先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

嬉しくて楽しいお誕生日

2025年01月17日 | 日記
今日は私のお誕生日

毎年この時期は
仕事の繁忙期と重なり
忙しくもあり疲れている事もありで
自分の事なので後回しになり
特別何もなく過ぎて行くのですが、
今年は事前に息子達に
「私事ですが
1月17日のお誕生日に
みんなでお仕事会をしたいと思っています。
自分の好きな物を遠慮なく頼む形式で自分の分は自分で支払い、
お誕生日のホールケーキを
予約しておくので
それはユウキと看護師クンで支払いをお願いします」と
とらちゃんちグループラインで
告知をしておきました

しおりちゃんもお誘いしたら
「是非参加させてください」と
一緒にお祝いしてくれる事になりました。

11時半に予約したレストランへ







それからケーキを取りに行き
自宅でみんなで食べました。


すると
ピンポーンと。



ドモホルンリンクルの
再春館製薬所から
お花が届きました。

みんなにお祝いをしてもらって
嬉しくて楽しいお誕生日を
過ごす事ができました。

ユウキ、看護師クン
しおりちゃん
これからもよろしくね

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6月3日退院の日

2025年01月16日 | 日記
6月1日の時点で、
まだ退院が決まっていなかったので
(延びそうかな〜)と思っていると
前日に「明日退院決まったよ」との
ラインが来ました。

看護師クンを迎えに行く朝は
入院の時とは違い
手術が無事に終わった事や
家に帰って来る事がうれしくて
うれしくてたまりませんでした。

病室に入ると既に荷物をまとめた
看護師クンが「ボクは今直ぐにでも帰れます!」とでも言うように
立って待っていました。

お隣のご主人にご挨拶をすると
「朝からソワソワして出たり入ったりしてましたよ」とニコニコしながら
話をしてくれました。

病室を後にして会計へ。
限度額認定の申請をして
入院費は15万円でした。

看護師クンの退院を知って
夜勤明けで顔を出してくれた
同期のМクンが荷物を車まで
運んでくれました。

帰宅の車内で看護師クンが
「病棟の看護師さん達に「仕事は何をやってるんですか?」と聞かれたので「これでも一応看護師してます」と言った」と言ったので
術後の看護師クンを思い出して
さぞかしバツが悪かっただろうと
吹き出しました

痛い痛いと言おうとも
何度も手術をして
他の人がしない苦労をしてしまう
看護師クンが
ゆっくり過ごせる様に
しばらくは自宅で
私が専属看護師兼母親で
お世話をしようと思っています。

看護師クン
よく頑張りましたね✨
そして
退院おめでとう


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5月30日 術後1日め

2024年09月29日 | 日記
「朝が来たね。
よく頑張りました。
あとは日に日に良くなるばかりだから無理せずにゆっくり行こうね。
何か飲みたい物はある?」と
ラインを送ると
「まだ気持ちが悪くて飲めそうにないからヨーグルトとかにしてほしい」と返信がきました。

13時からの面会で病室に入ると
「やぁ」と言うように
看護師クンが右手を上げました。

昨日より顔色も良く
落ち着いていましたが
まだ吐気があって食事は
食べられなかった様子でした。

担当看護師さんが来て
創処置をするとの事なので
病室を出てラウンジに行くと
お隣の奥さんとそのお母様と思われる方がいらしたので
「昨日は騒がしくてすみませんでした」と挨拶をしました。

お隣のご主人はドナーになり
息子さんに腎臓を移植する
腎移植手術を今日受けているとの事でした。

はじめての手術だそうで
昨日手術室から戻った看護師クンの「痛い!痛い!」を聞いて
不安になった奥さんが
「そんなに痛いんですか?」と
思わず看護師さんに聞いたみたいで
不安にさせてしまって申し訳ないやら恥ずかしいやら。

