筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻8-1518  七夕(たなばた) ら関する歌 2024年

2024年07月07日 | 00.今日は何の日

七夕(たなばた・しちせき)とは、季節の節目(節句)に行われる年中行事のことです。7月7日の夜に、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が天の川を渡って1年に1回だけ出会えるという伝説にちなみ、日本各地でさまざまな行事やお祭りが行われています。万葉集には130首を越える七夕(たなばた)に関連する歌があります。


今日は、万葉集で 七夕(たなばた) に関する歌に触れてみましょう。

万葉集/巻8-1518  作者/山上憶良(やまのうえのおくら)

(あま)の川(がわ)   相向き立ちて  我(あ)が恋ひし
              君来ますなり  紐(ひも)解き設(ま)けな 

【意味】天の川に向かい立ち  私が焦がれていた人の
    舟でいらした音がする  紐をほどいて待ちましょう

 ※「来ますなり」〈ます〉尊敬。舟を漕ぐ楫の音が聞こえる、
  おいでになったようだ。
 ※「紐」着物の紐。
 ※織女の心を歌う。


万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、著作権フリーの画像を使用

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする