月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

睦月のおたより

2018-01-12 16:38:00 | かんじるままに

寒中お見舞い申し上げます。


正月立ち春の来らば かくしこそ
梅を招きつつ 楽しき終へめ
【正月(むつき)立ち春の来らば、
かくしこそ梅を招きつつ、楽しみ終(を)へめ】
万葉集巻五より
訳;正月になって新春がやってきたなら
このように梅の寿を招いて楽しき日を過ごそう

(引用:万葉集入門http://manyou.plabot.michikusa.jp/manyousyu5_815.html

お正月気分がまだ抜けきらぬ頃、一年で一番寒さの厳しい時期
暖かいものが嬉しい頃です
しかし、すでに春の気配を植物は漂わせております

一月の和名は初見月・初春月・初空月
冴え冴えとした寒中を楽しむお洒落な呼び方です

11日は鏡開き 小豆を煮てお汁粉をふるまいます

15日は小正月 小豆の粥を煮て神様に備えます
ここまでを松の内と呼びます

お正月の神事や祀り方は地域差が大変大きく
興味深いものがあります

2月4日立春 『立春正月』『立春大吉』
という呼び方もあります

銀座菊廼舎様の店頭も春を呼ぶ
ディスプレーに変わりました

季節の節目を節句といいます
二十四節気では、
立春から一年が始まります

節分は晦日祓い
一年の厄を鬼に見立て、豆(魔滅)をまいて
鬼(厄)を追い払います
柊のとげを鬼が嫌うので戸口に置いて
侵入を防ぐという説もあり
柊を庭の門の近くに植えることも多いと思います
今月は節分がテーマです
升にいり豆をたっぷりと用意して柊を飾り 
店先から鬼の侵入を防ぎます
お福と鬼の面、
タラの木で作った鬼の棍棒を飾ります

お花は早春を感じる連翹、辛夷と寒菊
梅と水仙などを取り合わせました

この時期は花木と呼ばれ花が咲いてから
葉が伸びる植物が続きます

『冬 来たりなば 春 遠からじ』





お風邪を召しませんようご自愛しつつ
春を待ちながら寒さも楽しむ日々をお過ごしください
皆様へ 良き春が訪れますように


Good day and Peace and Love





銀座菊廼舎 銀座コアビル地下1階

お時間ございましたらどうぞお立ち寄りください
店内で甘味とお茶を頂けます


いま できることを すこしづつ だれかのために






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