月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

柳緑花紅

2014-03-04 14:00:00 | かんじるままに
みなさま 
ご機嫌いかがお過ごしですか?

雪が消えて
庭では春支度が始まって
『いよいよ出番よ♪』って
芽を出す花々


いらっしゃいませ。
今年もようこそ。

あと一か月もすると
すっかり春の色になる

初夏を待つ花たちのお手入れを
来週には始めようかな





自然を表す言葉に

『柳緑花紅(りゅうりょく・かこう)』
やなぎはみどり、はなはくれない 
とも読む

春の自然の美しさを表現している
人の手の入らない素のままの
自然の美しさを意味している

そして いつの時も変わらない
不変の美しさを表している

今月の 銀座 菊廼舎様 の
ディスプレーの色合いは 
ここにヒントを得ています







銀座の柳はとても有名です
歌にも歌われています

銀座の柳
作詞:西条八十
作曲:中山晋平

植えてうれしい 銀座の柳
江戸の名残りの うすみどり
吹けよ春風 紅傘日傘
今日もくるくる 人通り

巴里のマロニエ 銀座の柳
西と東の 恋の宿
誰を待つやら あの子の肩を
撫でてやさしい 糸柳

恋はくれない 柳は緑
染める都の 春模様
銀座うれしや 柳が招く
招く昭和の 人通り


東京は柳と桜は御縁が深いです。

そして都内には有数の
桜の樹があります。
昔は大きな屋敷のその庭に
桜が植えられていました。

昔々春には 
都を高台から振り返り見れば
そこには緑と桜が織りなす
錦絵が見えたらしい

古今和歌集に

見わたせば
柳桜を
こきまぜて

都ぞ春の
錦なりける

と詠まれています。

平安時代までは
桜よりも梅が愛でられていたそうで
紅という表現も
 その紅梅の名残かな。。って
想像ができます。

平安京で紫宸殿に
梅から桜へと植え替えられた記録が
あるらしいです。


この3月から4月にかけては
いづこもお祝いの多い
シーズンです。

卒業、入学、進学、新社会と。

そのお祝いによせて
祝鶴を夫婦で桜の花びらの上に
浮かべてみました。

高砂人形を御存知でしょうか
能とかで演じられることが多い
「高砂」
相生の松によせて年を重ねた夫婦が
その愛を確かめ
長寿を喜び、
人生や世の中を祝う
という大変めでたい能です。

よく結婚式でも、謡われたりします。
そこからも少しヒントを得て
鶴を夫婦にしてみました。
この春新しい門出を迎える人たちが
健康で自分の人生を楽しめるように、と
願いを添えてみました。



今年の春は空のご機嫌が悪くて
お天気が定まらないけれど
それでも 植物は
しっかり春を迎えようとしている
桜の木々もすでに蕾をしっかりと蓄えて
ほんのりと 染まり始めています

底冷えがしばらく続くようですが
体調管理をしっかりなさって
ご機嫌よくお過ごしください。






Good day and Peace and Love



いま できることを すこしづつ だれかのために



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