祈り・拝み 信じ 続けること・・・
何故に 毎日 欠かさず 祈り・拝み続けなければ ならないのでしょうか ?
人間は この世に生を享けてから 寿命が尽きるまで
生き続けなければ なりません。
いかに 生きていくことが 苦しくとも 辛くとも
自らの命を 自らの手で 絶ってはなりません。
私は お不動さまを ご本尊さまとして お祀りしております。
南無大聖大悲不動明王 と祈らせていただいております。
不動明王さまを信じて 道場の中央の上段に 安置しております。
ご本尊さまに向かって右には 胎蔵生(たいぞうしょう)マンダラを
ご本尊さまに向かって左には 金剛界(こんごうかい)マンダラを
中段には ご本尊さまの ご寶前に
不動明王さまと その眷属であらせられる八大童子さまの絵像を
その左右には ローソク立て さらに その左右に 常華(じょうか)を
一番下の段には 中央に 香炉 その左右の 供物台には果物やお菓子を供え
さらに その左右には 生花を生けた花瓶を 安置しております。
南無大聖大悲不動明王
薄暗くした道場の中にある ローソクに火を点すと やわらかい灯りが
不動明王さまを やさしく照らしてくださいます。
線香に火を点け 香炉の中央に真直ぐ立てると
香の煙が上へ上へと 立ちのぼっていきます。
そして 雲のように ご本尊さまの 頭上あたりに香煙が漂います。
実に 神秘的な雰囲気の中での 祈りが 始まります。
南無大聖大悲不動明王
お不動さまを 思い 念じ 唱える・・・
不動明王さまの お姿 佛像 そのものは
不動明王さまの 命の あらわれであり み心の あらわれであり
誓願(せいがん)の あらわれでもあります。
南無大聖大悲不動明王
密教の修行は 不動明王さまと 自らが一体に成るために 祈り・拝むのです。
あるいは 大日遍照金剛さまと 自らが一体に成るために 祈り・拝むのです。
私の 身体・言葉・心を ひとつにして祈り・拝むのです。
身体は 背筋を伸ばし正しく坐り 姿勢を調え 合掌します。
言葉は お不動さまの真言を お唱えします。
心は お不動さまを信じ 念じ続けるのです。
南無大聖大悲不動明王
では どうして このようなことを しなければならないのか。
現代風に言えば セルフ・イメージを 高めるためにです。
自らの精神面を 向上させるためにです。
あるいは 自らの スキル・アップを させるためにです。
それは 最終的に 私が 不動明王さまと 同じ境地に成るためにです。
即身成佛と言うと とっつきにくく 小難しい イメージですが
要は 私の 悩み・苦しみを お不動さまは 救ってくださることを
大日遍照金剛さまは 救ってくださることを
そして お蔭をくださる 加護してくださる ことを 信じ続ける。
自らの このモチベーションを 正しく 保ち続けるためにです。
そうすることによって お不動さまに 大日遍照金剛さまに 感化されて
悩み・苦しみから解放され 心の安らぎ・安心(あんじん)が得られるのです。
南無大日遍照金剛と お唱えするのもまったく 同じことが言えます。
南無大聖大悲不動明王
あなたには 無限の可能性が 秘められています。
それは あなたが 大日遍照金剛さまと
無関係な存在ではない と言うこと。
それは あなたが 大聖大悲不動明王と
無関係の存在ではない と言うこと。
今までの セルフ・イメージを変えることで
考え方が 行動が 習慣が 発言の仕方が
結果が変わってくるのです。
イメージは変えることができるのです。
そして あなたの 隠れた才能を見出し 開花させるには・・・
最後まで読んでいただき ありがとうございます。
少しでも あなたの お役にたてればと思います・・・
南無大聖大悲不動明王 大日遍照金剛
南無大聖大悲不動明王 大日遍照金剛
南無大聖大悲不動明王 大日遍照金剛
ちなみに 毎月二十八日は お不動さまの縁日です。
ありがとうございました。
合掌