先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

かけがえのない友達

2019年06月30日 | 日記
幸江ちゃんときんちゃんは、
私が今の職業に就くために
進学した所で出会い、
寮で一緒に生活をして一緒に勉強し
資格を取得し
同じ職場で一緒に働いた
30年来の仲間であり親友です。

今は結婚して
離れたところに住んでいますが、
時々当時の仲間でランチや、
旅行に出かけていました。

息子の志望校合格の時に、
きんちゃんの娘さんも
同じ学校に合格したと
きんちゃんから連絡が来た時は、
「同級生だ!」と、
2人で喜びました🙌

入学式も一緒に出席して
嬉しい時間でした。

きんちゃんと、幸江ちゃんには、
息子の病気の事も話をしていました。

その頃の息子は、
周囲から病人扱いされたり、
同情されるのを嫌がり、
病気の事は話さないでほしい。
と、言っていたので
私が息子の病気の事を
相談出来るのは数名だけでした。




本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

2つの選択

2019年06月30日 | 日記
私は
実際に腎移植手術をした方や、
ドナーになられた方から
お話を聞きたいと思っていましたが、
なかなかそれが叶わず
情報はインターネットからだけでした。

私なりに調べて悩んだ事は、
手術を受ける病院をどこにするか。
と、いう事でした。

息子と私にとって
人生をかけると言ってもいいと
思える程の手術です。

『信頼できる病院で、
信頼できる先生方に手術をしてほしい。』
との思いが強くありました。

もうひとつは、
誰の腎臓が一番息子に合うのか。
と、いう事でした。

家族全員がドナー希望で、
私だけが息子と血液型違いです。

現在は血液型が違っても
移植手術はできるそうですが、
術後の移植腎定着率や、
拒絶反応の事を考えると、
同じ血液型の方が良いのではないか、
とも思えてきて悩みました。

家族で何度も話し合い、
決めることの出来なかった私は、
親友に相談することにしたのです。





本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

何もできない時間

2019年06月28日 | 日記
息子の外来受診の日に
「私がドナーになって
腎移植手術をしたい」と、
主治医の先生に言いました。

私の話を聞いた先生は、
この病院では
積極的に腎移植手術をしていない事。

eーgfrという腎臓の働きを
示す数値が30%になったら、
移植準備に入り
腎臓移植手術を受ける病院に
紹介します。
と、説明をしてくださいました。

健康な腎臓の機能が100%だとして
息子の腎機能は、初診時46,8%、
すでに半分以下でした。

私は、
間に合わなくなっては困るので、
こうしている時間に、
せめて適合検査だけでも受けたいと
申し出ると、
「その検査は
手術を受ける病院ですることに
なります。」と言われました。

それからも定期的に受診し、
血液検査をしながら、
何もできずに
息子の腎機能が低下するのをただ待っているだけの辛い時間を
過ごす事になったのです。





本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

わたしの腎臓をあげたい

2019年06月27日 | 日記
10月に
遺伝子検査をした頃の息子は、
頭痛と嘔吐を繰り返す日が多くなり
12月には
クレアチニンが2,76まで上昇していました。

腎機能は低下をしていき
血圧も上がって
降圧剤を服用するように
なった息子は日に日に
病人の姿になっていきました。

母親にとって、
子供が病気になるという事は
自分が病気になることより、
何倍も辛く悲しい事だと
改めて感じました。

出来る事なら代わってあげたい。
何度もそう思いました。

『私の腎臓をあげよう。』
腎移植手術をして
息子をこの辛い毎日から
救ってあげたい!

もう泣いている時間は
ありません。

私は知識がなかった
腎移植手術について
調べ始めたのです。





本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。



遺伝子検査を受ける

2019年06月26日 | 日記
今だから
笑って話せるようになった事も、
当時は悩んだり苦しんだりして、
辛い日々を送っていました。

私はどうして息子が
病気になってしまったのか、
何が原因だったのかと、
毎日毎日考え、
涙したものでした。

そんな時、
主治医の先生から
「遺伝子検査を受けてみてはいかがでしょうか。」
との提案がありました。

先生が差し出した用紙には、
『腎臓疾患及び
体液制御の異常に関わる
危険遺伝子及び、遺伝子変異の同定。』
と、書かれていました。

そして、
検査はある程度の検体が
集まってから行うので
結果には時間を要する事、
費用は研究費により支払われます。
などの
説明を読んだ上で、
何か一つでも分かればと、
同意書にサインをして
後日、
本人と私たち両親の3人で
遺伝子検査を受けました。

私たちの血液は
遺伝子検査を行う病院に送られ
その結果は、その後
転院する腎移植手術を受ける病院で
聞く事になるのですが、
そのお話はまた後で
お話していこうと思います。






最後までお読み頂きましてありがとうございます。