筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-834

2025年02月12日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-834  作者/少令史田氏肥人(しょうりょうしでんじのこまひと)

梅の花   今盛りなり   百鳥(ももとり)
       声の恋(こお)しき    春来(き)たるらし

【意味】梅の花はいま満開だ 多くの鳥の鳴く声が
  また懐かしくよみがえって来る 春が来たに違いない

※「恋しき」慕わしい。なつかしい。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-833

2025年02月05日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-833  作者/大令史野氏宿奈麻呂(だいりょうしやじのすくなまろ)

年のはに   春の来(き)たらば   かくしこそ
                     をかざして    楽しく飲まめ

【意味】毎年春が来たならいつも 梅の花をこのように
  髪に挿して飾り立てては 楽しく酒を飲みましょう

 ※「年のはに」毎年。
 ※「かくしこそ」〈かく〉副詞、このように。〈し〉強意。
                                 〈こそ〉係助詞。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-832

2025年01月30日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-832  作者/神司荒氏稲布(かむづかさこうじのいなしき)

梅の花   折りてかざせる   諸人(もろひと)
             今日(きょう)の間は    楽しくあるべし

【意味】梅の花を折り取り髪に 挿し飾っている人々は
  今日一日はきっと楽しく 過ごしているに違いない

※「諸人」多くの人々。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-831

2025年01月29日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-831  作者/壱岐守板氏安麻呂(いきのかみはんじやすまろ)

春なれば   うべも咲きたる   梅の花
          君を思ふと    夜眠(よい)も寝なくに

【意味】なるほど春になったというので 咲いているのか梅の花
  君のことを慕って夜も 眠れないでいたのだが

 ※「うべも」なるほど。もっともなことに。
 ※「君」梅を君子に喩える。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-830

2025年01月22日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-830  作者/筑前介佐氏子首(ちくぜんのすけさしのこびと)

万代(よろずよ)に年は来経(きふ)とも梅の花絶ゆることなく咲きわたるべし

【意味】永遠無限に年は訪れ また過ぎ去って行こうとも
  梅の花は絶えることなく 咲き続けるに違いない

 ※「万代」いつまでもつづく世。永遠。
 ※「来経」ハ行下二段。年月が来て過ぎてゆく。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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