月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

ペニーレイン

2016-04-21 16:57:00 | かんじるままに
ごきげんいかがおすごしでしょうか

九州にお住いの皆様へ
心からお見舞いを申し上げます

お花の恩師が亡くなって初七日を迎えました
自分でも驚くほどに 心理へのショックは深く
ここ数日は 集中力にかけることが多く
自分を叱咤しながら日常を送っておりました

昨日は折形の授業があり 
また一つ新しい形を学んで参りました

伝統文化は古くからたくさんの人たちの手を経て
今に至っています
たくさんの人たちの命の繋がりがあってこそ
現代に受け継がれています
それをまた 
私たちが次の世代へと伝えていかなければなりません
それは 決して難しいお話ではありません

自然も時の流れも 常に人間と供に歩んでくれています
その流れに乗って受け継いだ命を次へと繋ぐことで
伝統は伝えられます
自然には逆らえない だから共存していく
そして人間は生きていく
命のバトンを繋いでいく
今日もどうぞお変わりなく過ごされていますように

読んでくださり ありがとうございます    月海



お時間が許せば 暫しおつきあいを。。。



最初の一枚
江戸折形 花菖蒲つつみ と 菖蒲つつみ

菖蒲つつみは菖蒲(サトイモ科)の葉が手に入らないので
アヤメ科のシャガの葉を代用しました

双方とも 草花つつみの折形です
現代も色々とラッピングの技はありますが
江戸時代は 花の種類によって形が違いました
草花と枝もの 四季によって違います

お写真の折型はカラフルな和紙を使用しておりますが
当時は 白一色だったと考えられますので
一言書き添えておきます





玄関に端午の節句飾りをしてみました

ひょうたん型の花器にちりめん細工を飾りました
花菖蒲つつみと兜の胡麻つつみ
友人作の花器にシャガをいけてみました

シャガは一日花・・・一日で花の命は終わり
次から次へと蕾が開いていきます

庭に植えて楽しまれている方も多いのでは?






昨日 来週のお花のお教室のお花の注文に参りました
自分のために なにか一輪買い求めたくて
心休まるように 元気な笑顔を取り戻せるように
来週生徒さんと笑顔で向かい合えるように
色彩から考えると 黄色は一番明るい色です
部屋の中に一輪 飾りました

名を 「ペニーレイン」 といいます(花屋さんでの表示より)
ペニーレインとはリヴァプールにある通りの名で、
ビートルズのジョンやポールが少年時代に遊んだところという。
この作品はそんな少年時代の思い出を、
ポール一流の感性で歌ったものだ。
と伝わっています

参考 The Beatles' Wonder Worldより
http://beatles.hix05.com/2/beatles202.penny.html

悲しんでばかりはいられない
想い出は大切に育てていかないと



東日本大震災も記憶にまだ新しい
私たちの住む日本という島は 自然の力がみなぎっている

いま できることを すこしづつ だれかのために

あなたの想いを
私の想いも

だれかのために

Good day and Peace and Love







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端午の節句を迎えるころ

2016-04-21 16:05:00 | かんじるままに
熊本地震 ならびに 九州全域にて
震災被害にあわれている皆様に
心からお見舞い申し上げます



自然は時として こんなふうに人間を傷つけて
慟哭の果てへ人間を追いやります

しかし時と供に変わらぬ日々を届けてくれます

今年も桜の開花は北海道へやっと届き
菖蒲の花の咲く季節へと移ります


卯月のお便りをあなたへ お届けします

花散らしの雨もふり、
その雨はこれから蒔かれる農作物の種が育つための
恵みの雨となります。

そこここで、蘇芳の花 山吹の花 雪柳 桃など
春爛漫の今日です。

4月の和名は 卯花月・花残月・鳥待月 と呼ばれ
春から夏へと移り変わる模様が感じられますね。

桜の花から新緑の5月へと変わるころ 
暦は菖蒲の節供を待つ頃になります。

菖蒲【「尚武」をかけた。(武士を尊ぶ)】や
ヨモギを家や門に飾り邪気を払う魔除けとしました。

この日は初節句に粽を、
翌年からは、
新しい芽が出るまで古い葉を落とさない事から
「家督が途絶えない」縁起物として「柏餅」を
食べる習慣があります。

ちなみに、
菖蒲湯につかわれる葉は、サトイモ科の葉菖蒲、

花菖蒲はアヤメ科です。
葉の形が似ていますが、まったく違うものです。



菊廼舎様の ディスプレーも端午の節句の祝い飾りです。

今回は こどもの日にちなみ、
『江戸折形 兜の胡麻つつみ』と『菖蒲つつみ』です。

水辺には渡り鳥がやってきて、
その水際には文目の花が咲いています。

空高く泳ぐ鯉のぼり。

これから来る爽やかなシーズンの訪れを表現しています
なぜ端午の節句に鯉のぼりを飾るのでしょう?
中国の黄河上流に竜門という激流が連なる滝があり、
そこを登り切った魚は竜になるといわれていました。
ある時1匹の鯉が激しい滝水に逆らいながら
竜門を登りきったところ、
鯉は竜へと変身し、天に昇っていきました。

