上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

胃ろうについて

2013年12月09日 | 上咽頭癌


おはようございます。
今日も寒いですね。抗がん剤の後遺症なのか手足のしびれや冷え性が酷くて、
朝ベットから出るのが億劫な毎日です。

このブログを始めて一週間ほどが経ちました。文才の無い自分にどこまで
書き続けることが出来るかわかりませんが、できるだけ読みやすいように
これからも日々の変化を記録に残せていければと思いますので、宜しくお願いします。


さて、今日は↑の画像の【胃ろう】について書きたいと思います。
咽頭がんの治療では放射線治療などを行った場合、照射回数を重ねていくと、
口の中(喉も含む)が火傷状態になっていきます。口の中が出血したり、巨大な口内炎が
出来たり、歯茎が異様に腫れたりと、水を飲むのも困難なほどに炎症がおこるのです。

僕も入院中の約2ヶ月間にかけて、放射線を35回照射した為、後半の15回位はもう
口の中がグチャグチャになりました。今思い出しても、あれは拷問に近い痛みでした。
あまりの痛みに耐えられず、医療用のモルヒネを肩に貼って、なんとか痛みを抑えて
治療を続ける位の痛みでした。

そんな状態になると、口からの水分と栄養の摂取が困難になります。
血管から点滴で栄養を摂取する方法もありますが、摂取量が足りないことと、免疫力の
低下が避けられず、点滴だけでは生きていくには栄養が足りなくなってしまいます。

そこで、登場するのが【胃ろう】という訳です。
胃ろうは↑の図の通りで、腹部にメスをいれて胃に穴を空けチューブ挿入して経路を作り、
外部から直接栄養を胃に送りこむことが出来ます。
僕も入院をして、放射線治療を開始する前に、胃ろうを作りました。




↑これが、胃ろうから摂取していた、栄養剤(エンシュアH)です。
1缶で375Kcalを摂取できることが出来ます。

入院中の後半に、僕はこれを一日に6缶摂取して何とか最低限のカロリーを取り
なんとか凌いでました。(それでも結局10kg体重が減ってしまいましたが)

退院後も、嚥下障害が回復してないまま退院をしたので、胃ろうをつけたまま退院をして
未だに、胃ろうとつけたままです。

一見すると、胃ろうは便利ではありますが、色々とデメリットもあります。


■胃ろうのデメリット
 1)器具を毎日清潔に洗う必要がある。
 2)長期使用をしていると、貫通部が炎症を起こす。
 3)空腹時に胃がひっぱれらて痛む事がある。
 4)栄養注入用の容器の洗浄が面倒くさい。
 5)常に腹部に違和感がある(走ったり、身体を伸ばすと痛くなる)
 6)栄養摂取が楽なので、口からの摂取が面倒になってくる。


とまぁ便利な反面で、色々と面倒な訳です。
僕は退院をしてもう4か月もつけたままなので、貫通部に少し炎症が出てしまい、
最近では、寝ている時に寝返りを打つと、お腹が痛くて目が覚めたりするようになって
しまいました。

また、やはり口から食べ物の味を味わいながら【食べる】という、人間本来の欲が失せる事は
とても悲しいし、いつまでも胃ろうに頼っていたら、食べ物を飲み込む機能がどんどん
退化していってしまうと思うようになりました。

まだまだ食べれる物は少ないですが、今後は3食すべて口から食べるという
当たり前の食生活に戻す事が重要と思い、来週に胃ろうを取り外そうと思っています。



この一歩が、回復に向けて少しでも前進になると良いのですが。
さてさて、どうなることやら。。。。(;´Д`)