連休三日目。
先日大物メジナを取り逃がしたのが悔しくて、再び勝浦へリベンジ釣行。
朝4時に港に着くと、市場前の岸壁は既に大勢の釣り人で満員御礼状態。
仕方なく墨名堤防に回り、なんとか空いている場所を見つけて竿を出した。
しかし、先日とはうってかわって、港内に魚っ気はなし。
夜明けまで粘って中アジ1匹の貧果。
むむむ・・・
「このままでは帰れない!」と外側のテトラ帯に釣り座を移動し、カゴサビキ仕鰍ッをキャスト。
すると、いきなりスパッとウキが消し込んで、中アジがトリプルヒット!
なーんだ、魚はこっちに居たんだ。
その後も海面に朝日が射し始めるまでの間、一投ごとに2匹、3匹と釣れ続け、しばしのフィーバータイムを満喫した。
いやあ、楽しいね♪
やがてアジのアタリが遠のくと、今度は突然海面にナブラが立った。
広い湾内のあちこちで、海面がざわざわとボイルしている。
おおおっ!なんだなんだ!?
しばらく見ているうちにナブラはどんどん堤防に近づいてきて、やがてすぐ目の前の海面を緑色の背中をした魚影がびゅんびゅんと泳ぎまわり始めた。
おおっ!これは!
ソーダガツオじゃないか!
数十匹単位のソーダガツオの群れが、小魚の群れを猛烈な勢いで海面に追いつめ、狂ったように捕食している。
海面のあちこちで繰り広げられる惨劇(小魚にとって)。
そして激しい水音。
ジュボッ!ジュバッ!
ジュビッ!ジュバッ!
こんな光景を目の当たりにして、ぼんやり見ているわけにはいかない。
さっそくロッドケースの中から11フィートのシーバスロッドを取り出し、ジェット天秤、糾pをセット。
テトラの上から、ナブラのはるか向こう側にうおりゃあっ!とキャストする。
(注:ナブラの中に投入してはいけない。)
海面直下をジャークしながらナブラが立った地点まで引いてやると、ぴろぴろ泳ぐ糾pに向かって、四方から緑色の魚影が猛烈なスピードで襲い鰍ゥるのが見える。
そして次の瞬間、ズシンッ!という重量感がロッドに乗る。
そこからはもう、魚との真っ向勝負。
ロッドとリールのパワーにものを言わせ、左右に走り回ろうとするカツオを強引に寄せ、テトラの上へごぼう抜きっ!
釣り上げた魚はそのままバッカンにほうり込み、すぐさま再びキャスト!
すると、またまたズシンッ!
うひゃあ~っ♪楽しい~っ♪
かくして、ナブラが立っていた1時間ほどの間に、30~35センチのソーダガツオ(ヒラソーダ)を7本キャッチ(うち3本はテトラの間にャgン(泣))。
アタリは数知れず。
釣り上げたときには、大きいのは40センチ位あると思っていたのだが、家に帰って測ってみると35センチしかなかった。
それだけ強烈なファイトだったということだろう。

本日の獲物、ヒラソーダ。
興奮していたので、現場で血抜きするのを忘れてしまった。
ふと周りをみると、それまでほとんど人のいなかったテトラには、見物人も含めて大勢の人が集まってきていた。
中にはさっそく糾pをセットしてキャストし始める人も。
ソーダガツオの群れは、ここ勝浦湾だけでなく外房各地に接岸しているはずだ。
これからしばらくの間、外房各地の堤防は、ときならぬ「カツオ祭り」で大賑わいになることだろう(笑)。
管理人はと言えば、糾pのジャーキングと魚とのファイトで両腕両肩がくたくたになり、ほとんど力がはいらないへろへろ状態。
朝8時を知らせるサイレンとともに、本日は納竿とした。
ふう。
いやはや、今日は本当に楽しい釣りでした。
いつも貧果ばかりなので、たまにはこういうことがあってもいいよね♪
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<本日の"ソーダガツオ"タックル>
ロッド:シマノ「ソルティーゲーム」11フィート
リール:シマノ「ツインパワーPG4000」
ライン:ナイロン5号
仕鰍ッ:ジェット天秤10号+ハリス3号(フロロ)1ヒロ+糾p

本日のヒットルアー:ヤマシタの「サーフ糾p」8号オーロラカラー
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本日のBGM

GIPSY KINGS "GIPSY KINGS" (1987)