この故事から立身出世の関門を
『○○の登竜門』といわれています。

澄み渡る空が気持ちの良い季節となります。
陽射しも強まります。
UV対策、水分補給を忘れずに、季節を楽しまれてください


最後になりましたが
九州の一日も早い自然災害が治まることを祈ります。









Good day and Peace and Love







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啓蟄

2016-03-06 19:47:00 | かんじるままに
弥生のお便り
3月5日は啓蟄
冬眠していた虫たちが目を覚まして 
外へと這い出してくる頃
野鳥たちがその虫を目当てに 
集まっても来ます

春風、春の陽射しと
春の香りが待ち遠しいころとなりました。
ここにきて春は足踏みをして 
桜の花の開花の時期を調整しているかのようです。
沈丁花の甘い香り、
万作の艶やかな黄色、
梅の残り香
桜・・さくらと 暖かい春を
待ち望んでいるようです。

三月の和名には 
桜月・花見月・すへの春 などがあります。
春は桜と申しますが 
文字通りの呼び名が目につきます。

古今和歌集で詠まれています
「見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」
(口語訳)
ここから眺め渡してみると、
柳の緑色と桜の色とが混ざり合って、
都が春の錦のようであることよ

都のほうを眺めてみたときに、
柳の葉と桜とが混ざり合って、
都全体が錦織を着ているように
思えるほどあざやかに彩られている
情景を詠んだ歌。
窓の外がそんな風景になる日が
待ち遠しいですね
春分に春のお彼岸。
昼間の長さと夜間の長さが同じになり、
夏至に向かい昼間明るさが伸びて参ります。
生命体の勢力も勢いを増します。

お彼岸には 春は『牡丹餅』、秋は『御萩』と呼び
春は牡丹の花が咲き、秋は萩の花が咲くことにちなんでいます。
おもちは五穀豊穣、
小豆は魔除けに通じることもあり、
日本の行事に欠かせないものです。
また、夏は「夜船」、冬は「北窓」とも
呼び名がついているという説もあります。

銀座 菊廼舎様の店頭もすっかり春色へと
移り変わります
今回は、桜の花をメインに花かごに盛ってみました
桜のアートフラワーも 国産品とオランダ産品が
取り合わせてあります
同じ桜でもお国柄で見方が違うことが 
花のつくりが大きく違うことで見て取れます
海外からのお客様の多い店頭で
和菓子に対するお客様の印象が違うことが
あると思います。
和の文化に触れて頂き広がることは嬉しいことです

月末には各地での桜の開花が北上していくことでしょう。
雪解け水の流れる疏水をイメージして
花弁を並べ そこに桜玉を浮かべ、
春の訪れをイメージしています。

今月は寒暖差が大きい日々と存じます。
お体に気を付けてお過ごしいただき
素敵な春になりますようお祈り申し上げます。


                月海 和 






Good day and Peace and love




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閏年

2016-02-29 19:28:00 | かんじるままに
今日は
 いかがお過ごしになられましたか?

例年よりも 四年に一度
一日多い閏年

午前中は雨が降っても暖かく
午後から陽射しが見え始めたら
北風が入り込んで寒かった

今年の閏年は そんなお天気でした

桃の花は
いつになく綺麗に咲きそろいました
陽気が暖冬で桃の花の負担が
少なかったのでしょう

明日から弥生三月となります

なにやら 心は緊張感に包まれています

微笑ましい出来事に
出会えますように

心の中で そっと祈っています






Good day and Peace and Love












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寒中お見舞い申し上げます

2016-01-20 09:13:00 | かんじるままに
寒中お見舞い申し上げます

一年で一番寒さの厳しいころとなりました

陽射しは春の優しさを含みながら
朝晩の日は 日一日と伸びていっております

暖冬の今年は自然界全ての物が冬眠の時機を逸している?
と思っておりましたら 急に真っ白な冬へと変わりました

一月の和名は初見月・初春月・初空月があります。
寒中を楽しむお洒落な呼び方です。

11日は鏡開きには小豆を煮てお汁粉がふるまわれ、
15日は小正月、小豆の粥を煮て神様に備えます。
ここまでを松の内と呼びます。
昨今は七草を過ぎると松飾を片付けてしまう
ようですが。全てのお正月の行事が終わります。

『立春正月』という呼び方もあります。
季節の節目を節句といい、二十四節気では、

立春から一年が始まります。節分は晦日祓いと考えて
一年の厄を鬼に見立てて、
豆をまいて鬼(厄)を追い払う

ということになります。
最近はCMでイケメンの鬼が流行っているようですが。。。


銀座菊廼舎さまのディスプレーも
今月は 【春を待つ日】節分をテーマにしてあります
豆まきの大豆に柊。 お福に鬼。 
春の色は連翹にしました。

自然界は春は黄色(白)から始まります。
蝋梅・連翹・万作・・・など

目を引く色に、甘い香りが立ちます。
散歩をしているとふと姿は見えねど香りする。
そんな春の花がたくさんあると思います。
早蕨も添えました。

寒いと言いつつも自然界は春を迎えに進んでいます。
今年も春が巡り来たことを楽しまれながら、
立春をお祝いしてください。

皆様へ 良き春が訪れますように。


Good day and Peace and Love







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