潮待小屋

NIGHT AND DAY(Part1)


夜の部の釣果。
格闘の末、捕獲した大アナゴ。
ちなみにこのバケツの横幅は42センチ。



台風8号が東の海上を抜け、関東地方は金曜日からからっとした晴天になった。
風も穏やかで、絶好の釣り日和のようにも見えるが、実は海は大荒れ。
天気予報では、外房一帯は、台風の影響による波高4~5Mのうねりが土曜日朝まで残るという。

しかも、朝まずめの時間がちょうど大潮の満潮に重なる。
こんなときに、堤防や磯に立つのはとても危険だ。
釣りなんていつでもできるのだから、無理をしてはいけない。
そんなわけで、本日の目的地は、勝浦漁港内、タンク前の岸壁に決定。
ここなら外海の波の影響もほとんど受けない。

午前1時、自宅を出発。
一路、勝浦を目指し、国道128号線を南下する。
BGMは、80年代バブル期にヒットした、アル.B.シュアの「ナイト・アンド・デイ」。


AL.B.SURE "IN EFFECT MODE" (1988)

あの頃と現在とでは、夜遊びの仕方も全然違う(笑)。


途中、釣り餌屋で餌の青イソメを買い、さらにコンビニに立寄って夜食兼朝食を買い込んで、朝3時前に勝浦着。
めざす岸壁に出てみると、驚いたことに、すでに5~6人の釣り人が竿を出している。
いつもはがらがらなのに、皆、考えることは同じなのか(笑)。
ベストャCントである岸壁角は既に先客が居たので、20Mほど右側に離れて竿を出した。

今日のメインターゲットはアジ。
遠投仕鰍ッで、港出入り口から港内に差し込んでくる潮目を攻める作戦だ。
さっそく磯竿3号に大黒テンビンをセットし、吹流し3本針のサビキ仕鰍ッで釣り開始。一番下の針にだけ青イソメをつけるのが私流。
ついでに、11フィートのシーバスロッドに、丸玉オモリのぶっこみ仕鰍ッをセットし、青イソメを一匹刺しにして、足元に放り込む。

しかし、本日の作戦は失敗。
港内にアジの群れが入っていないのだろうか、見事なまでに反応無し。
周りの釣り人も同様である。
ただただまったりと、無為に時間が過ぎてゆく。

そんな中、ひとり気を吐いていたのが私の「ちょいぶっこみ」竿。
ゴンズイやら、ハオコゼやら、イシガニやらが、やたらとあたってくる。
そのたびに仕鰍ッがぐちゃぐちゃになり、新しい針を結び直しては、また投入する。


やがて、その「ちょいぶっこみ」竿に、ひときわ大きなアタリが出た。
竿尻が浮いて、竿が海に落ちそうになったところを、間一髪でキャッチ。
あわせを入れて、ゆっくりと引き寄せる。
一体、なんだろう。私が知っているどの魚の引きでもない。
強いて言えば、ウツボの引きに似ている。えっ、ウツボ?
一瞬上がったテンションが、あっという間に下がる。
とりあえず玉網を手元に引き寄せて、いささか乱暴に魚を寄せてくる。

しかし、寄ってきた魚を見て、驚いた。
パッと見はウツボに似ていたけれども、正体は大アナゴだった。
玉網で慎重に掬う。
42センチのバッカンに入れても、冒頭の写真のような状態。
でかい!そして太い!
おまけに、必死に脱走しようとする。
バッカンのふたのファスナーをしめて、閉じ込めておく。


一方、本命のアジの方は、手を変え品を変え、投入ャCントを変えたりタナの深さを変えたり色々やってみたものの、けっきょくアタリがないまま夜が白々と明けてしまった。
とほほ。
結局、本日の夜の部の獲物は大アナゴだけ。
残念!

※Part2に続く


  

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