月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

Happy Christmas

2013-12-25 15:08:00 | かんじるままに
Happy christmas

今年のカレンダーの残りが
心もとないころ

クリスマスを迎える
新しい何かが始まるころ

心あたたくも
心さみしくも

その星の輝きのもとに
人の心近づき願う

幼子の幸せを
愛しき人の幸せを
家族の幸せを

地球上に生きるもの
全てに幸せを


あなたのしあわせを
心から祈っています









今年のフレッシュリース達です
上質のオレゴン産もみの樹が手に入り
メインに使いました
アロマオイルの材料となるオレゴン産
とても良い香りがします
そこに ユーカリも一緒に使っています
生花の山帰来、カンガルポー、ヒバ、シナモン

今年は できるだけフレッシュを使って
心が和らぐリースを作りたいと思いました

お渡しした方が ホッとする香りと色合い
視覚的にもホッとして 微笑むような
そんなイメージを大切にしました


☆-----☆


これは 我が家用に作り
飾ってある リース達

秋に頂いた葡萄の房をそのまま
リースにした物も少しグリーンを加えて
クリスマスバージョンにしました





こちらは お友達にさしあげた
クリスマスリース、クリスマスアレンジ




このリースは ご注文を受けて作りました
ワインのお好きなご年配のご夫婦のお宅へ

ご年齢からくる お疲れごとや心配事を
季節の便りが一時でも 和らげてくれるように
願いを込めて。。。






最後に このリースもご注文品です

昭和から平成へと移り変わる様子を
静かに見つめてきた建物へ敬意をこめて

その建物には物言わぬ時の流れが
しっかりと空間に漂っています

でも そんな空間で
人間は時に駆け引きをして
人間は時に素になって
何かを想っていたのであろうと

昔を想い出していた?
未来を思った?

今日の幸せに浸った?
自分の行く末を案じた?

愛している人のことを?

そんな思いが建物の端々にしみついていた






Good day and Peace and Love

いま できることを すこしづつ だれかのために



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春分の日に思ったこと

2013-03-21 08:04:00 | かんじるままに
桜が咲いて
 春爛漫の色に
  包まれている街が

あいにくの北風に
 覆われて
冬の様子に
  戻っています
寒い朝です

春色のスカートを身に付けるのを
ちょっと躊躇ってしまいそうな
そんな冷たい風が吹いています

春の彼岸
お墓参り用のお花の支度で
お花屋さんは忙しい時期ですね

春分の日の昨日
ご先祖様へ花を手向けながら
ふと思い出したことがありました

2年前はこのお彼岸の時に
お花も手に入りにくかった
そんな事があったのだな

大震災直後の彼岸
物資の流通が異常事態の日々
余震が続き
心の落ち着きどころのない
不安な日々
お墓参りもお墓が倒れてしまって
困っている方たちが
沢山いらっしゃった

お墓参りに行っても
余震が続くために
お線香の火も気遣いながらの
お墓参り

津波でたくさんの方が亡くなった事実
それを知り
しばらく花鋏もにぎれなかった

殺生ということが
切なかった日々

花生け師は花の命を預かる仕事
種から育った植物を
手にして作品を作り上げる仕事


生産者さんが出荷した植物だったり
庭先の植物だったり
足元でふと出会った植物だったりするが

常に植物の命を
ある意味 殺生しなければいけない
植物の命を ありがたく頂戴して
新たなる栄えある姿に
植物を変えていく
そしてひとりでも その姿を観て
心留めてもらえるように
信念を込める作業をするのが生業である

花生けを身につけると
そこに 水の蓄えられる物があれば
花一輪が手に入れば
習性で花を生けてしまう

花に語りかけながら
そう。。。傍から見ると
何を独り言をブツブツと。。
と笑われてしまうかもしれない
それに気づかぬほど
花生けに集中して花と語り合う

あの震災以来
私が直面していること
あの日以来
花をいじることが 辛くなった

いけばなを完成するには
どうしても花の本質を表現するために
触って花の姿を変えなければいけない時がある
30年以上花鋏を持ってきた人間の私は
ちゃんと解っていることです
それ故に花に鋏みを入れていきます
殺生という言葉を乗り越えて
花の美しく見える姿を追求します
植物の命を預かります

