潮待小屋

いざ、外房へ

 
震災後、初めて外房の海へ向かった。

今回の主目的は各釣り場の状況確認。
コマセは調達せず、ルアーロッド一本だけ車に積んで出発。
ランガンしながらできるだけ広い範囲を見て回ることにした。


まずは鴨川周辺のャCントからチェック。
最初に訪れたSI下の磯では、いきなりこんな看板が。
 


一週間ほど前に事故があったらしい。
南西の強風が吹くと、房総の磯は非常に危険な状態になる。
サラシ狙いでわざわざシケ日を選んで磯に入るルアーマンもいると聞くが、無理は禁物だ。

BT島は、入り口の階段の取り壊し工事中。
当然、入釣は不可。
結局、あふれた釣り人はTD島へ。
立錐の余地もないほどの大混雑。
なんだかなあ。

それでもせっかく来たんだから少しくらいルアーを投げてみようと、空いていたぬる~いャCントに入ってみたが、ベイトの気配は皆無。
生体反応も無し。
 



その後、各釣り場の様子を確認しながら、勝浦方面へと北上。 

サーフを挟んで反対側の磯は、ベイトの群れが寄っているときには高確率で鳥山が立つのだが、今朝は鳥さんの姿もゼロ。
まだ入れる潮位でもないので、横目で見ながらスルー。

次の大きな港では、早くも常連の底物師の皆さんが定位置に陣取っていた。
今年の一番乗りは誰かな?
定番クロダイャCントでは、40cmオーバーの腹パンが揚がっていた。

理不尽な駐車料金を取られる磯を通り過ぎ、昨シーズン工事中だった港。
できたばかりの新突堤は、釣り禁止のはずだがなぜか大勢の人の姿が。
何も見なかったことにしてスルー。

次の大きな港の駐車スペースでは、チャランボ&ウエーダーの上物師の皆さんが地磯突入の準備中。
外房の春の風物詩、地磯ウエーディングだ。
頑張って乗っ込みクロちゃん獲ってください♪
堤防では、泳がせのアオリもぽつぽつと揚がりはじめたらしい。

そして、この春一躍注目を浴びた崖下の磯。
駐車スペースには、干潮待ちの若いルアーマン達の姿が。
みんな体力ありそうだ(爆)。オジサンには無理(汗)。
がんばってランカーサイズ獲ってください♪


その後も次々と移動しながらめぼしいャCントをチェックしていったが、さすがにGW中ということもあり、どこもかしこも溢れかえらんばかりの人、人、人。
普段の週末であれば顔見知りの常連さんが結構いて情報交換もできるのだが、連休中は知り合いに会うこともまずない。
すっかり竿を振る気が失せてしまった。

もっとも、ベイトとなるべきイワシの群れは見られず、アジもあまり釣れていない様子だった。
南西風が吹いて、水温が下がってしまったのかもしれない。

ただ、クロダイだけはまさに乗っ込み最盛期という感じで、私の目の前で40cmオーバーの良型が延べ3匹釣り上げられた。
釣れていたのはド定番ャCントのアソコとアソコとアソコ。


そして最後に訪れたのは、この春ショアレッド祭りに沸いたこのャCント。
せっかくだから帰る前にもう一度竿を振ってみよう。




しかし、ここで不愉快な事件が。
誰もいないテトラに降りてルアーを投げていたら、背後から釣り人がやってきて、「そこは俺が場所取りしてたんだからどけ」という。
「はあ?・・・」
見ると、テトラのあちこちにバケツやらクーラーボックスやらチャランボやらが放置してある。
「要らないゴミが捨ててあるもんだとばかり思ってたよ」と言い返してやりたくなったが、こんなところで喧嘩をしてもつまらないので、ぐっとこらえてその場を引き揚げた。
こんな気分の悪い釣り場にはとても居られない。

帰りの車の中でも、悔しい気持ちは中々おさまらない。
場所取り行為は、最低である。
ああいうことをするから、「餌釣り師はマナーが悪い」と若いルアーマンに言われてしまうのだ。
両方の釣りが好きな私としては残念でならない。



というわけで、半日走り回って実際に竿を振ったのは正味30分程度(爆)。
前回に続き、今回も手ぶらで帰宅。
そろそろ魚が欲しいんですけど・・・。

さて、次回はどこへ?
  
