上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

検査結果。。。

2013年12月12日 | 上咽頭癌



こんばんわ。
今日は、火曜日に行ったPET検査の結果を聞きに東大病院に行ってきました。
結果としては「白」でした。

正直なところ、今週は検査の事が気になってメンタル的にオロオロしていました。
結果としては、再発・転移は見られないとの事でとりあえずは一安心しましたが、
診察が終わって、ひと段落をしていた時に新しい感情が出てきました。

入院をして治療をしていた時は、【今の状態を良くする】という明確な方向性があって
辛い治療も、これに耐えればきっと良くなるという患者も医師も向っている方向は決まっており、
病院という管理体制の中では生活面、治療面においてすべてプラスの事を行ってもらえます。

しかし、退院後は全て自分で衣食住の管理を自己管理で行わなければなりません。
ましてや【癌】という病気は治療を終えて一旦治ったとしても、再発・転移というリスクが
常に伴うワケです。


■癌と、どう向き合って生きていくか?
癌という病は一応、5年間で再発・転移がなければ「完治」という定義になってはいますが、
5年以降も、いつ新しく癌が出来てもおかしくはないわけです。
(ちなみに上咽頭癌のステージ4の5年生存率は約50%だそう)

自分が生存するほうの50%に入るためにはどうしたら良いのか?
そう考えてしまうと、一度癌にかかった大抵の人間は、癌が再発・転移しないように
「食生活」「考え方」「運動」などを考えて行動をするようになります。
(僕もアマゾンで古本を実際に買いました)

退院後に病院が患者にケアしてくれるのは、「再発の早期発見」と「再発後の再治療」でしか
無いわけです。今日のPET検査は治療ではなく、早期発見の為の確認でしかないのです。

結果、自分の人生設計をまずは【癌】を中心として考えるようになりがちです。
つまり、この思考は【人生の中心=癌】とも言えるワケです。
ですが、僕の中で人生の【主導権】を【癌】に取られるという事は、なんだか色あせた人生に思えて、
生きる目標がなんだか灰色になってしまい「生き甲斐」という前向きな目標を見出す事が
出来そうにないと思えてきました。

しかし、40代という若さでまだ死にたくないという気持ちは当然あるわけで、
まだ、やりたい事は普通にいっぱいあるわけです。

人生の主体性を【癌】に譲らずに自分らしく出来るだけ長生きする為にはどうしたら良いのか?
今日の診察が終わってから帰宅するまで、ずっと頭の中をグルグルし始めました。
自分の今後の生き方をどのように行動すべきかを。。。


心と身体のバランスを維持しながら社会復帰をして、普通に社会人としての生活を送る。
簡単なようで難しい「生活面」「精神面」この両方の拠り所を考えつつ、かつQOLを今よりも
回復させて自分らしく生きる。


今後は自分が納得できる範囲で「生きる」という事をこれから改めて
模索しければならないなぁ~と思う一日でした。
また癌になっても、後悔をしない為の自分の生き様を。。。