筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

牧野植物 サダソウ 2月 2025年

2025年02月11日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

サダソウ(佐田草)

学名 Peperomia japonica Makino

サダソウ(佐田草)は、沖縄で普通に見られるます。コショウの近縁種で、ひょろりと伸びた部分の粒が花ですよ。

[コショウ科]  花期2~4月

※写真は、「サダソウ(佐田草)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

多肉質の多年草です。


牧野博士が命名した植物の数 
・1925年時点で1295(新種604,新変種・品種691)
・1955年時点で1600 これに学名変更訂正等を加えると博士の手になる日本植物の学名 は3000を超える。

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牧野博士の尋常ならざるツバキ愛 2025年 1月

2025年01月18日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花
牧野博士が愛した植物
ツバキ(椿)

牧野富太郎博士がとりわけ愛した植物の一つにツバキがあります。

日本中のあらゆるツバキを集めて、ツバキ園を造ることまで提案しています。さらに、ひと山すべてをツバキで埋め尽くすツバキ園まで考えたようですから、牧野博士のツバキ愛はいささか度を超していたかもしれません。

開花期 早咲きは10~12月、冬咲きは12~3月、
              春咲きは3~4月と次々に咲きます。


※写真は、「ツバキ(椿)」/無料(フリー)写真素材を使用。


ツバキは、漢字では「椿」と書きます。しかしこれは、漢名ではなく和字(国字)なのですが、そのことも牧野富太郎博士は指摘しています。

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牧野植物 アコウ 1月 2025年

2025年01月11日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花
牧野博士が愛した植物
アコウ(榕、赤榕、赤秀)

四国や九州などの海沿いに分布。露出した気根が複雑に絡み合う姿から、牧野富太郎博士はアコウ林をつくれば「一等の珍名所」になると提案したことがあります。
牧野博士の言うとおり、長崎県五島などでは「アコウの木」が観光名所になっていますよ。

※写真は、アコウ/無料(フリー)写真素材を使用。

常緑広葉樹の高木で、樹高は約10 - 20m。幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根を垂らし、岩や露頭などに張り付く植物です。

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牧野博士の尋常ならざるツバキ愛 2024年 12月

2024年12月19日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花
牧野博士が愛した植物
ツバキ(椿)

牧野富太郎博士がとりわけ愛した植物の一つにツバキがあります。

ツバキは、わが日本の名花で、あのとおりの美花を開き葉をあわせて大いに鑑賞せらるべき資格を備えたもの」と激賞しています。

開花期 早咲きは10~12月、冬咲きは12~3月、
              春咲きは3~4月と次々に咲きます。


※写真は、「ツバキ(椿)」/無料(フリー)写真素材を使用。


「雑草という植物などない」
「雑草という植物などない。名がないなら、付ければよい。一つ一つの草花にはそれぞれに違いがあって、それぞれに精一杯生きているんだ」

牧野富太郎博士は、植物をとことん愛した人物でした。

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牧野植物 ハマアザミ 12月 2024年

2024年12月14日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

ハマアザミ(浜薊)

学名 Cirsium maritimum Makino

ハマアザミ(浜薊)は、本州の伊豆半島以西、四国、九州の海沿いの砂地に分布する。紅紫色の花を咲かすが、まれに白い花もありますよ。

[キク科]  花期7月~12月頃

※写真は、「ハマアザミ(浜薊)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれています。


牧野富太郎博士の年譜
文久 2(1862)年 土佐国高岡郡佐川村(現佐川町)に生まれる
明治17(1884)年 上京し、東京大学理学部植物学教室へ出入りする
明治22(1889)年 日本で初めて新種ヤマトグサに学名をつけ発表する
明治26(1893)年 帝国大学理科大学助手となる
明治45(1912)年 東京帝国大学理科大学講師となる
昭和 2(1927)年 理学博士の学位を受ける
昭和12(1937)年 朝日文化賞を受ける
昭和15(1940)年 「牧野日本植物図鑑」発行
昭和26(1951)年 第一回文化功労者となる
昭和28(1953)年 東京都名誉都民となる
昭和32(1957)年 満94歳 永眠 没後従三位勲二等旭日重光章および文化勲章が授与される
平成20(2008)年 練馬区名誉区民となる

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