「その後
看護師さんが入ってきてからは静かになりましたよね」と言われたので
「あれから直ぐに眠りました」と言い
3人でクスっと笑いました。

ご主人と看護師クンはドナーなのかな?と話しをしていたそうで
私がドナーで腎移植手術を7年前に
受けた事などをお話ししました。

お隣の息子さんは
透析を挟んでの腎移植手術だそうで
腎臓病になった時の話や
透析になった事
移植を決めた経緯などを
話してくださいました。

私にも重なる部分があって
話をしながら3人の目には
涙がいっぱいでした。

腎移植手術は
透析からも離脱できるし
通常の生活もできるようになる
希望の手術なので
家族全員で乗り越えてほしいと
思いました。

看護師さんが呼びにきてくれたので
病室に戻ると
看護師くんがウトウトと
眠っていました。

時折看護師クンが目を開けて
「ごめんね」と言いました。

私が来てるのに
眠っていて悪いと思ったようで
「気にしないで眠って」と
声をかけました。

無事に手術が終わった事
何度もお腹を切って
病室のベッドで眠っている息子の横で
いろいろな思いはあったけれど
吐気や痛みが落ち着いて
眠ってくれているので
隣で静かに本を読んで
病室での時間を過ごしました。

隣のご主人も
無事に手術が終わって
病室に帰ってきました。

看護師クンは
夕食もあまり食べられなかったけれど
1日1日良くなる事を信じて
病室を後にしました。



退院する日が
待ち遠しいね!



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5月29日手術当日

2024年09月23日 | 日記
「8時30分手術室入室予定なので
30分前には来て下さい」と
説明されていたので
朝の通勤ラッシュも考えて
朝6時30分に自宅を出発しました。

(今日が無事に終われば)という
思いがあり昨日に比べれば
気持ちは軽くなっていましたが
それでも食欲がなく朝も食べられませんでした。

途中カリメロの家の前を通るのですが
ちょうど通学時間帯で
(もしかしたら会えるかな~)と
思いながら外を見ていたら
ユウキが
「あの歩いている子達カリメロの子じゃない?」と言いました。

歩道で手を繋いで
ニコニコと歩いていた2人に
「ゆうちゃ〜ん!おうちゃ〜ん!」と
声をかけると2人は戻って来てくれて
「ししょーどうしたの?」
「今日看護師クンの手術なんだ」と
話ていると
家の中から「師匠〜!」と
カリメロも手を振りながら
出てきてくれました。

ちょうど赤信号での
思いがけない嬉しいやり取りで
私の気持ちも明るくなりました。

病室に入ると
手術着に着替えていた
看護師クンと
「おはよう。眠れた?」などと
言葉を交わし
ユウキと拳を合わせて
看護師クンは手術室に向かいました。

病室に戻る時間が
13時頃と聞いていたので
スタバに行き
私はコーヒーをユウキは朝食を
食べました。

「おかんも少し食べなよ」と
ユウキが半分にしてくれた
パンを食べながら
本を読み日記を書き
そして
手術が無事に終わりますようにと
祈りました。



本を一冊読み終えて
待ち時間車で
資格試験の勉強をしているユウキに
先に病室に戻っている事を伝え
私は病棟に行きました。

腎移植手術の時は
私も一緒に手術を受けていましたから
こんなソワソワしたり
しなかったのですが。

何をしていても
落ち着かないのです。

12時40分
手術が無事に終わり
看護師クンがストレッチャーで
部屋に戻ってきました。

移動が落ち着くまで
ラウンジで待ち
呼ばれてから病室に入り
「終わったよ。良く頑張ったね」と
声をかけると
看護師クンは
「うん」とうなづきました。

それからだんだん麻酔が醒めてくると
痛みも感じ出して
「痛い!」「痛い!」
「もうヤだ!」「もう無理」を
繰り返す看護師クンに
「痛いね痛いね」
「良く頑張ったね」と声をかけました。

今は術後直ぐに自室に戻り
各病棟の疼痛緩和チームが
術後のケアをしてくれます。

細かく観察してくれて
痛み止めを追加してくれました。

看護師クンが
酸素マスクを嫌がって外してしまい
頻回にアラームがなるので
鼻カテーテルに変更しようかと
相談していると
鼻からは嫌だった様でそれまで
外していたマスクを自分で口に
付けていました。

