先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

ひとりぼっちの廃車式

2025年01月30日 | 日記
愛車のゴルフが
今年の7月車検予定なので
車検は通さずに
乗り換えを検討していて
今回は国産車にしようと
考えていたので
昨年から気になる車の試乗を
していました。

各メーカーによって
下取りや納車期間
割引率などが違い
決めかねていたのですが
先週、試乗した車が気に入り
購入を決めてきました。

納車が早くても
8月になってしまうとの事で
車検がきれてしまう7月からは
メーカーさんが代車を
用意してくれる事になりました。

その帰り道
異常を知らせるマークが点滅
すぐに今までの所に連絡して
みてもらいましたが
その翌日にはマークはついたままで
消えなくなり、先の事を考えて
車を購入するメーカーさんに
連絡をしました。

直ぐに代車を用意して
来てくれたのですが
車からは既にオイルが漏れた
状態でした。

その夜
メーカーさんから電話があり
直しても数十万かかってしまう事
廃車にして納車までの
数カ月間
代車を用意してもらえる事
安心して乗れるように
車の保険を代車に移すという
提案をしてもらいました。

ショックを受けたり
安心したりと
一度にいろいろな事があり
心と頭が
追いついていきませんでしたが
落ち着いたら次第に
さみしさと悲しさが
押し寄せてきました。

翌日
廃車手続きと保険の手続きを
するために書類を持って
メーカーさんに行きました。

それと一緒に
新しいタオルを濡らして
ゴルフを拭いて
ダッシュボードに白い紙を敷いて
お神酒とお塩を置きました。

ナンバープレートの前には
お神酒を。

そして
車の中の荷物を運び出し
車の中を掃除しました。

握りやすい
本革ステアリング。
体を包み込むような
シートの座り心地
大好きな車でした。



「今までありがとう」

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寿命は変わる、変えられる

2025年01月19日 | 日記
シンデレラ先輩の1月15日の記事
「寿命は変わる?」を読んで
私にも思う事があるので
書いてみようと思います。

医療従事者としてではなく
一個人としての
私意私感という感覚で
読んでいただければ幸いです。

いろいろな場合がありますが、
病気になって治療が必要になった時
どこの医療機関を選ぶかという
選択から始まります。

病院や各医療施設にも
そこに勤務する医師にも
それぞれ得意分野があり、
シンデレラ先輩の記事にも
書いてあった様に
医療機器から医療設備、
その病気に対する医師の見解や
治療方針も違ってくると思います。

なので
自分の意志で優先する目的に対して
高度な医療技術を提供してくれる
病院を選び
信頼する医師に治療をお願いする事も必要になってくるかと
思っています。

私も腎移植をする時は
それらを重視し、
腎移植手術の症例数も
視野に入れて検討しました。

それからここで
私がブログ友さん達に学んだ事が
患者本人が諦めない心を持つ事。
生きるという希望を持つ事。
そして
そのご家族が支え続けるという
心を持つ事を教えていただきました。
既に医学的に
体力も限界ではないかと
思われるのに生きるという気力で
生き抜かれた。

それは
人もわんちゃん猫ちゃんも同じ。

お互いを思う心が
そうさせたのだと思います。

生き抜いたご本人と
支え抜いたご家族を尊敬します。

これからは少し
スピリチュアルな話になりますが、
昨年、選択に迷う事があり
はじめての占い師さんの所へ
看護師クンと行って来た時の事です。

その先生は
今の私の状況をピタリと当て
2年後3年後の事も
教えてくれました。

私には
以前から自分の寿命ではないかと
思っていた年齢があって
その年齢を越えるのを
不思議に思っていたのですが
それを先生に話すと
「お母さんは
息子さんの寿命を延ばした。
だから、
ご自分の寿命も延びたんですよ」と
言われました。

とても不思議でもあり
表現できない感情が押し寄せてきて
涙が溢れました。

自分次第で
寿命は変わるのではないか。
変えられるのではないかと
今、私はそう思っています。

寿命という言葉に
無理やり納得しようとせずに
自分でできる事を後悔しない様に
まず動いてみれば
その先が何かが変わるかもしれない。

「春になったらお花見をしよう」とか
何か生きる楽しみを心に持って
病と闘う勇気をもち続けられるように

少し前までは
不治の病と言われた病気も
今では「寛解」も夢では
なくなってきています。

今、病気と闘っている方や
その方のご家族が
お互いを思う心が小さな奇跡を
起こすと私は信じています。

今日のとらちゃん


とらは今年で15歳になります。
猫ちゃんにも寿命があるのなら
願わくば
1時間でも1分でも長く
一緒にいられる時間を延ばしたいと
思っています。

とら♡
長生きしてね✨


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嬉しくて楽しいお誕生日

2025年01月17日 | 日記
今日は私のお誕生日

毎年この時期は
仕事の繁忙期と重なり
忙しくもあり疲れている事もありで
自分の事なので後回しになり
特別何もなく過ぎて行くのですが、
今年は事前に息子達に
「私事ですが
1月17日のお誕生日に
みんなでお仕事会をしたいと思っています。
自分の好きな物を遠慮なく頼む形式で自分の分は自分で支払い、
お誕生日のホールケーキを
予約しておくので
それはユウキと看護師クンで支払いをお願いします」と
とらちゃんちグループラインで
告知をしておきました

