筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

防人の歌 万葉集 巻20-4373

2024年07月18日 | 20.万葉の花鳥風月

防人の歌 (万葉集より)

万葉集/巻20-4373  作者/今奉部与曽布

今日よりは  顧(かえり)みなくて  大君(おおきみ)
                  醜(しこ)の御楯(みたて)と  出で立つ我(われ)

【意味】もう今日からはくよくよ後を  振り返らずに 天皇の
    つたない楯となって仕える ために旅立つ わたくしは

 ※「醜の御楯」〈醜〉醜いもの、
                                      ごつごつと頑強なものをさしていう語。

(下野の国の防人の歌)

「万葉の歌」に触れて、万葉時代にタイムスリップしてみませんか。


防人・・・➡「 崎 さき 守 もり 」の意味

古代、筑紫(つくし)・壱岐・ 対馬 など北部九州の防備に当たった兵士。 663年の 白村江 はくそんこう の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年交代で選ばれ、のちには東国出身者に限られるようになった。

防人歌(さきもりのうた)とは、九州沿岸の守りについた防人の詠んだ歌。 また、その家族などが哀別の情を詠んだものをもいう。 万葉集の巻14・巻20にあります。

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