それを見て
担当の看護師さんと2人
クスッと笑ってしまいました。

教授も来てくださって
無事に手術が終わった事を
説明してくださいました。

ホッとしましたが
少しでも長く付いていたいと思い
面会時間ギリギリまで
看護師クンの隣にいました。

夜になって
夜勤の看護師さんにお願いをしてから
I医大をでました。

資格試験が近いユウキは
少しでも早く帰りたかっただろうに
何も言わずに待っていてくれました。

手術当日の夜は
痛みと麻酔による吐気等で
本当に辛いものですが
今日を越えれば1日1日と
良くなるばかりなので
ホッと一安心でした。

看護師クン
本当にお疲れ様でした✨


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5月28日入院の日

2024年06月16日 | 日記
入院セットの用意なんて
慣れない方が良いのだけれど
プラスチックのカゴに
シャンプーやボディーソープ、
ハブラシなどの
洗面用品を入れておくと
そのまま病室に置いておけるし
使う時にはそのままシャワー室へ
持ち運べて濡れてもいいし
とっても便利だったので
今回もカゴに入れて準備しました。



朝、
大きなバッグやペットボトルなどの
重い荷物はユウキが先に
車に運んでくれていて、
入浴を済ませた看護師クンも
車に乗り込みました。

私は
「息子を守って下さい」と
神棚に手を合わせながら
私達が腎移植手術をした時、
ばぁちゃんが用意してくれた物には
お線香のにおいがした事を
思い出していました。

車に乗ってからも
気持ちが沈んで黙り込む私に
ユウキが途中のコンビニで
コーヒーを買ってくれました。

I医大の入院受付で
順番を待っている時
「限度額認定証持ってきてくれた?」と看護師クンに聞かれ
頭が真っ白になった私…

全く預かった覚えがないのです。

「封筒サイズだった?」
「A4の紙」
そんな大きな物渡された?

「昨日言ってくれれば良かったのに」
「おかーさんにデパートに買い物行く前に渡したよ」

そんなやり取りをしていたら
ユウキが一言
「昨日一晩あったのに2人して確認してないのが悪い!」

全くその通りです

自分でも
どうしてしまったのかと思う程
ヌケてました。

手続きの時に
忘れてしまった事を話し
明日提出する事にして
病棟に行って病室に入りました。

担当看護師さんから
今日の予定の説明を聞き
面会許可書の申請手続き、
先生から明日の手術の説明を受け
ました。

腹腔鏡視下手術で左腎臓を摘除する。
同じ腹腔鏡下でも
ドナーと違う所は
ドナーの腎臓は移植するため
傷を付けず摘出するので
傷も大きく
筋肉も大きめに割くそうで
そのため
術後の痛みはドナーの方が
強いとの事でした。

今回の場合は
既に機能していない腎臓で
萎んできているので
そのまま摘除するとの事。

一通り先生の詳しい説明が終わり
承諾書などへの記入が済んで
お昼ごはんが配膳される
時間になったので
ユウキと私は帰る事にしました。

エレベーターの前で
少しさみしそうに手を振る
看護師クンと「明日来るね」と
言って別れました。

帰り道
ユウキとお昼を食べていても
私は限度額認定証の事を考えて
ソワソワ

家に帰ってから
あちこちさがしたけど見つからなくて

リビングのサイドボード
寝室の引き出し
新聞入れなど
全部ひっくり返してみたけど
見つからない!

看護師クンに電話をして
電話で話しながら
受け取った時の状況を聞くと
💡もしかして!?

ありました!
神棚に大切に置いてありました。

封筒のまま置いてあって
開くとA4サイズ。

電話口で
看護師クンが「よかった〜」
私は「ごめん〜」と。

忘れないうちに
明日持って行くバッグに入れました。

いつの間にか気持ちも明るくなって
やる気も出てきました。

明日が無事に終われば
大丈夫だよね✨

そう思いながら
ひっくり返した引き出しの中身を
片付けました。

続きます


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