もうちょっとがんばればPhD取れたはずなのに、取らずに去ったヒトを何人か知っている。取らなかったその後の人生、残念なヒトもいれば、いいヒトもいる。取らないことががその後の人生で問題となるかどうかは、各人次第。
ただ、私的には、取れそうなら取っとけと言うしかない。
私自身、14-5年前に博士後期課程をリタイアしそうになったけど、指導教官が「もうちょっとじゃないの」と言って辛抱強く説得してくれて、なんとか学位取らせてもらったから。
(そのもうちょっとでプラス2年費やしたけどね。)
あと、私の場合、博士後期課程をやめようと思ってしまったのは、他にやりたいことがあったからではなくて、結局は論文書く能力が足りてなかったのが原因。
だから、学位取って良かったかどうかと言うと、それは良かったと言うしかないし、今の仕事はPhD 持ってないとできないわけで。
なぜこの話を持ち出したかと言うと、あと半年で確実に学位取れるはずなのに、それを捨てようとしているヒトがいて、私には理解できないということ。どうも、自分のやりたいことが見つかったからか、それを最優先したいのかな。詳しくはわからない(いつもだった理由を明瞭に説明してくれるのに、今回限っては説明がないのもちょっと不可解)。
理解は出来ないけど、私の人生ではないし、他に反対する理由はないし、うまくいく可能性はあるのだから、応援すべきなのだろうなと思う。
なお、『学位は足の裏の米粒』ということで、『取らないと気持ち悪いし取っても喰えない』と揶揄されるけれども、それは、医師免許持ってて医学博士取ろうとしているヒトにのみ適用できる例え。私にもそのヒトにも適用されない。