しおりちゃんもお誘いしたら
「是非参加させてください」と
一緒にお祝いしてくれる事になりました。

11時半に予約したレストランへ







それからケーキを取りに行き
自宅でみんなで食べました。


すると
ピンポーンと。



ドモホルンリンクルの
再春館製薬所から
お花が届きました。

みんなにお祝いをしてもらって
嬉しくて楽しいお誕生日を
過ごす事ができました。

ユウキ、看護師クン
しおりちゃん
これからもよろしくね

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6月3日退院の日

2025年01月16日 | 日記
6月1日の時点で、
まだ退院が決まっていなかったので
(延びそうかな〜)と思っていると
前日に「明日退院決まったよ」との
ラインが来ました。

看護師クンを迎えに行く朝は
入院の時とは違い
手術が無事に終わった事や
家に帰って来る事がうれしくて
うれしくてたまりませんでした。

病室に入ると既に荷物をまとめた
看護師クンが「ボクは今直ぐにでも帰れます!」とでも言うように
立って待っていました。

お隣のご主人にご挨拶をすると
「朝からソワソワして出たり入ったりしてましたよ」とニコニコしながら
話をしてくれました。

病室を後にして会計へ。
限度額認定の申請をして
入院費は15万円でした。

看護師クンの退院を知って
夜勤明けで顔を出してくれた
同期のМクンが荷物を車まで
運んでくれました。

帰宅の車内で看護師クンが
「病棟の看護師さん達に「仕事は何をやってるんですか?」と聞かれたので「これでも一応看護師してます」と言った」と言ったので
術後の看護師クンを思い出して
さぞかしバツが悪かっただろうと
吹き出しました

痛い痛いと言おうとも
何度も手術をして
他の人がしない苦労をしてしまう
看護師クンが
ゆっくり過ごせる様に
しばらくは自宅で
私が専属看護師兼母親で
お世話をしようと思っています。

看護師クン
よく頑張りましたね✨
そして
退院おめでとう


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5月30日 術後1日め

2024年09月29日 | 日記
「朝が来たね。
よく頑張りました。
あとは日に日に良くなるばかりだから無理せずにゆっくり行こうね。
何か飲みたい物はある?」と
ラインを送ると
「まだ気持ちが悪くて飲めそうにないからヨーグルトとかにしてほしい」と返信がきました。

13時からの面会で病室に入ると
「やぁ」と言うように
看護師クンが右手を上げました。

昨日より顔色も良く
落ち着いていましたが
まだ吐気があって食事は
食べられなかった様子でした。

担当看護師さんが来て
創処置をするとの事なので
病室を出てラウンジに行くと
お隣の奥さんとそのお母様と思われる方がいらしたので
「昨日は騒がしくてすみませんでした」と挨拶をしました。

お隣のご主人はドナーになり
息子さんに腎臓を移植する
腎移植手術を今日受けているとの事でした。

はじめての手術だそうで
昨日手術室から戻った看護師クンの「痛い!痛い!」を聞いて
不安になった奥さんが
「そんなに痛いんですか?」と
思わず看護師さんに聞いたみたいで
不安にさせてしまって申し訳ないやら恥ずかしいやら。

「その後
看護師さんが入ってきてからは静かになりましたよね」と言われたので
「あれから直ぐに眠りました」と言い
3人でクスっと笑いました。

ご主人と看護師クンはドナーなのかな?と話しをしていたそうで
私がドナーで腎移植手術を7年前に
受けた事などをお話ししました。

お隣の息子さんは
透析を挟んでの腎移植手術だそうで
腎臓病になった時の話や
透析になった事
移植を決めた経緯などを
話してくださいました。

私にも重なる部分があって
話をしながら3人の目には
涙がいっぱいでした。

腎移植手術は
透析からも離脱できるし
通常の生活もできるようになる
希望の手術なので
家族全員で乗り越えてほしいと
思いました。

看護師さんが呼びにきてくれたので
病室に戻ると
看護師くんがウトウトと
眠っていました。

時折看護師クンが目を開けて
「ごめんね」と言いました。

私が来てるのに
眠っていて悪いと思ったようで
「気にしないで眠って」と
声をかけました。

無事に手術が終わった事
何度もお腹を切って
病室のベッドで眠っている息子の横で
いろいろな思いはあったけれど
吐気や痛みが落ち着いて
眠ってくれているので
隣で静かに本を読んで
病室での時間を過ごしました。

隣のご主人も
無事に手術が終わって
病室に帰ってきました。

看護師クンは
夕食もあまり食べられなかったけれど
1日1日良くなる事を信じて
病室を後にしました。



退院する日が
待ち遠しいね!



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