神佛の加護をいただく

神佛の
ご加護をいただくには・・・
密教修行を通じて体験したことを書き続けたいと思います。

宿業を諦める

2024年09月10日 14時58分49秒 | 私の業なのです。

善行院 雄徳です。

お参りくださいまして、ありがとうございます。

 

南無帰依三寶

南無帰依佛 南無帰依法 南無帰依僧

南無大日遍照金剛

 

誰もが大なり小なり宿業を背負っています。

 

父親の酒乱が治りますようにとの祈りは届きませんでした。

単なる酒癖が悪いだけではなかったのです。

目つきから顔つきまで変わり

声が大きくなり怒鳴り散らかす。

会社で気に入らないことがあると

夕食時、楽しみの酒を飲み、酔いがまわってくると

変なスイッチが入り、不平不満、悪口雑言

文句だらけの言葉の羅列。

物に八つ当たりをする。

人格がガラッと変わった姿は

恐怖そのものです。

 

人酒を飲む 酒酒を飲む 酒人を飲む

俗にいう大トラです。

父親の気が済むまで続きます。

 

本人に自覚があって、酒乱を治したいと思わなかければ

こちらの祈りも通じないわけです。

 

オイラが幼いころは、ただただ恐怖でしかなかった。

母と弟とともに耐えるしかなかったのです。

 

原因は父親の性格なのでしょうか。

末っ子でただ育てられただけで、躾もされていなかった。

両親の愛情を受けて育ったわけではない。

思いやり気持ちがない、感謝の心がない。

自己中心的な性格。アダルトチルドレンです。

親のせい、先祖のせい、誰のせい、環境のせい。

 

酒乱、その原因を遡ってみても

これだという酒乱の原因にはたどり着けないようです。

例え、たどり着けたとしても、それは表面的な見方です。

 

宿業だと諦めて、この苦しみを受け入れる。

そして

懺悔(さんげ)の文を唱えてから、祈りに入るのです。

 

我昔所造所悪業 がしゃくしょぞうしょあくごう

皆由無始貪瞋痴 かいゆうむしとんじんち

従身語意之所生 じゅうしんごいししょしょう

一切我今皆懺悔 いっさいがこんかいさんげ

 

我、昔より造りし諸の悪業は

皆、無始の貪瞋痴に由る。

身・語・意、従り生ずる所なり。

一切を我、今、皆、懺悔し奉る。

 

私が今、受けている苦しみの原因は

私が過去世より犯してきた数多くの悪業の・・・

すべては始まりのない、むさぼり、いかり、おろかさ等

心の三毒より生じたことなのです。

行為・行動、言葉遣い、心に想ったこと

身・語・意の三業より、悪業となったのです。

心に想ったことが、言葉遣いとなり

態度で示してしまった。

 

今、私が受けている苦しみ、これが本当の原因なのです。

その一切の悪業を自覚して、私自身が今から懺悔するしかないのです。

 

私の宿業だと苦しみとともに

この懺悔文を、心から何度も何度も繰り返し唱える。

次に、真言を何度も何度も念じ誦える。

 

オン アビラウンケン バサラダトバン・・・

六大法身の大ビロシャナ如来さまに帰命し奉る。

 

そして、父親の酒乱の苦しみ耐えながら

祈り続けるしかないのです。

 

自らの宿業からは逃れることはできません。

 

私の宿業として明らかに知って

懴悔・滅罪しなければ

祈りも叶わず、しあわせにはなれないのです。

 

南無一切三寶

南無大日遍照金剛

南無大聖大悲不動明王

 

ご加護をいただき、お陰様で、ありがとうございます。

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

合掌

コメント
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ご無沙汰しております。私のことを書きます。間違って削除してしまいまして、再度、追記しました。

2024年08月29日 09時53分48秒 | 私の業なのです。

ご無沙汰してしまいました。

善行院・雄徳です。

お参りくださいまして、ありがとうございます。

南無帰依三寶

私は、佛・法・僧の三寶に帰依し奉る。

南無大聖大悲不動明王

私は、大聖大悲不動明王さまに帰命いたします。

かなり悩んでいました。これが原因です。

今まで綺麗ごとばかり書き綴ってきましたが

私自身のことを書きます。

 

