月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

夏を待つ支度

2014-06-22 08:16:00 | かんじるままに
みなさま ごきげんいかが
おすごしでしょうか

夏至が過ぎて 暦は夏の盛りへと移りゆく頃
もうすぐ七夕の飾りつけも始めるころとなりました

所によって 雨の量が随分違うようです

今日は 久しぶりに朝から雨が降っています
風もなく 真っ直ぐに落下している雨の音が
うっすらとノイズのように耳に届きます

菊廼舎さんのディスプレー
今月は 追加となりました

この夏の商品 【夏色缶】のイメージディスプレーです
人魚が集めてきた宝物がそこここに隠されている
そんな夢のあるお菓子になっています


貝の中に 人魚姫が好きそうな宝物を
少しだけ秘めてみました

壁かけの花は 芍薬から
七夕飾りを施した笹飾りに変えてあります

店頭ではかき氷も楽しめるそうです
お時間がございましたら お立ち寄りください

水無月もあと10日ほど
夏越の祓に30日には出かけましょう

茅野の輪くぐりをして
水無月のお菓子を食べて

半年の厄落とし。


この夏も どうぞ御健康でお過ごしください












Good day and Peace and Love





夏のドア飾り





いま できることを すこしづつ だれかのために






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勿忘草をあなたへ

2014-03-11 16:58:00 | かんじるままに


いま できることを すこしづつ だれかのために





忘れないことが
なによりも
たいせつなこと


命を落とされた方々へ
心からお悔やみを

いまもなお 
ご苦労が続いている皆様へ
心からお見舞いを

そして
忘れないということを
祈りと共に誓いたい

合掌



Good day and Peace and Love






柳緑花紅

2014-03-04 14:00:00 | かんじるままに
みなさま 
ご機嫌いかがお過ごしですか?

雪が消えて
庭では春支度が始まって
『いよいよ出番よ♪』って
芽を出す花々


いらっしゃいませ。
今年もようこそ。

あと一か月もすると
すっかり春の色になる

初夏を待つ花たちのお手入れを
来週には始めようかな





自然を表す言葉に

『柳緑花紅(りゅうりょく・かこう)』
やなぎはみどり、はなはくれない 
とも読む

春の自然の美しさを表現している
人の手の入らない素のままの
自然の美しさを意味している

そして いつの時も変わらない
不変の美しさを表している

今月の 銀座 菊廼舎様 の
ディスプレーの色合いは 
ここにヒントを得ています







銀座の柳はとても有名です
歌にも歌われています

銀座の柳
作詞:西条八十
作曲:中山晋平

植えてうれしい 銀座の柳
江戸の名残りの うすみどり
吹けよ春風 紅傘日傘
今日もくるくる 人通り

巴里のマロニエ 銀座の柳
西と東の 恋の宿
誰を待つやら あの子の肩を
撫でてやさしい 糸柳

恋はくれない 柳は緑
染める都の 春模様
銀座うれしや 柳が招く
招く昭和の 人通り


東京は柳と桜は御縁が深いです。

そして都内には有数の
桜の樹があります。
昔は大きな屋敷のその庭に
桜が植えられていました。

昔々春には 
都を高台から振り返り見れば
そこには緑と桜が織りなす
錦絵が見えたらしい

古今和歌集に

見わたせば
柳桜を
こきまぜて

都ぞ春の
錦なりける

と詠まれています。

平安時代までは
桜よりも梅が愛でられていたそうで
紅という表現も
 その紅梅の名残かな。。って
想像ができます。

平安京で紫宸殿に
梅から桜へと植え替えられた記録が
あるらしいです。


この3月から4月にかけては
いづこもお祝いの多い
シーズンです。

卒業、入学、進学、新社会と。

そのお祝いによせて
祝鶴を夫婦で桜の花びらの上に
浮かべてみました。

高砂人形を御存知でしょうか
能とかで演じられることが多い
「高砂」
相生の松によせて年を重ねた夫婦が
その愛を確かめ
長寿を喜び、
人生や世の中を祝う
という大変めでたい能です。

よく結婚式でも、謡われたりします。
そこからも少しヒントを得て
鶴を夫婦にしてみました。
この春新しい門出を迎える人たちが
健康で自分の人生を楽しめるように、と
願いを添えてみました。



今年の春は空のご機嫌が悪くて
お天気が定まらないけれど
それでも 植物は
しっかり春を迎えようとしている
桜の木々もすでに蕾をしっかりと蓄えて
ほんのりと 染まり始めています

底冷えがしばらく続くようですが
体調管理をしっかりなさって
ご機嫌よくお過ごしください。






Good day and Peace and Love



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寒中に春を想いて

2014-01-23 22:32:00 | かんじるままに
寒中の夜
雪の便りがあちらこちらから届きます。

蝋梅の開花の噂も届きます。
その枝は朴訥と趣はありませんが
その甘い香りは 春を待ちわびる人間にとって
一時の夢を思わせる香りです
明日からは少しづつ
暖かい日和が訪れるようです


