筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

2月8日 は「つばきの日」 2025年

2025年02月08日 | 00.今日は何の日

2月8日 は「つばきの日」です。
万葉集には、椿(つばき)を詠んだ歌があります。


今日は、植物を詠んだ  椿(つばき) の歌です。

万葉の時代も、「椿(つばき) 」と呼ばれています。
日本原産です。ヤブツバキ、ユキツバキが良く知られています。
椿は古事記・日本書紀にも登場し、古くから神聖な樹木として扱われていたようです。


万葉集/巻20-4481  作者/ 大伴家持(おとものやかもち)

あしひきの  八(や)つ峰(お)椿(つばき)  つらつらに
                     見とも飽(あ)かめや   植ゑてける君 

【意味】峰々に咲く椿の花を 見飽きることがないように
    どんなに見ても飽きようものか 植えたあなたという方は

 ※枕詞:あしひきの
 ※「あしひきの八つ峰の椿」〈つらつら〉を導く序詞。
 ※「八つ峰」多くの峰。重なり合った峰。
 ※「つらつらに」念を入れて。よくよく。つくづく。
 ※「見とも」たとえ見たとしても。〈とも〉接続助詞。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、「椿.」/無料(フリー)写真素材を使用。


「椿の日」の由来は、「つ(2)ば(8)き」の語呂合わせで長崎県五島市が、日本人の生活と文化に密接なつながりを持つ「椿」に焦点を当て、大事に守り育てていくために「つばきの日」が制定されました。

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毎月28日『ニワトリの日』 万葉集/巻10-2021 2025年1月

2025年01月28日 | 00.今日は何の日

毎月28日『ニワトリの日』です。
万葉集には、鶏(ニワトリ)を詠んだ歌があります。


今日は、生き物を詠んだ  鶏(ニワトリ) の歌です。

万葉の時代は、「鶏(かけ・とり)」と呼ばれています。

万葉集/巻10-2021  作者/柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)

遠妻(とおづま)と   手枕(たまくら)(か)へて   寝たる夜(よ)
                 (とり)がねな鳴き    明けば明けぬとも 

【意味】遠距離妻とお互いの 腕を枕に寝た夜は
    鳴かないでくれよ 夜が明けても知るものか

 ※「遠妻」織女星。
 ※「手枕交ふ」相手の腕を枕にする。
 ※「鶏がね」鶏。〈雁がね=雁〉と同じ。
 ※「な鳴き」禁止。鳴かないで。
 ※「明けば明けぬとも」〈~ば~とも〉どうにでもなれという気持ち。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、無料(フリー)写真素材を使用。


「ニワトリの日」の由来は、日付は「に(2)わ(8)とり」(鶏)と読む語呂合わせから。鶏肉・鶏卵の消費拡大が目的。記念日の名称は「ニワトリの日」や「鶏の日」などの表記も見られる。
日本養鶏協会など養鶏関係者が1978年(昭和53年)6月に制定。

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毎月28日『ニワトリの日』 万葉集/巻12-3094 2024年12月

2024年12月28日 | 00.今日は何の日

毎月28日『ニワトリの日』です。
万葉集には、鶏(ニワトリ)を詠んだ歌があります。


今日は、生き物を詠んだ  鶏(ニワトリ) の歌です。

万葉の時代は、「鶏(かけ・とり)」と呼ばれています。

万葉集/巻12-3094  作者/不明

物思(おも)ふと   寝(い)ねず起きたる   朝明(あさけ)には
                     わびて鳴くなり    庭つ鳥さへ 

【意味】思い悩んで苦しくて 眠れないまま起きていた
    夜明けごろにはわびしくて までが鳴いている

 ※「朝明」早朝。夜明け方。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、無料(フリー)写真素材を使用。


「ニワトリの日」の由来は、日付は「に(2)わ(8)とり」(鶏)と読む語呂合わせから。鶏肉・鶏卵の消費拡大が目的。記念日の名称は「ニワトリの日」や「鶏の日」などの表記も見られる。
日本養鶏協会など養鶏関係者が1978年(昭和53年)6月に制定。

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12月3日は「みかんの日」 万葉集/巻8-1489 2024年

2024年12月03日 | 00.今日は何の日

12月3日は「みかんの日」です。
万葉集には、みかんを詠んだ歌があります。


今日は、万葉集で植物を詠んだ  みかん の歌です。

万葉の時代は、「橘(たちばな)」と呼ばれています。

万葉集/巻8-1489  作者/大伴家持(おおとものやかもち)

(わ)がやどの   花橘は   散り過ぎて
                     玉に貫(ぬ)くべく    実になりにけり


【意味】わが家の庭のの 花はすでに散り果てて
    紐を通して薬玉(くすだま)に できる立派な実になった

 ※「玉に貫く」紐を通して薬玉(くすだま)にする。
                            薬玉は五月の節句に邪気を払うために用いる。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


「みかんの日」の由来は、みかんは漢字では「蜜柑」と書かれ、昔はみっかんと呼ばれていました。 そうしたこともあり、「いいみっか(3日)ん」の語呂合わせから、全国果実生産出荷安定協議会と、農林水産省によって、11月3日と12月3日がみかんの日に制定。

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11月3日は「みかんの日」 万葉集/巻3-0411 2024年

2024年11月03日 | 00.今日は何の日

11月3日は「みかんの日」です。
万葉集には、みかんを詠んだ歌があります。


今日は、万葉集で植物を詠んだ  みかん の歌です。

万葉の時代は、「橘(たちばな)」と呼ばれています。

万葉集/巻3-0411  作者/大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)

我妹子(わぎもこ)が   やどの   いと近く
                    植ゑてしゆゑに    成らずはやまじ


【意味】あなたの庭のの木は あまりに私のそば近く
  植えられたので私としては 実らさずにはいられません


 万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


「みかんの日」の由来は、みかんは漢字では「蜜柑」と書かれ、昔はみっかんと呼ばれていました。 そうしたこともあり、「いいみっか(3日)ん」の語呂合わせから、全国果実生産出荷安定協議会と、農林水産省によって、11月3日と12月3日がみかんの日に制定。

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