母の内職は時々深夜に及びました
やっと仕上げて近所に持って行く時
犬の「メリーさん」がお供について行くのでした
春夏秋冬いつの夜でしたか
無事に仕事を届けメリーさんと一緒に帰宅した母は
とても嬉しそうでした
「今日は星が本当にきれいだったー!」
もう50年近くも昔の思い出です
犬を連れ立って深夜の原っぱ道をてくてくと
歩きながら満天の星を仰ぐ母を想像しています
50年という歳月は
父を祖母を母を伯母を
地上から連れ去っていきました
そして天上に瞬きを4つ加えました
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