初見月も終わりが すでに近づいています。
一か月ってあっという間ですね。

初夢と一緒に夢を広げていた日々も
少し現実に引っ張られて
夢も現実味を帯びながら広がりを見せるころ

お正月のゆったりとした気分もぬけて
日々の忙しさの中で
本当を見つめる時間に追われる
そんな季節です


少しだけ 独り言を。

私の師事している折形の先生が
こんな話を このごろよくなさいます

「『お・も・て・な・し』って表現がブームに
  なっていますが、本質は
  日本人の『粋』や『心栄え』ですよね 」

富士山や日本食(和食)が世界的に認められる地位を得て
そこに付随していく 日本の伝統や古典文化が
どう伝わって行くのか、とても気になっていらっしゃる様子です


「利休七則」 というものがあります
お茶の道を究めている方はよく御存じの
おもてなしの姿勢だと思います
私は残念ながら 数年かじっただけなので
詳しくお話はできないのですが
一期一会のお茶一杯にこめる
お客人をもてなすということが
一つ あらわされていると思います

参考HPのご紹介
http://www.urasenke.or.jp/textb/kids/kokoro/kokoro.html


日本人には古来、季節に親しみ生活に取り込む
そんな心ゆとりある時間が大切にされていました

節供(節句)という考えも季節の節目を表す言葉でした。
重日信仰という中国から伝わった、奇数の数字が重なった日を
大切な節供と考えて そこから五節句が生まれています

花の世界も 天地人、芯添留、主副客。などと
自然と時と人の関係を考え、その関係の間を
思い労わる世界が広がっています
人はいつのときも 
時の流れの中で自然界に生かされています
そこから逃げることも開放されることもありません
いつも共存共命しています

その日常から他人様へのおもてなしが生まれてきます
これは 受け側にもそれを見極める力がなければ
一方通行になります
「お陰様」「お互い様」と言った心栄えを持ち
そういった自分を謙虚に表現する
日本人らしい 気の利いた行い「粋」な計らいをすること
そういった条件が おもてなし という言葉へとつながっていくと
そんな風に思います

お花の世界で こんな例えがあります
夏に、お友達の家に遊びに御呼ばれして
ふと目にしたお花に 睡蓮の花がいけたあったら
あなたは上客として おもてなしされていると思いなさい

睡蓮というのは開花から3時間程度が見ごろとなります
その前後は蕾は開きにくく、閉じやすく
いけ手は お客様の来客時間に合わせて
睡蓮をいけます
美しく見栄えの良い状態でその花を見ることがあれば
間違いなく その日のお客様として
とても大事にもてなされているのです

この話の大事なポイントは
もてなす側の気持ちを 
もてなされる側が気づく力を
身に着けているかどうか
そのあたりにも あります

私は ささやかながら
こうして お話しすることで
先人の先生方が大切に育て伝えてきた
伝承してくださった日本文化を
誰かに伝えていきたいと
思いながら毎日を過ごしています

「一子相伝」と「完全相伝」 という考え方があります

「一子相伝」
我子(もしくはそれに見合った実力者のみ)だけに
伝統を継承させる方法
一家を養うのに余りある程高価値な財産情報である
「秘伝」「奥義」を守る有効なシステムと考えてよいですね。

「完全相伝」
お弟子さんの技量に合わせて
伝統を余すことなく伝える方法ですね。


秘伝・奥義を正しく伝えていくために
限られた人数に伝え、守ることも大切と思います。
しかし時代は変わり情報が伝えやすくなった今
伝統の内容によっては 多くの方へ伝え
そして 受け継いだ方が次のどなたかへ
伝えてくださることも大切と考えています。
自分の中だけに おもてなしの日本文化を
溜め込んでしまっては、衰退の一途となりそうです

そういった意味合いでは
世界の人たちが集うときに
日本人の心意気(粋)や心栄えをおもてなしに生かすことも
とてもすてきだと思います。



今、老舗の和菓子屋さん
銀座 菊廼舎さんのディスプレーを
手がけさせて頂いております
とても有難いチャンスと感謝しております
その場を借りて 私が師事して参りました
お花、お茶、折形、アロマ、ハーブ、色彩の
各先生方から継承した日本の伝統文化を
沢山の方へご覧いただきながらお伝えしたいと
心深く思っております


お茶もお花もお菓子も
形あるものはすべて
いつか消え去ります
たった一度しか出会えない
一期一会の一瞬を
お互い様と心穏やかに
通わせられますように

今日 
楽しかったこと
嬉しかったこと
発見したことは誰かに伝えましょう

いつか 誰かのために 役に立つかもしれません












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ことはじめ

2014-01-04 23:23:00 | かんじるままに




銀座 菊廼舎 (銀座コアビル地下1階)に展示中
お正月飾り
 飛翔鶴と稲穂
 松と雄蝶・雌蝶

アートフラワー作品
四君子(蘭・竹・梅・菊)

制作 月海 和



あけまして おめでとうございます
皆様 ご機嫌宜しく寿ぎの時をお迎えでしょうか
今年もよろしくお願い申し上げます


ここ数年 除夜の鐘と共にお年始のご挨拶状を
書きはじめ ゆっくりと皆様のお顔を思い出しながら
ひとことふたこと 添えさせていただいております

松の内にはお届けできると思います
ご挨拶が遅れますこと どうかご容赦くださいませ

お勤め先のご住所のみ頂戴しております場合は
ご挨拶状の送付を遠慮させて頂いております
失礼しておりますがお許しくださいませ



このお正月も 外の門から始まり
玄関扉、玄関、鏡餅飾りなど
お花と折形で私なりにお正月らしさを
作り上げております

お写真を掲載させていただきます
お時間ございましたら ご覧くださいませ





三光松・菊・百合・カーネーション・千両




外門
 孔雀松と松包み

お正月のテーブル支度
 お祝い箸包み・鶴の箸置き

玄関扉
 松と立ち日蔭・水引

玄関の鏡餅の飾り





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