辛いという気持ちを
いつもいつも 忘れずに
命をありがたく頂戴する
そういう真摯な気持ちで
植物と対話を続けていく
 そんな 花生け師でありたい

そして 一人でもいい
私の作品を観て

季節を感じ
 心穏やかな一瞬をもって頂ける

そんな花生け師でありたい




Good day and Peace and Love





いま できることを すこづつ だれかのために


headphones.花は咲く/花は咲くプロジェクト(Cover) .headphones







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年の瀬

2012-12-28 14:04:00 | かんじるままに
暮来月 二十八日 

もういくつ寝ると 新しい年に変わるでしょう
慌ただしい中でそれでも 恒例のお祝いにちなんだ包みを
いくつか折っています

折形(おりかた)は一目でわかる
効率の良い収納のラッピングです
古来より伝わる伝統文化の一つです

新しい年を待つこの数日の間
慌ただしさの中で 少しだけ
おもてなしの心をこめて
手を動かす時間が とても好きです


明日は29日
苦が二重になると言われて
お祝いの支度はちょっとお休みの日
細かいところのお掃除など済ませて
30日にはお飾りを済ませたいと思います

今日はもう少し
手を勧めたいと思います

少しお天気が下り坂
冷えております

みなさま ご自愛ください。

headphones海を見ていた午後headphones





Good day and Peace and Love




お祝い箸包み



下段 箏の弦包み、もろもろの糸包み、
  鶴の粉包み(ポチ袋)




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ボジョレーを待つ頃

2012-11-06 19:41:00 | かんじるままに




霜降り月・雪待月

和名が晩秋から初冬に
変わることを感じる

11月になりました


10月のリースもハロウィンから模様替え

秋バラと実物
ワイン色とコルクを加えて
11月のリースへと姿を変えました




山は紅葉、実りの秋をゆっくりと通りすぎ
初霜 初雪と色を変えます





初霜が下りたら
このリースにも 初霜を降らせます



そして このリースの季節が過ぎれば
フレッシュリースに変わり
季節はクリスマスへと進んでまいります

手作りゆえに遊び心満載のリースになります



花屋さんの店先は
オーストラリアからのお花が並び始めました
そして 一緒にやわらかい印象の日本産のお花も
ゆったりとならんでいます

日本の晩秋と初冬を楽しみましょう


クリスマス・シーズンを待つ間に。。。



headphonesワインの匂い オフコース headphones









Good day and Peace and Love




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曼珠沙華の咲くころ

2012-10-02 21:50:00 | かんじるままに


彼岸花という花を初めて見たのは小学校1年生のとき
広い石垣に一間ほどの石の階段があり
そこにはこんもりとした森があった

春には野の菫が咲き 夏には鳥が鳴き虫が飛び交い
秋には団栗がたくさん落ちている
そんな不思議な場所がだった

今でも その土地が どんな土地だったのか
一考に解らずじまいでいる
その森の中には 秋には彼岸花が咲いていた

その土地に入り込むことを 大人たちは良くは言わなかった

でも 私はそこでたくさんの野の花を・・・
他人(ひと)は 雑草と呼ぶのかもしれないけれど
観て好んでいた

深い緑の森の中で
彼岸花は真っ赤に 美しく見えた


そばによると
不思議な香りがする

甘い香りではない
青いような 水のような 土のような
不思議な香り

花泥棒は盗人にならないと・・誰が言ったのだろう
そのころの 私は
あちらこちらで 花摘みをした気がする

ただ 庭先で咲いていて
どうしても欲しいときは
連日 その家の前をとおり
庭の持ち主を見かけるまで通い
みかけると
おそるおそる・・ 一輪だけ ください。。
と 頼みこんでいた

かすかな記憶だと
その森の奥に 小さな家があった気がする
廃屋だったのか
世捨て人が住んでいたのか
それも 判らずじまいだった

真っ赤に咲き誇る彼岸花を
私は 思わず引きちぎるように摘んでいた

そう。。子供の手で彼岸花をつむのは
折り花をして摘めるものではない

ドキドキしながら家に帰ると
玄関に着くや否や
母から玄関から中に入ることを禁じられた

彼岸花は家屋に持ち入ってはいけない
と きっちりと叱られてしまった

花摘みは悪いことではないけれど
摘んではいけない花もあると
その時 母に教えられた

彼岸花は 亡くなった人に手向けてあること
根に毒のある植物もあること
曼珠沙華と呼び名があって 天上の花であること
仏様に因む花だから むやみに 摘んではいけないことを
教えられた

真っ赤で綺麗だったから・・・

摘んだ場所も聞かずに
母はあったところへ返していらっしゃいと
私に言った



その日以来
私の記憶の中では
その 石段を登った記憶はない















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