だったんですね。
オイラの散歩も迫力があるが、鯉の散歩も満更でも無いですね。
里山で居れば色々な事が起こります。
嘘の様な本当の話ですが、本当だという証拠に同じ様な事を経験された人がここに一人おります。
その人の名は、かの有名な「なぎら健壱」です。
ひょっとして嘘だぁ~と思われる方はぜひ、
なぎら健壱のCD「嘘のような本当の話<第二集>」をお聞き下さいませ。
聞けばやはり本当だという事がお分かりになると思いますよ。
因みにオイラは優に1mを超す白黒のダルだけど、
紅白の鯉と同じくマーキングをする時は、池しゃぁ~しゃぁ~とやっておりますです、ハイッ。(表題写真)
広島の鯉人間が、本物の鯉を釣ってどうするのかしら。
1mもあればコイつはこの池の主かもしない。
命ゴイを待たずに、早くリリースしてやって、広島から出直してコイ。
そしてその時にはお礼の一つも持ってコイコ~イ。
燦様は九月になってデカイ獲物を見ましたね。
おっさん無事に広島まで帰れたかな。
おいてけぼりが途中に無かったのかな。
私の近くには、小さな人工池があります。そこに住んでいた大きな、20㎝はあろうかと思われる、美しい紅白の金魚が盗まれたことがあります。散歩の度に楽しんでいたのに、悪い奴がいるものだ。
意外な事実にびっくりです。
お散歩していると色んな発見があるんですね。
私も何も用が無くてもふらふらしてたら友達の
一人でも出来るかしら??
このでっかい鯉はこの後どうなったのかな?
リリースしてもらえたのかな?
うちの近所では、リスを体にちょろちょろ走り周らせて
散歩をしているおじさんを見かけましたよ。
散歩にもいろんな相方がいるんですね。
こちらは、やっと稲穂が黄色くなりかけているところですが、まだまだだと思います。
日本は広いな~
1mもある紅白の鯉?
話に尾ひれがついてない?
鯉だけに尾ひれも背びれもついてるよね
>嘘の様な本当の話ですが、本当だという証拠に同じ様な事を経験された人がここに一人おります。
これが噂の『鯉の散歩』ですね。
CDは聞かなくてもこれで内容がわかりましたけど、やっぱり話、作ってない?
どうも、里山の話は信用ならねぇな~(笑)
鯉も滝を登ればやがては竜になってさらにお空に上がって行くと言うではありませんか。
ドラゴンちゃんもカープちゃんも同じ滝のヨシミという事で安生頼んます。
広島は愛鯉家が多くって、勿論ペットとして鯉を飼ってる人も居るでしょう。
そんな恋しい鯉ちゃんの為に溜池で一つ散歩でもと考える人も居るんじゃないですかね。
そこで、「大きな大きなクーラーボックス」に愛鯉ちゃんを入れてはるばるやってきてお散歩を楽しんだと思われますよ。
と言いますのも、こう暑くってワンボックスカーまでは意識はあったんですが、その後朦朧としてひょっとして幻覚を見たのかも知れないんですよ。
確かに鯉を散歩させていた様な気がするんですがねぇ~これホント。(笑)
「嘘のような本当の話」ですから、
鼻の穴を膨らませながらもう一度お読み頂けたら里山冥利に尽きるというものです。
どんと晴れ!!
これに愛する鯉ちゃんを入れわざわざお散歩に来るぐらいの心の優しい人だと思いますよ。
鯉はメタボじゃないですけれどお腹の処は太いですよね。
従って両手で抱えて持ち上げようとしても重量が重くってなかなか難しいですね。
釣堀でない池で勝手に鯉を盗むのはいけませんね。
恋盗人と言えば聞こえが良いですが、鯉盗人は許せませんね。
今回は「嘘のような本当の話」ということで、
楽しんで頂けましたでしょうか。(笑)
鯉は単純に釣ったり手で生け捕りしたりしますね。
>お散歩していると色んな発見があるんですね
暑さによる幻覚というのも出現しますからね。
もうそれこそ発見と言うかなんでも御座れ状態ですね。
こんな感じで歩いていますと、何時も見慣れた風景もとてつもない世界へと広がりますから友達の一人や二人はお茶の子さいさいですよ。
ぜひこういう世界へも飛び込んで見て下さい。
奥は深いですよぅ~(笑)
今回のポイントは、「大きな大きなクーラーボックス」がミソでしたね。
広島カープですから、愛鯉家なんですね。
ペットを大事にしているんですよ、このオジサンは。
勿論元のクーラーボックスに入れて持ち帰りますよね。(笑)
>散歩にもいろんな相方がいるんですね
亀の散歩とかイグアナの散歩なんかも絵になりそうですよね。
リードを引っ張る時、何て言って呼ぶんでしょうね。(笑)
さすが、はーちゃん良く分かっていらっしゃる。
これはホント、「嘘のような本当のような話」でしょう。
>CDは聞かなくてもこれで内容がわかりましたけど、やっぱり話、作ってない?
どうも、里山の話は信用ならねぇな~
あちらさんは、舞台がお江戸だから多分隅田川か神田川だった思いましたがよく覚えていません。
こちらは里山ですからそんなに粋にはまいりませんよね。
なぎら流ではこう言うのを、
「嘘のような本当の話」と言うんですぅ~。
決して作ってはいませんからね。
構成はしたかも????(笑)
「縄文式土器」というのも面白そうですよ。