 

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コメント一覧

門番
管理人さん、お疲れ様です

 外房の状況を有難うございます、事故は嫌ですね・・・私も気をつけなければ
 場所取りについては・・・私も心がいたしですが、「どけ」と言われたら・・・、ぐっと堪えた、管理人さんは立派です。
管理人
>Bサーフさん
近くにいらっしゃったんですね。
この日のアジはどこの港でも渋かったようです。
皆さん釣れない釣れないと嘆いておられました。
そういえば、Bサーフさんが怪我をされたのもここのテトラでしたね。
その話を聞くと益々浮ュなってしまいます。

>シーバカさん
調べてみました。釣り人ではなかったようですね。
ご冥福をお祈りいたします。
場所取り道具の件ですが、「海に叩き落される」ではいかにも物騒なので、「親切な釣り人達に駐車場まで運ばれ『忘れ物です』という札を貼られる」という都市伝説なんていかがでしょう?(笑)

>rickeyさん
こちらこそ、またご一緒しましょう。
あ、もちろん釣りですよ(爆)。

>キャロルさん
その場に居て現に竿を出している人が仲間の釣り座を確保している分には別にかまわないのです。
困るのは、場所取りだけして車の中でぐーすか寝てる人。
時々いるんですよね・・・・
キャロル
 かめやまこさん
 「すいません、仲間の場所取りをしていまして・・」といわれれば、まだ許せますが、「どけ」とは、ねえ。人として失礼千万。私も数少ない経験ですが、同じようなことがありました。精神的に尾を引くんですよね。まあ、思い出さない、そして、考えないようにしましょう。割り切って。
rickey
http://rickey-s.seesa.net/
久しぶりに外房行脚されましたか~冷たい海と冷たい人に遭われた様で残念でしたね~今度は是非温かいお魚さんに合えるといいですね~又今度ご一緒したいですね~
シーバカ
お疲れ様でした!

SI下の磯の事故は、どうやら釣り人では無いようですね。
私もあちら側には一度行った事がありますが、かなり斜面が急で、浮ゥったです。

いや~、場所取りはホント、不愉快ですね。
以前、"釣り場の場所取り道具はすべて海に叩き落とされる"
てな話を聞いた事がありますが、ホント?

この話が都市伝説(釣り場伝説)になってくれれば、場所取りも少しは減るかもしれませんね。
もうマナー向上は期待出来そうにありませんし…
私は釣り場で会話した人にはこの話をするつもりです(笑)
B.サーフ
な~んだ!同じ日に同じ時間にすぐそばに居たんだ。
私は白灯の向かい側で撃沈されてました。
そこのテトラは浮「ですよ。
夜中に見えない手が出てきて、私は足を引っ張られて3m程落下して死にそこないました。
絶対にテトラごときで私はコケないと思ってましたが…
今でもテトラに近付くとPTSDの症状がでます。
管理人
>sotobouさん
入れ違いでしたか。それは残念でした。
昨日もいい感じで波立ってましたが、ベイトっ気が全くありませんでした。
ここのテトラ、釣りやすいですか?
足場がとても狭くて、私はどうしても不安になります。
KUテトラくらいの大きさがあれば全然平気なんですが・・・
sotobou
外房調査お疲れ様でした!
最後の釣場私もこの日行ってました。
朝5:30終了でしたので入れ違いのようでしたね。
ここは良かったのは2日までで3日以降は凪てしまい釣れなくなりました。
ちなみに私にとってこことKU外堤のテトラは最も釣り易いテトラです。
九十九里一宮のヘッドランドのテトラなんか最悪です。
管理人
>びっちゃさん
カタクチイワシの大群に着いてすぐに移動していったみたいですけどね。
南房方面からも次々情報が入ってきてましたので、ピンャCントではなくかなり広範囲にわたって接岸していたようです。
ちなみにテトラ恐撫ヌ、かなり克服はしたつもりですが、ここのテトラはいまだ最大級に浮「です(汗)。
びっちゃ
へ~、祭りの会場はそこだったんだ。
最近は高所恐撫ヌも克服されたようですね(笑)
はしごを使わずに上り下りしていた若い頃が懐かしい。
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