マメモ

適当な日々のメモ。
写真 犬 育児 何かの感想 植物 たまに落書き が主です。

いぬのえいが

2005-11-16 | 映画・舞台

途中から見たんですが「いぬのえいが」

私が見たのは「ポチ」の話と「ねぇ、マリモ」だけなんですが、…泣きました。
公園でボール遊びをしていたら、飼い主の少年が病気で倒れて救急車で運ばれてしまったポチ。その後も何日もボールを捜し続けるポチに、少女が「自分がボールをみつけられなかったから、山田君(飼い主の少年)が倒れたと思っているの?」で、じわり。何も言わずに探し続けるポチ。そしてやっと見つけた途端、しっかりとそのボールを咥え、東京の病院へ向かう少年の救急車を追って走り出す…。そこでもう涙。っていうか、

ポチがウチの犬と似てたため、一人で滂沱。

…その後もボールをしっかり咥えてさすらうポチは、途中の公園でケンカしたカップルの女に拉致られたり(そこでもひたすら少年のボールを離さないんだけど、女の人が寂しさに泣いてしまうと、初めて女の人の買ってくれたボールを咥えてそばによってくる)彼氏からのラブレターを渡したり(てか、人間キャラ濃い。彼氏なんて普通に犬と話してたもん。携帯電話で)、あちこち人を食ったような設定もあるけど、だからこそ純粋に見れたような。結局ポチは交通事故で、飼い主の子が最初に入院してた病院に運ばれます。そして何年も病院の前に座り込み、そして…。

でも、もう、最後に獅堂さん(大人になった飼い主の少年)があの空き地へ走っていくと、そこにポチがお座りしてただけで滂沱。思い出している今も泣きそう(笑)あれって皆も泣くのかな?一回犬を亡くしていれば泣くんじゃないかな。あれが、飼い主の幻でも、本当、ポチ、よかったね。(ちゃんとポチが嬉しそうだったのがびっくり。あらかじめ懐かせていたのかな)…うあー・だめだ、涙出てきた。

最後の宮崎あおいさんの話「ねぇ、マリモ」も泣けました。愛犬の死の場面で、飼い主の女の子と犬の気持ちを出しているショートなんですが、最初に「最初はあんなにちいさかったのに」で泣きました。もう、ああ、犬が死ぬ話だとわかったので。でも犬の台詞は要らなかったかな…。犬って、喋らないからいいと思うんだけど。話せたらいいなって思うけど、人間の言葉で表そうと思うと、すごく嘘のような気がしてしまうから。きっと、もっと言葉にならないようなものが殆どじゃないかなぁ。

まぁ、それはともかく、あまりにポチに泣いてしまったため夜中にもかかわらず縁側でプルプル寝ていた犬(明るかった所為か小屋に戻らず縁側で寒さに震えながら寝ていた)を思わず家に入れて1時間ほど遊んでしまいました。長生きしてね。


★舞台・電車男★

2005-11-04 | 映画・舞台

テレビで舞台の「電車男」見ました~。

 テレビ版の伊藤さんがめちゃめちゃ上手かったので、その後で見るのは微妙かな~とも思ったんですが、面白かったです★
なんというか…男の人のバカっぽさ?がでてるような(笑)それに役者さんの迫力と、楽しんでる雰囲気もあって良かったです~。きっと本当のはこんな感じに近いんだろうなって。
テレビ版はわりとまっとうな意見とか、楽しい意見とか、否定にしても熱い叫びとか、そういう良いノリの台詞が多かったけど、舞台版ではなんかおかしい発言とか、叫びとか、否定も「自分自身が怒っている」否定とか、きついのとかも入っていて逆にリアルさを感じましたよ。わかんないけど。
エルメスも声だけで、感じの良いところをピックアップしてるので、テレビの時みたいな微妙さは少なかったし。優香さんだからほんわかだけどしっかりもしてるんだろうなというイメージも良かったし。(テレビ版は…なんというか…天然系で、しかも男性の理想的な行動をしてくれるお人形さん、みたいな感じがしたので。)映画版もちょっと見てみようかなぁ.


私のグランパ

2005-10-05 | 映画・舞台
今日のDVD★「私のグランパ」★
石原さとみちゃん初主演の映画で、中一の主人公の家に、13年間刑務所にいた祖父(グランパ)が帰ってくる話です。
田舎の景色もよいし、全体の雰囲気が妙な懐かしさを感じさせます。グランパ役が菅原文太さんで着流しが似合う似合う。(でも個人的には「ごくせん」のおじいちゃん役の人も良かったな…)またグランパ行きつけの店のマスターが浅野忠信さんでまた素敵なのです。
案外肝の座ったお母さんや、独特の不良たちもよかったです。主人公をいじめてたことかは一寸微妙だったかな…。あと、主人公が、いじめられっ子を庇って苛められるようになったと言うのが、キャラ紹介で初めてでるのが微妙…。けどキャラクターたちは地味に(ラヂオの時間は濃いキャラばっかだったから…)、でも、ちゃんとしてます。悪役の伊武雅刀さんも良かったなぁ…。お暇ならどうぞ☆

ラヂオの時間

2005-10-04 | 映画・舞台

今日のDVD「ラヂオの時間」
今日はやっと三谷さんの昔の傑作「ラヂオの時間」見れました。
面白かったですよ~。役者陣豪華だし!細かい配慮がすごい効いてて良かったです!流れもいいし、人もそれぞれ個性てきに旨く作られてるし、最後まで手を抜いてないし、もうEDに感動しました。布施明さん使ってあんな歌を!最初は聞き流しかけたのですが、途中で気付いて、ああ!!!と思いました。千本のっこ!
「笑の大学」は映画館に見に行ったんですが、ラヂオの方が好きかも。笑の大学は、一寸だけテンポが苦手なところがあったし、最後が微妙だったので…。(役所さんが走る時間が長すぎたり、稲垣さんの話に対して急にそういう風に答えるキャラかなとか。)(でも、たくさん笑いましたよ!特に「キスさせてください!」を衛兵さんに見られたときとか(笑))

キクとイサム

2005-10-03 | 映画・舞台
今日の映画「キクとイサム」(1959)

偶然さっきテレビで見たんですが、良かったです。

戦後の会津の農村が舞台で、優しい祖母に育てられている黒人兵とのハーフの姉弟の話です。村の子どもからのいじめがあったり、優しい大人もいるけれど考え方の違いや古さから必ずしも子供達の為にはなっていなかったり、混血児だからと平気で家に来て勝手に写真を取る新聞記者(三国連太郎さん!)などに傷つけられながらも、なんとかたくましく生きてゆく姿が印象的でした。

なんといってもばーちゃんが素敵です。年老いて、力も学も金も無く、体も弱っているけれど、ちゃんと愛して、ちゃんと叱って、ちゃんと守って…その姿が本当最後は神々しいくらいで。だからこそキクの笑顔も輝いてくるというか。

随所に、どうしようもないこととか、切ないこととか、成長とか、残酷な現実とか、もどかしさとか色々あって、古い時代の映画では有るんですけど、全く古くない映画でした。

昔の映画でもこういうのがあるんだなぁ。

しかし、アメリカに引き取られたイサムはどうなったんだろう…。