ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

家々のひっそりとして冬めきぬ

2019-11-22 | 冬の俳句
     


     人影の乏しき畑や冬めきぬ


     


     枝々の細き陰して冬めきぬ


     


     閉じゆくからくり時計や冬めきぬ


     


     夕暮の電車過ぐ陰冬めきぬ


     冬めきて朝の珈琲マグカップ


     冬めきてズボンに足の入れずらき


     冬めくやズボンに足の入れそこね


     昼時の大衆食堂冬めく


     冬めくや輪の小さくなる立話