私が、僧侶にならなければならない理由がありました。

拙いブログではありますが

何かの役に立てれば、幸いです。

 

私には、と言うより、オイラは、心に傷を負っています。

それも、トラウマ級です。

 

先ず、一つ目は、父親が酒乱で苦しめられてきました。

二つ目は、父方の先祖の誰かが、虚無僧の命を奪ったことです。

布教で、托鉢に来られたところ、金品を奪って

その亡骸を、家の土間に埋めてしまったそうです。

後日、その家は火事に遭いました。

 

オイラは、たぶん虚無僧の祟りを受けていると思いますが

得度できたことによって、日々の真言念誦することによって

やっと、プラス・マイナス・ゼロって、感じしかありません。

 

住職である師匠に、父親の酒乱で苦しんでいると、相談しましたが

笑いながら、そのうち治るよ。と言われただけです。

その当時、師匠は、跡取りの倅と同じくらいの年の女性と再婚していました。

ラブラブだったのでしょう。ちゃんづけで呼んでたくらいですから。

 

オイラは、救われる対象ではなかったのでは、と・・・。

 

幸せの絶頂にあって、オイラの苦悩には無関心だったのでは・・・。

 

父方の祖父も、酒乱でした。

それではいけないと思い、祖父は一年発起して

日蓮宗の祈禱が出来るようにと、修行しました。

お稲荷様も信仰していたようです。

水をかぶり、団扇太鼓を叩き

お題目、南無妙法蓮華経と唱えていた。と、思います。

オイラは、その姿を見てはいませんが

父の話を信じるしかありません。

 

嘘・偽りがあるとは思えませんが・・・。

 

オイラの父親は、反面教師としては優秀だと思います。

中身がありません。謝ることができない。

感謝の気持ちがない。超自己中です。

 

祖父曰く、末っ子で育てただけで、躾はしていない、だと・・・。

母と結婚する際、そう言ったそうです。

 

後々の、災いの原因ではなかったか・・・。

 

母は、母で、母親にあまり縁がありませんでした。

母の母親は、早くに亡くなったそうです。

男親に、厳しく育てられたそうです。

今で言う、シングル・ファザアー・・・。

 

母は、夫の酒乱のことで、実父に相談したそうです。

別れてきなさい。と、話したそうです。

母から、オイラが聞きました。

でも、その時、離婚していたら、弟は生まれてこなかった。

それでも、母は、離婚を避けました。

母も、親の言うことを聞かなかった。

 

弟は、二人の娘の父親におさまっております。

二人の娘は、社会人として生きています。

弟は、授かり婚で、結婚に至りました。

婿で入った、義理の母親は曲者でした。

 

婿イジメされていた弟は、

同居同時、家に来て、食事をして、泊まっていくことがありました。

私(弟)が死んだら、相手を恨まないで、と言っていました。

相当、イジメられていた。苦しんでいた。

酷い話だよね。

定時に終わっても、夜の七時まで帰って来るな、だと・・・。

 

親の因果が、子に報い。

 

弟も、苦しめられていた。と、言うことです。

 

でもねぇ。

オイラが、佛教、密教を学んで知りました。

今受けている苦しみは

過去世でしでかしたことの

報いだとわかりました。

 

オイラが、今の父親にされていることは

オイラの過去の悪業の報いだと

知らされました。

まったくもって、自業自得なのです。

 

ああ、そっか・・・

今の親父が、オイラにしていることそのことが

オイラが、過去世で行っていた悪業の報い。

それが、今、オイラが行った報いが

オイラに返ってきたと言うことです。

 

そう、私の業なのです。

 

オイラは、師匠に見捨てられ、他に誰も救ってくれませんでした。

 

だから、オイラが、救われる道を、模索しています。

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

合掌

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