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なぜ英語は特別扱いなのか

2010-11-01 23:55:40 | その他
英語教育に関して、常々思う事がある。
何でそんなにも特別扱いなのか。

よく「英語教育をやるからには、せめて、ほぼ全ての生徒が中学卒業までに、日常会話ができるぐらいにしたい」
という、教育者側からの意見を聞く。
「せめて」!?
よくもまぁ簡単に「せめて」と言えたものだ!
そしてまた、英語教師は「中学3年生までの文法と単語を使えば、ある程度、日常会話はできるんだ」と言う。
それは確かにそうだろう。しかし!
中学3年生までの文法と単語を使ってある程度の日常会話をモノにすると言う事は、高校の入試問題をつねに95点以上取れるぐらいでなければならないのではないか?

まとめるなら、
「ほぼ全ての生徒が、中学卒業するまでに、せめて 英語の入試問題を95点ぐらいは常に取れるようにしたいなぁ」ということになるだろう。

「せめて」ですむはほどの事ではなかろう!

しかも「ほぼ全ての生徒が、中学卒業するまでに、せめて 数学の入試問題を95点ぐらいは常に取れるようにしたいなぁ」という事は言わない。

そんなことは到底無理に決まっているから、言わないのだ。
にもかかわらず、英語となると「せめて」になってしまう。

英語を学ぶ側にも間違いがある!
「因数分解なんかやったて、何にも使えないじゃないか!無駄な勉強ばっかりやらせやがって! まぁ、英語ぐらいは将来役に立つかもしれないけどね」

そりゃ、英語が卓越していれば、翻訳や通訳など、メシの種になるかもしれない。しかし、それこそ高校入試で95点程度ではまったくお話しにならない!!
だいいち、卓越していればメシの種になる可能性が高くなるのは、どんな分野でも同じ事!
実際、日本に住んでいて英語ほどできなくても困らない科目はない!

我が家にも、子供向け英会話教室から勧誘が来たりするが、たいがい「早いうちが良い」とか「生きた英会話にふれさせます」とか。

ああ、うるさい!
「生きている英語」というから何をやるのかと思えば「生きている英語大好き人間」が大好きな「道案内」
「これで、道に迷た外国人をみたら、道案内してあげましょうね?」
なにが生きている英語だ!
そんなに外国人は道に迷っているのか!?
生まれてこのかた、道に迷っている外国人も、道を訪ねている外国人も見た事がない!

そして、お決まりの「How are you?」「I'm fine thank you, and you?」
そんなに日本人は、どいつもこいつも年がら年中元気なのか!?
どうせ学ぶなら、「How are you?」の後の受け答えのパターンをいろいろ学んだ方がよっぽどいいじゃないか!

ああ、困ったもんだ。


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