ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

時雨去り滴に映る時雨あと

2019-11-28 | 冬の俳句



     少し濡れ嗅覚澄まし時雨傘


     街路樹の押し黙りゆく時雨かな


     野良猫の突っ切って行く夕時雨


     駅の灯のレールに滲む夕時雨


     


     時雨去り枝の雫に残る陰


     


     時雨去り小さき目のごと雫かな


     車窓にネオン流るる小夜時雨


     魚屋のねぢり鉢巻き朝時雨